ここ数年、スポーツ好きの人を中心に話題となっているのが『GoPro』。小型で軽量なので持ち運びが簡単。それでいてダイナミックで臨場感のある動画や写真が撮影できる優れものです。
この記事ではGoProとはどのようなものか、そして特徴や使い方などGoProについて幅広くお伝えいたします。またGoProを使う上で便利な周辺アクセサリーについても詳しく説明していきます。
GoProとは
『GoPro』とは小型のデジタルビデオカメラです。小型で耐久性・耐水性にも優れているため、普通のビデオカメラなら撮影できないダイナミックな場面に使用されています。
特にスポーツ好きな人に愛用者が多いGoPro。ヘルメットやバイクなどに取り付けることで、撮影者視点の動画が簡単に撮れることも特徴のひとつです。
また小型であることから狭い場所でも簡単に撮影可能で、今まで苦労して撮影していた場面でも、誰でもプロ並みの動画が撮れることで人気が出ています。GoProで撮影された動画や画像は、その臨場感からInstagramなどでも大人気です。見ている人は、まるで自分がその場にいるような感覚になるでしょう。
撮影の幅が広がる
GoProは従来のビデオカメラが苦手だったこのようなシーンでの活躍が期待できます。
・撮影者視点の撮影
・水中での撮影
・狭い場所での撮影
・衝撃がかかる場所での撮影
このような場所での撮影をしたいと思ったことはありませんか。高価な器具は必要ありませんし、撮影テクニックも不要です。撮影した画像や動画はもちろん高画質で、見づらいということはありません。別途GoPro用のアクセサリーを使用すれば、さらに活躍の場は広がります。
撮影した動画は簡単に編集することもできるので、家族ともすぐにシェアができます。また今までとは一味違う画像や動画を撮影できるので、InstagramやYouTubeで話題になることも夢ではないかもしれません。
GoProがおすすめな理由・特徴
高い『防水性能』と『耐衝撃性能』
GoProの大きな特徴のひとつである『防水性』と『衝撃性』。これが人気のひとつでもあります。どのくらいの性能かというと、専用ケースなしでも最大10mの防水機能がついているのです。それに加え、耐衝撃性能もしっかりとついています。これは普通のビデオカメラでは考えられない性能ではないでしょうか。
今までだと専用の高級なビデオカメラにしかなかった性能ですが、これがGoProがアウトドアに最適と言われている理由のひとつ。どんなに過酷な場所でも、GoProならしっかりと撮影可能です。
Gopro専用マウントで多種多様な撮影が可能に
GoProには『専用マウント』と呼ばれるパーツがあります。マウントとはGoProをいろいろな場所に固定するための器具のことで、たとえばヘルメット用のマウントや、自転車のハンドル用のマウントなど、さまざまな種類のマウントが発売されています。マウントの数だけ、さまざまな視点の動画や画像が撮影できるということです。より多くの視点で撮影したいという人は、必須のアイテムでしょう。
軽量ボディで持ち運びしやすい
GoProの最大の特徴は小型ということ。小さくて軽いので、荷物を少なくして旅行へ行きたいという時も問題なく持っていくことが可能です。
高性能のビデオカメラは重い、というイメージをもつ方もいるでしょう。そんな先入観を壊してくれるのがGoProです。旅行の思い出を手軽に撮りたい、そんな人たちに愛用されています。
おすすめのGoPro撮影方法
水中撮影
先述したとおり、GoProは最大10mの防水機能がついています。そのため水中撮影は得意中の得意。スキューバダイビングを楽しみながら動画撮影する、という従来では不可能だった撮影方法も簡単となっています。
サーフィンしながらでも撮影できるので、臨場感のある動画が期待できます。撮影者視点で海の中の様子を撮影できるので、実際の感動を他の人とシェアするという楽しみ方が増えるでしょう。
スポーツ撮影
GoProはスポーツ撮影も大人気。多種多様のマウントが準備されているので、撮影できないスポーツはもはや存在しないといえるでしょう。GoProがスポーツ愛好家に好まれる所以です。
スピード感あふれるスノーボードの動画も、GoProならいとも簡単に撮影できます。ロッククライミングの撮影だってお手の物。小型で軽量なのでスポーツの邪魔にもなりません。
旅行撮影
GoProはスポーツ撮影だけではありません。旅行時の撮影にも大活躍です。
小型なので撮影したいと思った時すぐに撮影できる手軽さが魅力のひとつ。身体に取り付けるマウントがあれば手ぶらでの撮影もOK。荷物を持ちながらでも、何か作業をしながらでも撮影できるのがポイントです。家族旅行でもきっと思い出作りに貢献してくれるでしょう。
自撮り撮影
GoProはなんと声で操作できる機種もあります。もちろん日本語以外にもさまざまな言語に対応しており、自撮り棒などにGoProを付けると簡単に自撮りできます。
また声で操作できるということは少し離れた場所からの撮影も可能ということ。高い場所や自分より低い場所からの撮影も簡単です。
車載撮影
自転車やバイクなど乗り物に乗りながらの撮影もGoProなら簡単。専用マウントがあればヘルメットやハンドルにGoProを取り付けて臨場感のある撮影ができます。
GoProは軽量なので、ヘルメットの上に付けても違和感が少なく、普通に運転している時と同じように撮影できます。走行中どのような景色が見えるのか。運転手以外にもその爽快感が味わえるでしょう。
ペット視点撮影
普段ペットがどのような視点で周りを見ているのか。気になる飼い主は多いと思います。そんな時にもGoProは大活躍。ドッグハーネスなどペット用のアクセサリーも発売されているのです。これさえあればペット視点での動画も楽しめます。GoProは小型・軽量なのでペットの負担もありません。
ペット愛好家はぜひ試してみてはいかがでしょうか。思いもしなかった視点が見えてくるかもしれません。
タイムラプス撮影
GoProはタイムラプス撮影もできます。タイムラプスとは時間が経過する様子を早回しで見ることで、タイムラプス撮影は数秒に1コマずつ撮影されるのですがこれが繋がって動画になります。
たとえば夜空の星を撮影し早回しで見ることで、星の動きを捉えた動画撮影が可能です。キャンプの時などにピッタリ。親子でタイムラプス撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。
空撮
GoProを搭載した『karma』という名前のドローンがあるのをご存知でしょうか。ドローンといえば空からの撮影が得意で、普段なら目にすることのできない空からの撮影もGoProなら可能です。
これはGoProが軽量・小型だからこそできたコラボで、よりダイナミックで感動的な空からの景色を楽しめるでしょう。
全天球撮影
GoProは全天球撮影もできます。全天球撮影とは、上下左右全方位の360度パノラマ写真のこと。他とは違った魅力的でインパクトのある写真も撮れます。
普通のカメラでは撮れない全天球撮影。それだけに馴染みのない人が多く、はじめて見る人はその写真に驚くことが多いのではないでしょうか。一度使えばやみつきになるかもしれません。
おすすめのGoProの選び方
画質で選ぶ
スローモーションにおすすめの『フレームレート60』
『フレームレート』とは1秒間に何コマ撮影できるかを表す数値のことで、この単位が『fps』になります。解像度4Kを選んだ場合、最大のフレームレートは60。スムーズな4K動画を楽しむ場合、一番動画の質が良くなるのがこの『フレームレート60』です。
この対応機種であれば被写体の動きを滑らかに写せるので、たとえばバイクでの撮影やスキーの撮影などスピード感のある動画に最適です。
運動中の撮影なら『電子式ブレ補正』
動きながらの撮影には必須の『手振れ補正』。その中でも『電子式ブレ補正』は映像をブレていないように加工する機能で、特におすすめです。
動きのある動画撮影が魅力のGoPro。せっかく臨場感のある動画を楽しむならよりブレのない動画を撮影したいものです。特に激しいスポーツの撮影などには、この機能が搭載されている機種をおすすめします。
機能で選ぶ
音声操作機能
たとえばドローンに搭載されたGoProなどで撮影する場合は、『音声操作機能』が必要です。また自分から離れた場所で撮影したい場合や、両手を別のことに使いたい場合なども音声操作対応のGoProをおすすめします。自
分の頭に装着してバイクを運転しながら写真を撮る、という場合もこの音声操作対応商品が便利で、この機能が搭載されたGoProならより幅広い用途で活躍してくれるでしょう。
QuikStories
自動でバックアップや編集のできる機能が搭載されたGoProもあります。『QuikStories』は動画をカメラからスマートフォンへ自動でコピーしてくれるスマホアプリです。
面倒な作業も不要で、すぐにスマートフォンで動画を見られます。また『QuikStories』はコピー機能だけではなく、複数の動画を自動で1つに繋げる機能もあるのです。これなら動画編集が不慣れな人でもすぐにかっこいい動画を簡単に作成できます。
用途で選ぶ
日常の何気ない撮影
そこまで機能は必要ない。でもちょっとしたアクティブな動画撮影がしたい。そのような人には、『エントリーモデルHERO』がピッタリです。
便利な機能がたくさん搭載されたGoProに比べるとやや機能は制限されますが、その分価格は控えめ。日常の撮影で充分という人にはちょうどよいモデルです。GoProの購入がはじめてという人なども、このモデルからはじめるというのもよいかもしれません。
スポーツ・アウトドア
『Sessionシリーズ』の特徴は、軽量かつ専用ケースなしでも水中撮影ができるということ。そのためアウトドアでの撮影に適しています。
軽量ということは身体に取り付けての撮影でも負担なくできるということですので、小型・軽量だからこそスポーツやアウトドアでの撮影にピッタリ。特に水中撮影したいという人に選んでほしい機種です。
あらゆる用途で撮影
あらゆる用途で撮影したい、という人には『最新HEROシリーズ』。HERO5、HERO6、HERO7・・・と数字が大きい方が新しい機種となっています。
HEROシリーズの特徴は、なんといっても多種多様の機能が搭載されているところ。先述した『電子式ブレ補正機能』や『4K60fps』の超高画質を求める人は、この最新HEROシリーズがおすすめ。この機種が1台あれば、ほぼどのような場面でも動画や写真の撮影を楽しめます。
全天球撮影
全天球撮影を楽しみたい人には『Fusionシリーズ』をおすすめします。360度の迫力のある風景は他のカメラでは撮影できないことが多いです。画質は他のカメラに少しだけ劣るものの、一味違った雰囲気の撮影が楽しめます。
また他とは違う風景写真はたくさんの人に見てもらいたいもの。『Fusionシリーズ』なら、専用アプリで各SNSなどへ簡単にアップロードすることも可能です。特に風景の撮影に力を入れたい方は、この『Fusionシリーズ』が一番でしょう。
GoProに関するおすすめ豆知識
GoProの中古価格
GoProの中古価格は、状態や機能を問わないのであれば、なんと2,000円台で、ある程度の状態かつ機能で探そうと思うと、約10,000円前後が相場となっています。
中古ならある程度良い状態のものであっても新品の半額以下のものもあるので、できるだけ低価格でGoProが欲しいという人は、中古で探すとよいでしょう。
MP (メガピクセル) について
『MP (メガピクセル)』の『ピクセル』は、『画像』のことです。そして『メガ』は単位のひとつで『100万』を表します。つまり100万画素=1MP。画素は数字が大きいほどきれいな画像で、特に拡大した時にその違いが分かります。
一般のデジカメでもよくこの画素数で性能が比較されているのですが、GoProも画素数で価格が変わってきます。性能のよい機種だと、12MPの画素数のGoProが発売されています。
fps (フレームレート) について
『fps』とは『Frames Per Second』の略で、1秒間に何コマの画像が撮れるかという単位です。
GoProの中にはなんと240fpsで撮影できる機種も。240fpsのGoProはスローモーションの動画を撮影するのに適した機種になっています。あまりにもなめらかなので『ヌルヌルした動画』と表現する人もいるようです。
バーストについて
『バースト』とは、GoProの連写機能のひとつです。連写といっても、シャッターボタンを押し続ける必要はありません。1秒間に何枚連射するかの設定をしておけば、一度シャッターボタンを押すだけで設定通りの連写を行ってくれます。音声対応のGoProなら、このバーストモードの撮影も声ひとつでOK。
少し離れた場所からでも、すぐにこのバーストモードの撮影を開始できます。何枚も連写して最高の1枚を選ぶことができるので、初心者はまずこのバーストモードの写真で腕を上げてくのもよいかもしれません。