皆さんは『サウンドバー』をご存じですか。主に薄型テレビと併用して使われるのですが、サウンドバーを使うと通常の何倍よりも綺麗な音質を楽しめます。
今回の記事は『サウンドバー』の種類や選び方、おすすめのサウンドバー10選を紹介します。薄型テレビのサウンドがイマイチ物足りないと感じている方は、ぜひ参考にしてください。
サウンドバーとは
サウンドバーとは薄型テレビの下や壁に掛けて使う、高性能なオーディオ機器のことです。製品のタイプはお手軽にホームシアターを実現できるものから、4K高解像度の音質を表現するものまで多種多様です。また重低音のみを出すサブウーファーなどと併用すると更に深い音響も楽しめます。
ホームシアターシステムとの違いは
ホームシアターシステムも同じように、棒状のスピーカーです。しかしサウンドバーとは少し違います。ホームシアターシステムは1つのスピーカーだけでなく、複数のスピーカーを部屋の中に配置しなくてはいけません。
一方サウンドバーは、基本的に1つのスピーカーのみで使用できます。なのでサウンドバーはホームシアターシステムとは違って、スペースも取らず設置も簡単です。
サウンドバーのおすすめの選び方
サイズで選ぶ
基本的にサウンドバーは薄型テレビの前に置きます。そのためサイズ選びは重要です。たとえばテレビよりも長いと、全体のバランスに違和感が出てしまいます。基本的にはテレビよりも幅が小さめのモデルがおすすめです。
一方サブウーファーがついている2ユニット型のサウンドバーは、数ヶ所の置き場所が必要になります。そのためお部屋やテレビ周りのサイズによって、サウンドバーもきちんと選ぶのがおすすめです。
サブウーファーの有無で選ぶ
サブウーファーは100Hz以下の超低音域のみを再生するスピーカーです。映画館のように音の重量感や立体感を表現してくれるので、薄型テレビ特有の薄っぺらい音を改善してくれます。迫力のある音響を楽しみたい方にはサブウーファーつきがおすすめです。
またサブウーファーはコード接続がなく、無線で繋げるモデルもあります。そのため複数のスピーカーを配置してもスッキリ見せられます。重量感が苦手な方や見た目がシンプルな方が良いという方は、通常のワンボディ型がおすすめです。
音質・サラウンドシステムで選ぶ
サウンドバーは奥行きと立体感のある音が表現できる『サラウンド・サウンド』に特化したスピーカーです。この奥行き感や音の質、サウンドシステムは『ch (チャンネル)』によって変わります。
たとえば『2.1ch』はテレビの前に置く2つのスピーカーと、もう1つのサブウーファーで音を出力するタイプで、標準的な音響レベルです。『5.1ch』はさらにスピーカーの本数が多く、5個のスピーカーとサブウーファーで音を出力するため、臨場感の強い本格的な音響になります。このようにchによって音質やサウンドシステムが変わるのです。
接続方法で選ぶ
有線接続
サウンドバーの接続は、基本的にHDMI端子を使います。HDMI端子はデジタルでサウンド出力をするので、フルHDや4Kの高音質も綺麗なまま伝わります。
4Kテレビ接続時にチューナーやプレーヤーを使用したい方は、サウンドバーの対応規格をチェックしておきましょう。
Bluetooth
Bluetoothで接続可能なサウンドバーも販売されています。Bluetoothで接続できれば、パソコンやスマホで動画を視聴する時や、音楽を聴くときに使えるのでおすすめです。
それだけでなくBluetoothは端子などのケーブルも必要なく、ワイヤレスで使えるので、手間を取らず快適です。
対応フォーマットで選ぶ
ARC対応
『ARC対応』は、テレビのリモコンでサウンドバーの音量調節や電源のオンオフができる便利な機能。ARCが未対応の場合は、別々のリモコンを使う必要があります。
「1つのリモコンで調節したい」「別々に調節するのが面倒」という方は、必ず『ARC対応』の製品を選びましょう。
4Kパススルー
『4Kパススルー』は4K映像から出る信号をテレビへ通すHDMI端子のことです。サウンドバーを通してHDDからテレビへ出力する時に、4Kパススルー未対応だと高画質が楽しめないだけでなく、高音質も届きません。
なのでどちらも楽しみたい方は『4Kパススルー』がおすすめです。
価格で選ぶ
サウンドバーを選ぶ時は『価格』も大事。「安くて使える製品であれば良い」という方も多いと思いますが、オーディオ機器は低価格で購入すると音質の劣りなどが気になって後悔しがちなので注意が必要です。
サウンドバーを購入する時は、欲しい機能や性能と、それに見合った値段の製品を選びましょう。
サウンドバーのおすすめのメーカー
YAMAHA
『YAMAHA』は、オーディオ機器の開発に昔から力を注いでいるメーカー。たとえば劇場のような立体的な音場を表現する『シネマDSP』や、オーディオサイズ以上の重低音が再生可能な『A-YSTⅡ方式』など独自の技術を開発しています。映画館や劇場にいるような音響を楽しみたい方におすすめです。
Bose
『Bose』はアメリカの有名な音響機器メーカーです。Boseのスピーカーは独自の低音再生技術が使われており、サウンドバーも同じような性質を持っています。またコンパクトサイズの製品が多いのも特徴です。
SONY
『SONY』はオーディオ機器の開発を長年行っており、高い技術力で多くの人から人気を得ているメーカーです。サウンドバーには独自開発の技術を使っており、通常の音質を高解像度の音質に変える製品も生み出しています。またBluetoothでも音を劣化させることなく伝えるモデルも開発しています。
サウンドバーのおすすめ設置場所
テレビボードの上
サウンドバーの置き場所で一番代表的なのが『テレビボードの上』です。テレビボードの上だと、テレビとセットで置けるので見た目もスッキリします。また工具を使って固定する必要もありません。
そのほかにも中心に置けば、音を正面から気持ちよく聴けるメリットも。サウンドを更によくしたい場合は、サウンドバーの下に防振材など置くのをおすすめします。
壁に掛ける
サウンドバーの製品の中には壁掛けができるタイプもあります。壁掛けテレビとセットで設置する場合が多いです。この場合、壁掛けパーツや壁への取り付けが必要です。
基本的にはテレビの下に取り付けて使用します。下に十分なスペースがない場合は、上に取り付けましょう。