プロゲーマーが長時間座ってゲームをプレイできるように開発された『ゲーミングチェア』。長時間の座った作業に向いていることからデスクワークや勉強用に買う人も増えています。
この記事ではそんなゲーミングチェアの特徴やメリット・デメリット、編集部厳選のおすすめ商品をご紹介します。
ゲーミングチェアとは
『ゲーミングチェア』とはその名のとおり、プロゲーマーたちが長時間座った状態で練習できるように開発されたものです。身体がすっぽりと埋まるようなデザインが多く、ヘッドレストやひじ掛けなど長時間座っても疲れにくいように設計されています。
また足元を支えるためのオットマンが装着できたり、休憩しやすいようにリクライニングできたりするのも大きな特徴です。
ゲーミングチェアとデスクチェアの違い
背もたれの構造の違い
普段よく目にする椅子のほとんどは『デスクチェア』です。
デスクチェアでは腰や背中までの背もたれが一般的ですが、ゲーミングチェアは背中から頭まで支えられる大きな背もたれがあり、自然な体勢でディスプレイを長時間見続けるために最適なデザインとなっています。
またデスクチェアは座面の下部分に背もたれがネジで固定されているものが多く、体重をかけ続けることでネジが緩んでしまいます。しかしゲーミングチェアは座面部分が背もたれ部分に食い込むように固定されているため、体重をかけていてもネジが緩みません。
リクライニングが可能かどうか
背もたれを倒せるデスクチェアもありますが、90°~110°程度後ろに倒れる程度の機能しかありません。
しかしゲーミングチェアはリクライニングできるものがほとんど。150°~175°までリクライニングできるモデルが多く、作業の合間に仮眠休憩もできます。
また身体を横にしたままゲームする人向けに180°までリクライニングできるモデルもあり、リラックスした状態でゲームをプレイしたい人におすすめです。
デザイン性の違い
デスクチェアはオフィスになじむようにデザインされているものが多いため、黒や白、ブラウンなどの色で落ち着いたデザインが多いです。一方ゲーミングチェアはプロゲーマーが使うことが前提で作られているからか、蛍光色で彩られ見た目が派手なタイプが多いです。
おすすめのゲーミングチェアの選び方
素材で選ぶ
ゲーミングチェアは主にファブリックとレザーや合成皮革を使用しているものがほとんどです。
『ファブリック生地』は通気性がよいため汗をかいてもべたつきにくく長時間座っていて快適ですが、見た目にやや安っぽさがでてしまい、耐久性もレザーに比べると劣ります。
一方で『レザー』は通気性が低く蒸れやすいですが、耐久性とメンテナンスのしやすさで人気があります。
リクライニングの角度で選ぶ
先ほど述べたようにゲーミングチェアのリクライニング角度は150°~175°が多く、中には180°まで倒せるものもあります。寝たまま作業したい人やその場で仮眠したい方は180°まで倒せる方がよいでしょう。もちろん安定性も考えられて作られているので、180°まで倒しても後ろにひっくり返ることはありません。
ただし最大限リクライニングする際には、後ろのスペースを確保する必要があるので注意しましょう。
肘置きと足置きは調整できるかで選ぶ
肘置きの調節ができるのとできないのとでは疲れにくさが全く異なります。上下のみ調節ができるものから上下左右前後にまで調節できるモデルもあるので、肘置きを調節して使用したい方はよく確認しましょう。
また足置きには格納できるタイプとできないタイプがあります。集中して作業したいときに足元に何もない方がよいという方は、足置きを格納できるタイプがおすすめです。
おすすめなゲーミングチェアブランド
AKRacing (エーケーレーシング)
世界的なゲーミングチェアブランドとして知られている『AKRacing』。レージングカーのシート分野で活躍していることもあり品質の高さには定評があります。人間工学にもとづいて細部にわたり設計の最適化が行われているため、疲労軽減効果もありつつ上質な座り心地を実現しています。
AKRacingにはゲーミングチェアだけでなく、オフィス使用に向いている製品ラインナップもあるので、長時間仕事をしたり勉強したりする人にもおすすめです。さらに床に座って作業する人が多い日本人の声にこたえて、床面で使用するタイプの製品を取り扱っています。
価格帯としてはゲーミングチェアが4万円~6万円台、デスクチェアが6万円台、床面のものが4万円台の商品が多いです。
DXRACER (デラックスレーサー)
上記のAKRacingと並ぶゲーミングチェアの有名ブランドとして知られる『DXRACER』。レーシングカーのシートの製造で得た技術を応用し、フィードバックと改良を重ねて高品質なゲーミングチェアを開発しています。
世界中で展開されているのでサイズが豊富で、小柄な女性向けのサイズから大柄な男性向けのサイズまで幅広く取り扱っています。自分に合ったサイズがなかなか見つからないという方におすすめです。
価格帯としてはゲーミングチェアが2万円~6万円台、小柄な方向きが2万円台、大柄な方向きが5万円台となります。
E-WIN(イーウィン)
中国を拠点にアメリカやヨーロッパにも展開しているブランド。他のブランドに比べリーズナブルな価格に設定されています。一般的なゲーミングチェアよりも手が届きやすい価格帯なので、それほど予算がない方におすすめです。