キャンプやアウトドア初心者におすすめなのが『ワンタッチテント』。設営や撤収が簡単なので初心者からの人気が高く、キャンプやピクニック、ビーチなどで活躍してくれます。
とはいえ一口にワンタッチテントといっても、商品の種類は実にさまざま。今回はワンタッチテントに関する基本情報や選び方を丁寧に解説していきます。おすすめの商品もランキング形式でご紹介しますので、ワンタッチテントの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
ワンタッチテントの特徴
『ワンタッチテント』とは設営や撤収が簡単で、初心者でも気軽に使えるテントです。
一般的なテントは骨組みに当たるフレームと本体は分離されているので、ポールを通して組み立てる必要がありますが、一方でワンタッチテントの場合はすでに組み立てられた状態を折りたたんで収納されています。
あらかじめ組み立てられているテントを開くだけなので、まるで傘を開くのと同じような感覚で完了できます。
ワンタッチテントのメリット
テント初心者でも安心
簡易テントとも呼ばれる、ワンタッチテントはアウトドア初心者の味方です。一般的にテントの設営や撤収は難しく、慣れるまで時間がかかりますが、ワンタッチテントであれば特別な知識もいらず、力がない女性も安心です。
家族連れで出かけている時にも、子供から目を離さず組み立てることができます。
持ち運びが楽にできる
通常のテントでは組み立て用のポールが何本も必要ですが、ワンタッチテントではポールがすでに装着されています。そのため持ち運ぶのは折りたたまれたワンタッチテントの収納袋のみです。
持ち運びを楽にしたい人におすすめ。
価格が安い
1番大きなメリットは価格が安い点です。ワンタッチテントは安ければ4千円程度で手に入ります。テントにあまりお金をかけれない人におすすめ。
使用目的で選べる
ワンタッチテントを使用する目的は人それぞれでしょう。目的に応じて最適なワンタッチテントは異なります。
たとえばピクニックやビーチなどで日影が欲しい時は、持ち運びが簡単なポップアップ式のワンタッチテントがおすすめです。ポップアップ式は収納ケースから取り出すだけで、立ちあがってくれる優れもの。
またちょっとした着替えスペースが欲しい時には、着替え用ワンタッチテントがおすすめ。収納スペースを取ることなく保管できるのがポイントです。
設営時間が短時間で済む
ワンタッチテントは設営時間が非常に短いです。早ければ2秒で設営が完了してしまうテントも。組み立てが苦手な人にはぴったりのテントと言えるでしょう。
機能もしっかりしている
防水・遮熱・遮光などの機能が充実しているワンタッチテントも多くあります。中には換気窓がついているものも。
テント内の環境は多くの人が重視すべき点です。自分が重視する機能が搭載されているか確認しましょう。
ワンタッチテントのデメリット
部品が破損した場合が大変
テントに必要なポールやカバーなどがすべて一体になっているので、破損した場合は修理を依頼するか買い替える必要があります。
部品が1つでも破損すれば使用できない恐れがあるので慎重に使うべきでしょう。
結露に注意
テントの種類はシングルウォール・ダブルウォールの2タイプです。シングルウォールの場合、テント内で結露が発生すしやすいデメリットがあります。
結露の発生原因は、テント内と外気との温度の差です。外の温度との差によって、テント内の温かく湿った空気が結露になります。
耐久性や耐水に注意
ワンタッチテントは価格が安いものだと、防水性・耐久性が高くない傾向があります。使い続けることでテント内に雨が染み、生地の劣化が進んでいってしまうのです。
長期間の使用を考えるのであれば、購入する時に使用頻度や耐久性・防水性にも目を向けましょう。
おすすめのワンタッチテントの選び方
種類で選ぶ
ポップアップタイプ
収納袋からテントを出すだけの『ポップアップタイプ』は設営が非常に簡単。
ばねのような特質を持っているので撤収時に折りたたむときは慣れが必要です。
ワンタッチタイプ
カサのように開ける『ワンタッチタイプ』は高強度で居住性抜群なのが特徴です。
アウトドア初心者や女性にも楽に設営できます。
使用する人数で選ぶ
ワンタッチテントを選ぶときに重要なのが使用人数やシーンを明確にすることです。使用人数やシーンを具体的に想定しておくことで、理想のサイズや機能がはっきりします。
収納サイズや重さで選ぶ
ワンタッチテントを購入する時は収納サイズや重量も見落としてはいけません。ポップアップタイプとワンタッチタイプでは、それぞれ計上や重量が違います。
ポップアップタイプは円形の収納袋に入れるものがほとんどで、肩にかけて持ち運べるのが魅力です。ワンタッチタイプは縦型の収納袋で、車・バイクなどでの移動が適しています。
おすすめのワンタッチテントのメーカー
Coleman (コールマン)
1990年にアメリカで設立された老舗のアウトドア用品メーカー『Coleman』。キャンプ用テントをはじめ、さまざまなアウトドア用品を製作しています。日本でも人気のメーカーなのでぜひチェックしてみてください。
MSR
『MSR』は1969年にアメリカで設立されたアウトドア用品メーカーです。テントは小型の物から大型用まで用意されています。デザイン性も高いのが魅力です。
HILLEBERG (ヒルバーグ)
1971年にアウトドア愛好家によって設立されたアウトドアメーカー『HILLEBERG』。価格は安くありませんが、どんな環境下でも使用できるテントが豊富です。丈夫なテントを探している人はチェックしてみてください。
おすすめのワンタッチテントの保管方法
メンテナンスのイロハ
保管する前には必ずメンテナンスを行いましょう。まず汚れをしっかりと落としてカビや臭いを防ぎます。ゴシゴシと水で洗うのではなく、防水生地用の洗剤で優しく汚れを落としてください。
頑固な汚れの場合には中性洗剤で対応できます。ペグや接合部など金属部分もしっかりと拭いてサビを防ぎましょう。
保管時に気をつけること
使用後はテントを干すことが必須です。キャンプやビーチから帰った後に、つい後回しにしてしまいがちです。
しかしテントは干さなければ、十分に乾燥しません。帰ったらすぐにテントを干すことを徹底しましょう。
保管場所にも注意が必要
保管する場所の湿度や温度が高ければ、カビ・サビの原因になります。直射日光が当たることがない、気温や湿度が比較的低い場所での保管を徹底してください。
敷地内にそのような場所がなければ、トランクルームを借りるのもおすすめ。倉庫業者が管理しているので、湿度や温度を調整してくれます。近年ではちょっとした小物を収納できるトランクルームも増えています。