イベントや旅行など、大切な人との思い出を映像で残せる『ビデオカメラ』。映像の記録を目的としているため、スマートフォンよりも本格的できれいな動画を撮影できます。しかしビデオカメラは種類が豊富で、どんな機能のものを選べばいいか悩んでしまうでしょう。
そこで今回は、ビデオカメラの選び方やおすすめアイテムをランキング形式で紹介します。あなたの目的に合ったビデオカメラを見つけるために、ぜひ参考にしてください。
ビデオカメラのおすすめの種類
ハンディカメラ
機能が豊富で片手で操作できる『ハンディカメラ』は、初心者にも使いやすいことが特徴です。ズーム機能に優れており、運動会や発表会など被写体をアップで撮影したいシーンでも活躍してくれます。
映像の乱れを防ぐ『手ブレ補正機構』や、ピントを被写体に合わせてくれる『オートフォーカス機能』が搭載されているため、本格的な動画撮影にぴったりです。幅広い性能の商品が発売されているので、価格やニーズに合わせて選べます。
アクションカメラ
小型で軽量の『アクションカメラ』は、自転車やバイクのハンドル、体に装着して撮影できることが特徴です。手ブレに強く、スポーツなどの激しい動きを撮影するときに向いていることが特徴です。
ハードシーンの撮影に対応しているビデオカメラのため、防水性・防雪性・耐衝撃性などに優れています。ダイナミックな動きでも迫力ある映像を楽しむことができるので、サイクリングやマリンスポーツなどの撮影にもおすすめです。
ビデオカメラのおすすめの選び方
画質で選ぶ
4K
『4Kテレビ』が普及しはじめたことで、今後一般的になるビデオカメラの画質です。自宅のテレビが4K、または買い換える予定がある場合は、ビデオカメラの画質も4Kを選ぶことをおすすめします。
4Kの解像度は3840×2160で、その美しさはフルHDの約4倍です。細かい部分まできれいに映し出し、まるでその場で見ているかのような感覚を味わえます。フルHDのビデオカメラよりも重みがあり価格も高めですが、高画質で映像を残しておきたい人にはぴったりの画質です。
フルHD
『フルHD』の解像度は1920×1080で、YouTube上の動画でもよく使用される一般的な画質です。4Kよりきめ細やかさは劣るものの、なめらかで美しい映像を楽しめる画質で撮影できます。
4Kよりもコンパクトなボディで、持ち運びや操作がしやすいです。さらに比較的価格が安いことも魅力のひとつ。画質と価格の両方を重視したい場合は、フルHDを選ぶことをおすすめします。
フレームレートで選ぶ
『フレームレート』とは1秒間に撮影する静止画のコマ数のことです。動画のなめらかさが決まる要素で、数字が大きいほどなめらかな映像を撮影できます。自然な動きに見えるフレームレートは30fpsですが、4Kビデオカメラを選ぶなら60fpsでもコマ落ちせずに美しい映像に仕上がります。
よりなめらかな映像を撮影したい場合は120fpsもありますが、データ容量が大きくなるためメモリーオーバーに注意が必要です。使用目的に合ったものを選びましょう。
ズーム機能で選ぶ
ビデオカメラの『ズーム機能』は、光学ズームとデジタルズームの2種類があります。光学ズームはレンズを動かして被写体に焦点を合わせるため、画質の劣化が少なくきれいに撮影できます。一般的な用途なら20倍ズームがおすすめですが、本体が大きくて価格が高いことがデメリットです。
デジタルズームは、デジタル処理で被写体の大きさを変えて撮影します。拡大しているだけなので画質が劣化することがありますが、光学ズームより本体が小さくて価格が安いことが魅力です。用途と価格を比較して選ぶことをおすすめします。
手ブレ補正機能で選ぶ
ビデオカメラの撮影で失敗する原因のひとつが『手ブレ』です。『手ブレ補正機能』がないと撮影時の揺れがビデオカメラに伝わり、きれいな映像が撮影できません。手ブレ補正機能には、『光学式』と『電子式』の2種類があります。
手で持って撮影することが多い場合は『光学式』を、三脚を利用して撮影することが場合は『電子式』を選ぶとよいでしょう。
光学式
『光学式』はリアルタイムで補正するため残像がなく、ズームでも手ブレしないことが特徴です。
電子式
『電子式』は撮影後に補正するため残像が残ることがありますが、光学式より価格が安いことが特徴です。
オートフォーカス性能で選ぶ
動くものを被写体にするなら、『オートフォーカス機能』を重視して選ぶことがおすすめです。被写体に自動でピントを合わせて追従し続けてくれるため、動きが早くてもきれいに撮影できます。
子供の運動会やスポーツの試合、動き回るペットの撮影など、さまざまなシーンでオートフォーカス機能が活躍。顔認証オートフォーカスが搭載されているモデルもあるので、ベストショットを逃さずに思い出を残せます。
重さで選ぶ
400g以下
重さ400g以下のビデオカメラは、手で持ったまま長時間撮影しても疲れにくいことが特徴です。三脚を使えない場合や、軽さを重視したい人におすすめです。ただし性能よりも軽さを重視されていることが多いため、機能をチェックしてから選びましょう。
400g以上500g未満
重さ400g以上500g未満のビデオカメラは、使い心地と性能のバランスが良いことが特徴です。手で持って撮影する時間が短い場合や、三脚を利用しての撮影が多い人におすすめです。画質や性能を求めるならば、400g以上のビデオカメラを選びましょう。
500g以上
重さ500g以上のビデオカメラは、手で持って撮影するには厳しい重さです。豊富な機能や高い性能を求めつつ、三脚を利用して撮影する人におすすめです。子供の成長記録やペットの撮影にはあまり向いていません。
広角撮影の性能で選ぶ
広範囲の風景などをきれいに撮影できる『広角撮影』。デジタルカメラに比べて広角撮影に弱いビデオカメラは、手ブレ補正機能をONにすることで広角撮影が対応されないモデルもあります。
大人数で撮影したい場合や、学芸会などその場を全体的に撮影したい場合は、機能やスペックを確認してから選ぶことをおすすめします。
防水性能で選ぶ
キャンプやマリンスポーツなどアウトドアで撮影したい人は、『防水性能』を重視して選ぶことをおすすめします。水深50mを超える撮影にも対応できるモデルなど、ラインナップも豊富です。
ほとんどのアクションカメラには、防水性能が搭載されています。海水浴やスノボなど家族旅行の思い出を映像に残すことができるのも、うれしいポイントです。ただしハンディカメラには防水性能が搭載されていないものもあるため、確認するようにしましょう。
顔認証機能で選ぶ
大勢の人の中のひとりにピントを合わせて撮影するのは難しいもの。運動会などで子供の顔にピントが合わなくて、苦労したことがある人も多いでしょう。ピント合わせをスムーズにしたい場合は、『顔認証機能搭載』のビデオカメラを選ぶことをおすすめします。
顔認証機能は撮影したい人の顔をタッチするだけで簡単にピントを合わせられ、肌のトーンなども自動で調整してくれます。機種によっては人物の顔と名前を登録できる機能が搭載されており、頻繁に同じ人を撮影するときに便利です。
マイクの性能で選ぶ
画質も重要ですが、音質もビデオカメラを選ぶときの重要なポイントです。SONY製品は高性能マイク搭載モデルのラインナップが豊富。5方向の音声を集めつつノイズも抑えてくれるため、原音に近い音質が楽しめます。
さらに一部機種には、撮影者の声を抑えてくれる『マイボイスキャンセリング機能』が搭載されています。自分の声を気にしないで撮影できるため、運動会の応援も思いっきり楽しめるのが魅力です。
暗所撮影性能で選ぶ
誕生日パーティーや発表会など暗い場所で撮影することも考えて、『暗所撮影性能』が搭載されているモデルを選ぶことをおすすめします。ビデオカメラは暗い場所でピントを合わすことができません。
ケーキのろうそくを消す瞬間や、発表会でスポットライトに照らされた子供をきれいに撮影するためには、暗所撮影できるビデオカメラが必須です。暗い場所での思い出も、きれいな映像で残せます。
ビデオカメラのおすすめメーカー
SONY (ソニー)
ビデオカメラメーカーとしても高い人気を集める『SONY』は、日本を代表する映像・音響機器の総合メーカーです。『Handycam (ハンディカム)』の発売により、一般家庭に動画文化を普及させた立役者とも言えます。
Panasonic (パナソニック)
幅広い家電製品を取り扱う『Panasonic』は、日本を代表する総合家電メーカーです。ビデオカメラの分野でもさまざまな製品を開発し、『ワイプ撮り』や『あとから補正』など優れた機能を持つ製品が豊富なことで人気があります。
JVC ケンウッド
『JVC ケンウッド』は、音響機器や家庭用高画質プロジェクターを製造するメーカーです。ビデオカメラブランド『Everio(エブリオ)』を展開しており、防水・防塵・耐衝撃・耐低温の機能を搭載したシリーズはアウトドア使いに最適です。