これから『一眼レフ』を購入したいと考えている人はどの一眼レフがいいのか悩んでしまうものです。性能はよくても初心者には操作が難しかったり機能を使いこなせない場合があるので、最初は初心者向けの一眼レフからはじめるのがベスト。
そこで今回はかんたんな操作の『一眼レフ』をおすすめしていきたいと思います。まずは一眼レフの基礎知識とおすすめの選び方を把握しましょう。その後編集部がおすすめする10個の一眼レフをランキング形式でご紹介。初めてでもキレイな写真が撮れる初心者向けの一眼レフを手に入れましょう。
そもそも一眼レフとは
スマホのカメラが高画質化していくなかでも人気の高い一眼レフ。その一番の魅力は『レンズ交換ができる』というところです。望遠レンズやマクロレンズ・魚眼レンズといったたくさんの種類のレンズを交換することによって、スマホのカメラでは表現できないクオリティの高い写真が撮れます。
一眼レフはピント調節や光の取り込みといったマニュアル操作が必要で、上級者向けのカメラというイメージもありますよね。しかし今は各メーカーから初心者でもかんたんな操作でキレイな写真が撮れるカメラがたくさん販売されており、一眼レフをはじめるハードルは低くなっています。
一眼レフとミラーレス一眼との違いは
一眼レフには通常の『一眼レフ』と『ミラーレス一眼』の2種類があります。この違いはカメラ内部にある写真を撮るための鏡があるかないかの差。レンズがとらえた光(映像)を映し出す鏡があるのが一眼レフ、鏡の代わりに『電子ビューアー』という機器が入れられています。
レンズがとらえた映像を鏡でそのまま映し出すのが一眼レフ、レンズからの映像をデータ化して映し出すのがミラーレス一眼です。しかし『この違いにどんな意味があるの?』と思われる人も少なくないはず。それでは以下でさらに詳しくみていきましょう。
サイズ
一番レフよりもミラーレス一眼のほうがコンパクトに設計されていますが、これは内部にミラーがあるか無いかの違いです。サイズが小さいぶん持ち歩きや手持ち撮影がしやすいミラーレスはデザイン性も高く、女性からの人気が高い傾向にあります。
一方の一眼レフはサイズが大きいですが握りやすいグリップや大きくて操作しやすいボタンがメリット。モデルによって防塵・防滴機能といった過酷な環境下での撮影ができるといった特徴ももっているのです。
ミラーの有無
鏡が付いている一眼レフは鏡に写したそのままの映像を撮るため、シャッター速度が早いのが特徴。『ここだ!』という瞬間にすぐシャッターを切ることができます。
鏡のないミラーレスは電子ビューアーに映し出すまでの時間があり、シャッターを切れるまでの時間に多少の遅れが生じるところが大きな違い。しかし撮りたいシーンを液晶モニターで確認しながら撮影できるのがメリットで、ピントのずれやボケの具合をみてからシャッターを切れるという初心者にうれしい面があるのです。
画質
スマホのカメラの画質もかなりよいですが、一眼レフにはかないません。それは一眼レフには『イメージセンサー』という画像を読み込むセンサーのサイズがスマホよりも大きいからです。
このセンサーのサイズが一眼レフは『APS-Cサイズ』や『フルサイズ』といった大きめのものが基本。一方のミラーレス一眼は小型のものから大型のものまでモデルによって差が大きいですが、今ではミラーレス一眼でも大きなセンサーを搭載するモデルが多く販売されています。
交換レンズのラインナップ
一眼レフもミラーレス一眼もたくさんの交換レンズが販売されていますが、より種類が多いのは一眼レフ。選択肢がとても多いので撮りたいシーンに合わせてレンズを変えれば、動く被写体も接近した被写体もキレイに撮影できます。レンズ交換を楽しみたいなら一眼レフがおすすめです。
ミラーレス一眼はコンパクトなサイズが特徴なので、レンズのラインナップは一眼レフと比べると少なめ。しかし基本的な交換レンズは販売されているためレンズの少なさに困ることはないでしょう。
初心者向け一眼レフのおすすめポイント
レンズのラインナップが豊富
交換できるレンズのラインナップが豊富な一眼レフは初心者におすすめ。たくさんありすぎて迷ってしまいそうですが、たくさんの選択肢のなかから選べるので撮りたいシーンに合わせた購入ができます。
運動会やスポーツには望遠レンズ、花や昆虫の撮影にはマクロレンズ、個性的な写真を撮りたいなら魚眼レンズといった交換レンズを持っていれば写真の楽しみも倍増!一眼レフの醍醐味であるレンズ交換を思う存分楽しめます。
バッテリーのもちがよい
ついつい夢中になって写真を撮っていたらバッテリーが無くなっていた…そんな失敗が何度も起きるとカメラ熱も冷めてしまいますよね。初心者には比較的バッテリーのもちがよい一眼レフがおすすめです。
ミラーレス一眼はミラーの代わりに液晶モニターを搭載しているため、バッテリーのもちは一眼レフに比べると短めになります。しかし最近のミラーレス一眼もバッテリーのもちがよくなっているので、気になるモデルどうしで比べてみましょう。
初心者向け一眼レフのおすすめの選び方
サイズで選ぶ
一眼レフは構造上デジカメよりもサイズが大きくて重くなりがち。使い慣れたスマホやデジカメから買い替えた場合はかなり重いと感じると思います。片手で本体とシャッターを持ちもう片方の手でレンズを支える体制が続くということです。
一眼レフの操作やサイズ感に慣れていないのに大きなモデルを購入すると、手が疲れたり肩こりが発生したりといった体調にも変化が出ることがあります。一眼レフの撮影に慣れていない初心者は小型のモデルを選びましょう。
最新のカメラを選ぶ
初心者はなるべく新しい一眼レフを選ぶのがおすすめ。それは新しくなればなるほど操作性がよくなるからです。さらにサイズも新型はコンパクトになっていたり、グリップが握りやすくなっていたりと使い勝手にも差があります。
最新と型落ちの一眼レフは家電量販店などで比べてみましょう。型落ちモデルよりも価格は高くなりますが、使い勝手がよいのは初心者にとって最大のメリット。2015年以降に発売されたモデルならメーカーの最新技術が初めての写真撮影をサポートしてくれますよ。
操作性で選ぶ
プロや愛好家が使うイメージの一眼レフは初心者にとって『自分にもできるかな?』と心配になるもの。かんたんな操作でキレイな写真が撮れる初心者向けのシリーズが各メーカーから発売されています。
液晶モニターをタッチして操作するものをはじめ、明るさや背景のボケ具合を自動で調節してくれるものなど、初心者に優しい機能が多数搭載されているモデルはたくさん!カメラの知識が少なくてもクオリティの高い写真が撮影できるので操作性のよさは重要です。
撮影シーンで選ぶ
まずは自身がどんなシーンでどんな写真を撮りたいのかをイメージしてみましょう。運動会で動く子どもの写真を撮りたい・星空を撮りたい・動画を撮りたいなどのシーンによって被写体との距離も動きもさまざまです。
初心者向けのカメラといっても得意や分野がそれぞれ違います。メインで撮りたいシーンや被写体を把握しておけばカメラの選択肢も絞られてくるもの。まずは少なくてもいいのでメインに撮りたいものを把握して、慣れてきたら撮るものを増やしてみてくださいね。