『パジャマ』を着ない・普段着で寝ている・楽な格好ならこだわりがない、という人は多いでしょう。わざわざパジャマを買って着る人は少なくなっているかもしれません。しかしリラックスして上質な睡眠を得るためには、パジャマが重要な役割をもっています。快適な睡眠には、寝るために作られたパジャマを着て寝ることがおすすめです。
この記事では、楽なだけではない、寝るために作られた・睡眠のことを1番に考えたパジャマをご紹介します。自分にぴったりのパジャマの選び方も解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもパジャマとは
『パジャマ』は眠るときに着用するものですが、普段着のTシャツやスウェットなど、楽なルームウェアでそのまま寝てしまうことも多いでしょう。楽な服ならパジャマでなくともよいと思われがちですが、実はパジャマは上質な睡眠には欠かせません。
パジャマは寝るためだけに作られた服なので、寝返りや寝ているときの体温調節など、寝ているときの人にとって心地よい作りになっています。上質な睡眠は起きているときのパフォーマンスを上げるので、ぜひパジャマにこだわることをおすすめします。
パジャマを着ない人は増加傾向に
寝るときはパジャマではなく、安く購入できるスウェットや学生時代のジャージを着用している、なんて人は多いのではないでしょうか。スウェットやジャージは着ていて楽なので、パジャマ代わりとしても活用できそうです。最近ではおしゃれなルームウェアも多く、パジャマを着て寝る人は少数派になっているのかもしれません。
しかしルームウェアとパジャマでは、用途がまったく異なります。ルームウェアやスウェットは、起きている時間をリラックスして過ごすための服で、パジャマは快適で上質な睡眠を得るための服。秋冬用でも薄いのがパジャマの特徴ですが、適度に放熱することでより安定した眠りを得ることができます。
上質な睡眠にはパジャマがおすすめ
ルームウェアやスウェットは楽ですが、眠るときは少し締め付けがあり、寝るときに適した服とは言えません。寝返りをうち、リラックスして寝るためには、睡眠のために作られたパジャマを着ることがベストです。
パジャマで大切なのは、寝返りの動きを邪魔しないこと・適切な温度・心地よい感触の生地です。ストレスなく寝返りをうてる・夏は涼しく冬は暖かい・着ていて気持ちのよい素材の生地、この3つが揃うことで、よりよい睡眠を得ることができます。
おすすめのパジャマの選び方
パジャマ素材で選ぶ
パジャマにおすすめの素材を5つ厳選しました。どれもパジャマ素材としてはメジャーで、パジャマに向いている生地なので、睡眠の質を上げられると思います。どれもおすすめの素材ですが、お好みの素材は人それぞれですので、ぜひ比較してみてください。
オーガニックコットンパジャマ
『オーガニックコットン』は、化学繊維をなるべく使わず自然由来の天然素材にこだわった生地です。通気性が良く、優しく肌を包んでくれるナチュラルな素材で、体への負荷をなるべく減らしています。
天然素材にこだわりのある人や、敏感肌の人にとってもおすすめです。もちろん赤ちゃんや子供にも安心して使用できるので、家族で揃えてもよいかもしれませんね。
綿100%パジャマ
『綿』素材は、通気性・吸水性に優れ、湿気や寝ているときの発汗などを上手に処理してくれるので、パジャマの素材として優秀です。柔らかく肌触りが優しいのも特徴で、着心地がよい素材なので気持ちよく眠れます。
洗濯での汚れ落ちも優れている上、丈夫なので毎日洗っても長持ちするのが嬉しいポイントでしょう。
フランネルパジャマ
ネルシャツで使われる『フランネル』は、冬におすすめのパジャマ生地です。表面が起毛加工されているので、保温性・保湿性に優れているのが、寒い冬にぴったりな理由です。
寝心地と触り心地は抜群と言えます。特に着心地にこだわった縫い目のないフランネルパジャマは、眠りの妨げを減らせるので、ストレスのない睡眠を得られます。
ガーゼパジャマ
『ガーゼ』は目を粗く織った生地のことで、蒸れにくく通気性と吸水性に優れているので、パジャマにぴったりの素材です。洗濯することでさらに柔らかくなるのはガーゼの特徴で、ベビー用品としても人気を集めています。
汗を素早く吸水し乾きも早いため夏にぴったりの素材ですが、ガーゼを重ねた『ダブルガーゼ』『トリプルガーゼ』は、通気性と吸水性を保ちつつ暖かさも兼ね揃え、秋冬でもおすすめのパジャマ素材です。
シルクパジャマ
人の肌成分に近いタンパク質由来の『シルク』は、その抜群の触り心地が1番の特徴です。吸湿性・吸水性・発汗性に優れ、パジャマとしては上級の素材といえるでしょう。
シルクのデメリットは手入れに手間がかかることです。デリケートな素材のため、洗濯は手洗いが基本になります。毎日着て毎日洗いたいパジャマとしては、少し扱いが難しい素材です。
パジャマのタイプで選ぶ
素材と共に注目したいのはパジャマのタイプです。眠るときも大切ですが、どのタイプのパジャマが1番ストレスなく脱衣できるのかも重要です。着やすさ、脱ぎやすさにもこだわってみましょう。
前開きタイプ
前をボタンで止める『前開きタイプ』は、脱ぎ着しやすいのがポイントです。頭を通さないので、メガネをかけていても外す必要はありません。パジャマのままメイクしたり、髪をセットしたりしても、気にせず脱ぎ着できるので、忙しい朝の味方と言えるでしょう。
おしゃれなボタンが特徴になることもありますが、うつ伏せのときにボタンが気になることがあるかもしれません。ボタンに違和感を抱くようなら、前開きタイプは避けましょう。
かぶりタイプ
前途したように、ボタンが気になる人や、余計な装飾がないパジャマが欲しい場合は、『かぶりタイプ』のパジャマがおすすめです。スウェットやTシャツで寝ていた人には、かぶりタイプのパジャマの方が違和感なく着ることができるかもしれません。デザインによっては、そのまま近所を外出できるので、リラックスできる部屋着としても使えます。
半開きタイプ
前開きタイプとかぶりタイプのいいとこ取りをしたのが、『半開きタイプ』のパジャマです。首元にはボタンが付いていて脱ぎ着は頭が引っかかることなく楽ですが、かぶりタイプがいい人におすすめのタイプです。ワンピースタイプに多いデザインで、裾が長くお尻まですっぽり隠れるのも特徴と言えます。何度も寝返りをうっても、お腹が出て冷える心配がありません。