地球の環境を守るための、リデュース(ごみを減らす)活動から誕生したのが『エコバッグ』。日々の買い物で無駄なレジ袋を削減する、環境にやさしい商品です。小さく折りたためば持ち運びもしやすいですよ。
今回は地球にやさしい『エコバッグ』の特徴や選び方、おすすめ商品などをくわしく紹介します。おしゃれなものから機能性が高いものまで、さまざまな商品がありますよ。自分に合ったお気に入りのエコバッグを見つけてください。
エコバッグとは
エコバッグとは環境を守るためのエコロジー活動に使うバッグのこと。スーパーやコンビニで消費されるレジ袋を削減するために生まれたアイテムです。レジ袋の代用として買い物袋に使用します。有料レジ袋のお店で買い物をすると袋代がかかりません。
コンパクトに収納できるものや、おしゃれなデザインのものなどラインナップも豊富です。機能や形状もさまざまな種類があり、ファッションとしても楽しめます。シーンに応じて賢く活用すると、大変便利です。
エコバッグのおすすめポイント
買い物で活躍
エコバッグのおもな目的は買ったものを入れること。買い物の目的に合わせてバッグを選ぶのが良い活用方法です。中身が見えないので買い物が終わっても人目が気になりません。レジ袋より耐久性があるため、袋が破けにくいのが良い点です。中身が散らばるのが避けられます。
とくにスーパーで食料品を買うときに大活躍。レジカゴに取り付けられるものならば、店員がレジを通す際にどんどん食料品を入れてくれます。レジ袋だと自分で全部入れ直さなければなりません。時間が短縮できる便利なアイテムです。
ゴミが出ない
エコバッグを使うとレジ袋のゴミが少なくなります。1年間で約300億枚が、ゴミになっているといわれています。限りある資源を無駄にしないために、なるべくレジ袋を断ってエコバッグを使いましょう。
無駄なレジ袋がないと自宅のゴミもかなり減ります。買い物のたびにレジ袋をどんどんもらってしまうと、収納スペースがいっぱいになってしまいます。そうなると結局使いきれず、ゴミとなってしまうのです。自宅の整理整頓にもエコバッグが役立ちますよ。
エコバッグのおすすめの選び方
種類で選ぶ
レジ袋型
携帯用としておすすめなのが『レジ袋型』です。小さく折りたためるので、バッグに入れて持ち歩けます。素材もナイロンやポリエステルが多いため重たくありません。汚れや水濡れにも強いので、雨の日の買い物に最適です。
リーズナブルな商品が多く、購入しやすいのも良い点。1つ買えばレジ袋代の元を取れます。100均でもかわいいデザインのものが売られていますよ。デメリットは素材が薄いため耐久性が弱いものが多いです。重いものを入れると破れるおそれがあります。
トートバッグ型
『トートバッグ型』のエコバッグは、重いものを持ち帰るときにおすすめです。手に提げるだけでなく、肩に掛けられるので持ち運びしやすいのが良い点。丈夫なキャンバス地で作られているため、破ける心配もありません。
デメリットは水や汚れに弱い点です。水気のあるものは水分が出ないように、しっかりとビニール袋に入れておきましょう。おしゃれなデザインのものが多く、サブバッグとしても活躍します。普段使いにも使えてとても便利ですよ。
カゴ型
『カゴ型』は大量の買い物をするときにぴったり。大きめなので、たくさんの荷物を収納できるからです。会計時にレジカゴへセットすれば、店員が袋に詰めてくれます。自分で入れる手間が省けるため時間も短縮できますよ。
大きめのサイズになるので、折りたたんでもコンパクトにならないのがデメリットです。しかしたくさんの量の買い物をする際には非常に便利。大容量で底の部分が広いため、食品がつぶれずに入ります。週に一度のまとめ買いなどにおすすめです。
リュック型
『リュック型』のエコバッグは背負って運ぶため両手が自由に使えます。レジカゴとリュックが合体した便利な商品もありますよ。ペットボトルやビールなど重いものの買い物に最適です。
レジカゴから外した後は口を閉めてそのまま背負うだけになります。両手が空くので、小さな子どもを連れての買い物も安全ですよ。手で持ち運ぶのが大変な高齢者の方にもぴったりです。しかし詰め過ぎると身体に負担がかかるので、重すぎない程度に抑えましょう。
容量で選ぶ
エコバッグを選ぶ際には、普段の買い物スタイルを考慮しましょう。エコバッグはさまざまな容量のものがあります。
外出の帰りにちょっとした買い物をするときがあります。そんな場合は小さめのものが1つあれば十分です。まとめ買いをするときは、大きめのものが複数あると一度で済みます。買い物の量に合わせて違う容量のエコバッグを、何種類か用意すると便利ですよ。
素材で選ぶ
エコバッグは素材もいろいろなものがあります。買い物の際は商品によって、素材を選ぶようにしましょう。靴下や日用品などはキャンバス生地のものでもかまいません。しかし生鮮食品など水気が多いものは、ポリエステル製や撥水加工された素材のものが最適です。
買い物をするシーンも重要なポイント。雨の日など天候が悪い場合は、ポリエステル製のものが汚れにくく便利です。散歩帰りの買い物には、コットン製のものはいかがでしょうか。おしゃれでかわいいデザインのものがたくさんありますよ。
保温・保冷機能で選ぶ
生鮮食品を買う場合には保温・保冷機能があるかをチェックしましょう。自宅からスーパーなどへの距離が遠い場合には重要な機能になります。とくに夏場は食材が傷みやすく、保冷機能があれば衛生面でも安全です。アイスクリームも溶けずに持ち帰れますよ。
保冷機能タイプの形状は内側がアルミシートで作られています。開口部にファスナーが備わり、保冷効果もバッチリです。保冷エコバッグは運動会やレジャーなど、お弁当を持っていくときにも活躍しますよ。
耐荷重で選ぶ
まとめ買いで大量の買い物をする方は、耐荷重の確認が必要です。大きめのサイズでも耐荷重が弱いと、バッグの底が抜けてしまう場合もあります。食料品はちょっと買うだけで重くなってしまうもの。耐荷重の表記をチェックしてから購入すると安心して使えます。
耐荷重が表記されていない場合は、素材で選ぶのもおすすめです。ナイロンなどは軽くて耐久性が高いですよ。通常15~20kg程度の重さに耐えられる商品が多くあります。コットンも丈夫で破れにくい素材です。ひんぱんに使う場合は劣化もしやすいため、耐荷重にはくれぐれも気をつけて選んでください。
デザインで選ぶ
買い物袋としてだけではなく、ファッションアイテムとしても楽しみたい方はデザインで選ぶのをおすすめします。サブバッグとしても持ち歩けるトートバッグなどはいかがでしょうか。花や動物の絵柄など、かわいいデザインのものもありますよ。楽しい気分で買い物できるのがメリットです。
折りたたみ時の持ち歩きやすさで選ぶ
常にエコバッグを持ち歩く方には、折りたたみやすいものがおすすめです。コンパクトに収納できるので、バッグに入れても邪魔になりません。普段持ち歩くバッグのサイズを確認してから購入しましょう。
折りたたんだときのサイズだけでなく、かんたんにたためるかも重要です。たたみ方が面倒なものだと、使用するたびにストレスが溜まります。丸めるだけのものなら、ラクにたためますよ。くるんでまとめられる商品も楽チンでおすすめです。
ブランドで選ぶ
人とひと味違うエコバッグが欲しい方は、人気ブランドの商品もチェックしましょう。プラダやグッチなどの高級ブランドから、カルディやアナスイなどのカジュアルブランドもありますよ。気軽に購入できるブランドも多いので、1つもっているとファッションアイテムとしても役立ちます。
ブランドものなら買い物するときも、おしゃれな気分を味わえますよ。友達とのショッピングなどにもぴったりです。ファッション性にこだわる方におすすめです。
エコバッグのおすすめメーカー
マーナ
マーナは東京都墨田区を本拠地とする生活雑貨メーカー。おしゃれで便利なキッチングッズやバスグッズなどを販売しています。生活のあらゆるシーンで楽しい気分になれる雑貨が人気。大容量なのにコンパクトにたためるシュパットシリーズが有名です。
ルートート
ルートートは日本にあるトートバッグの専門ブランドです。デザインが豊富でコラボ商品などを展開しています。おしゃれで使いやすい商品がいっぱいありますよ。カラフルで斬新なイラスト入りのエコバッグが手に入ります。
マリメッコ
マリメッコはフィンランドのアパレルメーカー。服飾や生活雑貨のほかにもインテリア商品も扱っています。エコバッグもコンパクトにたためるおしゃれな商品を販売しています。
Etercycle
オリジナリティ豊かで、実力のある日本のアーティストとのコラボ商品で人気のメーカーです。大容量でスタイリッシュなデザインなので、日々の買い物に活躍します。リーズナブルで購入しやすいのもメリット。ラインナップも豊富です。