『タブレットは画面が小さくて使いづらい』。そうお悩みの方はいらっしゃいませんか。実は一口にタブレットと言っても、ディスプレイや本体のサイズには大きな違いが存在します。
今回はその中でも『大型タブレット』の特徴や選び方を解説していきます。記事後半ではおすすめの商品もランキング形式でご紹介していますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
大型タブレットとは
大型タブレットのサイズ
大型タブレットとは、ディスプレイサイズが大きいタブレットのことを指します。
大型タブレットを使うメリットは、なんといっても画面の見やすさです。13インチ以上のディスプレイなら、目を疲れさせずに電子書籍や動画が楽しめます。
大型タブレットに分類されるサイズは、10インチ以上が目安です。上記の用途にタブレットを利用したいユーザーは覚えておいてください。
ハイスペックのものが多い
大型タブレットに搭載されているメモリは、動作を快適にするために容量が大きいです。メモリ容量が大きいタブレットがあると、高画質の動画もスムーズに視聴できますし、動画編集もカンタンに行えます。スペック重視の方は、大型タブレットも選択肢に入れておくといいでしょう。
大型タブレットのおすすめポイント
迫力ある映像が楽しめる
既に触れているように、大型タブレットのディスプレイサイズはノートPC並です。一般的な7インチサイズのタブレットと比較した場合、迫力バツグンの動画を楽しむことができます。大型タブレットはディスプレイに合わせてスピーカーの質を高めた機種も多いので、音声面でも小型タブレットに対するアドバンテージがあります。
大型タブレットは外出時の持ち歩きには不便かもしれませんが、自宅内のどこでも迫力の動画コンテンツを楽しめる便利なツールです。
キーボード追加でPCとして使用できる
大型タブレットには、Bluetoothやコネクタを介して接続するキーボードカバーがデフォルトで付属する機種もあります。キーボードカバー付きのタブレットは2in1とも呼ばれており、ノートPCとほぼ変わらない感覚で扱えます。
上で大型タブレットは持ち歩きに適さないと書いたものの、ノートPCに比べれば圧倒的に軽量です。外出先でビジネス文書の編集などをこなしたいユーザーも、購入を検討する価値のあるアイテムといえます。
ペンタブレットとしても使いやすい
大型タブレットは、当然ながら画面のスペースを目いっぱいに使えます。そこにタッチペン(スタイラスペン)が加われば、活用の幅を一気に広げられます。最近のタッチペンは紙に書くペンと変わらない使い心地になっているので、定番のイラスト描画に使うだけでなく、メモ書きなどの用途にも便利です。
また、タッチペンを子どものお絵かきツールにすれば、ペン1本でさまざまな表現ができますし、床が汚れる心配もありません。こうした使い方も可能な大型タブレットは、遊び盛りのお子さんがいる家庭にもおすすめです。
大型タブレットのおすすめの選び方
OSで選ぶ
Android
近年のタブレットで最も一般的なOSは、Google社が開発する『Android』です。GoogleがAndroidをオープンソースで無償提供していることも、タブレットへの採用が進んでいる大きな理由です。
Android搭載のタブレットはリーズナブルに購入できるので、コスパ重視のユーザーや初心者が選ぶタブレットにピッタリといえます。ただし、パフォーマンス重視の機種は価格が跳ね上がるため、事前に下調べをして最適なタブレットを見つけましょう。
Windows
パソコンでおなじみのMicrosoft社が開発する『Windows OS』を搭載したタブレットなら、デスクトップやノートPCと使用感が変わりません。パソコンと連動したファイルのやりとりなどもしやすいので、日常的にWindows搭載パソコンを使用している方には特におすすめです。
MicrosoftのSurfaceシリーズは性能とデザインが両立しているため、iPadと並ぶ定番タブレットのひとつです。
iOS
タブレット使いなら知らない人はいないApple社のiPadシリーズに搭載されている『iOS』は、高機能のアプリが充実していることが最大のメリットです。同じApple製モバイルデバイスであるiPhoneユーザーなら、直感的に使えることも大きな強みです。
大型ディスプレイで美麗なグラフィックを堪能できるため、一般ユーザーからクリエイター層まで幅広く親しまれています。
スペックで選ぶ
大型タブレットの使い勝手を左右するポイントは、メモリとストレージの容量です。大型タブレットのメモリは上で書いたように、容量が大きい機種が主流です。ネットサーフィン程度なら4GBでもサクサク動きますが、ゲームや動画編集には8GBのメモリがないと心もとないため、用途に合わせてメモリ容量をチェックしましょう。
『ストレージ』とは、HDDやSSDといったデータの保存場所のことです。大量のアプリやゲームを保存してストレージが圧迫されると、タブレットの動作に支障をきたしてしまいます。こちらも用途に合わせたスペックを選んでください。microSDカードなどの外付けストレージが使えるかどうかも、タブレット選びの重要なポイントです。
価格で選ぶ
大型タブレットの価格帯は、搭載OSやスペックによってバラつきがあります。Android搭載タブレットは1万円~5万円、iOS搭載タブレット(iPad)は3万円~8万円、Windows搭載タブレットは2万円~30万円程度が目安です。さらに高価格のハイエンドモデルもあるので、予算と相談しながら使いやすいタブレットを選びましょう。
解像度で選ぶ
『解像度』はシンプルに表現すると、ディスプレイを構成するピクセルのことです。このピクセルに色がつくことで、写真や映像がカラーになります。解像度が高いほど、画面上の写真などがキレイに見える仕組みです。
高解像度の大型タブレットは、総じて価格が高めになっています。高画質動画や3Dゲームを満喫したいユーザーには大事な要素なので、用途に応じて解像度もチェックしましょう。
使用用途で選ぶ
ビジネスで使う
ビジネスに使用する大型タブレットでは、OSとキーボードカバーの仕様が重要になります。
ビジネス用タブレットでは、OSの種類をパソコンと揃えましょう。たとえば、パソコンでMicrosoft Officeを利用しているユーザーなら、タブレットのOSをWindowsにして互換性を高めたほうが便利です。
ビジネス用途に役立つオプションのキーボードカバーですが、キーを押した際に沈み込む深さを示すキーストロークと、1個1個のキーの間隔を表すキーピッチには注意しましょう。普段使っているパソコンに近いキーボードカバーを用意すれば、作業への集中力が大幅アップします。
映像を見る
動画を視聴するために大型タブレットを購入する場合、注意しなければならない点があります。先ほども触れた解像度の問題です。
ディスプレイサイズ以外のスペックを無視してタブレットを選んだ結果、実際の映像がぼやけてしまうことがあります。解像度をチェックしておけば、こうした問題は起こりません。
鮮明な動画を楽しむためにも、予算が許す限り高解像度のタブレットを選択するようにしましょう。
大型タブレットのおすすめメーカー
Apple (アップル)
『Apple』のiPadで大型タブレットに分類される機種は、iPad Proシリーズです。展開するサイズのラインナップは、11インチと12.9インチの2種類になっています。
グラフィック性能のよさやシンプルな操作性、おしゃれなOSのデザインはクリエイターからも人気が高いため、普段遣いからクリエイティブな活動まで幅広く活躍するタブレットです。
Microsoft (マイクロソフト)
上で触れた『Microsoft』のSurfaceシリーズは、高性能とムダのないデザインが特徴です。タッチペンなどのオプションも充実しているので、さまざまな使い方が楽しめます。
Surfaceシリーズはすべての製品にMicrosoft Officeが標準付属するため、ビジネス用途にタブレットを活用する予定があるユーザーにもうってつけです。
HUAWEI (ファーウェイ)
『HUAWEI』は非常にコスパがいい『MediaPad』など、初心者でも手を出しやすいタブレットが揃っています。動画コンテンツの視聴など、普段遣いのタブレットとして非常に優秀です。
防水などの耐久性も備わっていますから、屋外での使用にもバッチリ耐えられます。もちろん高スペックの機種も用意されているので、将来の買い替えを検討するときも安心です。
Lenovo (レノボ)
パソコンのほうが有名な『Lenovo』ですが、タブレットも展開しています。Lenovoの大型タブレットは、安くても迫力の動画が楽しめることから人気を集めています。
どの角度からも見やすい『IPSディスプレイ』を採用しているため、動画コンテンツや電子書籍を快適に閲覧できるのが魅力です。