ビデオカメラには水中でも撮影できるタイプがあります。ダイビングやサーフィンなど、『水中撮影』のイメージが強いビデオカメラですが、その他にも色々な使用用途があります。
たとえば『海辺のレジャー時に使いたい』『雨の日でも、子どもの試合の撮影で使いたい』などニーズはさまざまです。最近ではデジカメでも防水タイプが増えてきましたが、やはりビデオカメラにしかない機能や魅力があります。
そこで今回は防水ビデオカメラの特徴や選び方、おすすめ製品をランキング形式でご紹介します。購入に迷われている方はぜひ参考になさってくださいね。
防水ビデオカメラとは
防水ビデオカメラは、防水ケース無しでもそのまま水中で撮影できるビデオカメラです。通常のカメラとは違い、水への耐性に優れており、濡れても故障することなく使用できるのが最大の特徴です。
水に強いので、水辺のシーンでの撮影で水に濡れてしまっても壊れてしまう心配はありません。また、普通のビデオカメラでは撮影することができない水中の美しい景色を撮影することができるので、ダイビングをする方にも最適なビデオカメラです。
防水ビデオカメラのメリット
水中での撮影か可能
防水ビデオカメラの最も大きなメリットは防水性能です。防水ビデオカメラは通常のビデオカメラと違い水に強い性質を持つので、濡れても故障することなく、水中での撮影が可能な点が魅力です。
そして製品ごとに防水性能の有無だけでなく、具体的な数値で水深何メートルまで対応できるのかが性能として表記されています。
一般的なビデオカメラは、画質が最優先されますが、防水ビデオカメラは画質よりも防水性能が重視される特徴があります。
雨天時も撮影可能
急に雨が降ってきた場合でも、防水ビデオカメラならそのまま撮影を続けられので、アウトドアや旅行中でも雨を気にせず撮影を楽しめるのもメリットの一つです。お子さんの雨の日の運動会や試合などの撮影でも、問題なく大切な思い出も映像に残すことができるでしょう。
また防水ビデオカメラはディズニーランドなどの水辺のアトラクションでも重宝します。水に濡れても壊れる心配がないので、安心して撮影を楽めるのが魅力です。
防水ビデオカメラのデメリット
バッテリー交換が不可能
防水ビデオカメラにはいくつか欠点もありますので、その点にも注意して選ぶようにしましょう。
まず防水ビデオカメラにはバッテリーが内蔵されているタイプが多く、その場合、バッテリー交換ができないというデメリットがあげられます。これは防水ビデオカメラの電池を出し入れする際に、内部に水が侵入してしまうリスクを抑えるためです。
その代わりに長時間使用できるように、防水ビデオカメラには大容量バッテリーが採用されていますが、予備バッテリーと交換ができない点には注意が必要です。
防水カメラは重い
防水ビデオカメラは本体が重いというのも注意点としてあげられます。これは防水ビデオカメラは、防水機能を重視するがゆえに、大容量のバッテリーを内蔵していることによるものです。
アウトドアや旅行などに携帯するビデオカメラを選ぶなら、できるだけ小型で軽量な機種のほうが、取り回しがしやすく便利ですが、防水ビデオカメラは、一般的なビデオカメラに比べると若干重くて、本体サイズも大きいというデメリットがあります。
防水ビデオカメラのおすすめの選び方
防水性能で選ぶ
防水ビデオカメラを選ぶ際にまずポイントとなるのが『防水性能』です。水辺で使用する程度なのか、水中に潜って使いたいのかといった利用シーンにより防水性能を選ぶ必要があります。
海辺での海水浴やシュノーケリング程度であれば、水深5メートル程度まで対応しているモデルで問題ないでしょう。
一方でダイビングになると、15メートル以上に対応した機種のほうが安心です。さらにライセンス所有のファンダイビングの場合は、最大30m程度まで対応している機種がおすすめです。
明るさで選ぶ
海に潜ってビデオカメラで撮影する場合には、明るい映像が撮れることも大切なポイントです。できるだけ明るい映像が撮れる防水ビデオカメラを選びましょう。なお水深20メートルを越えるような深さの場合は、太陽の光が届きにくく、暗い場所での撮影になることも考えられます。
20メートル以上の深さまでダイビングする場合には、光源が足りない場合に備えて、ハウジングケースや水中ライトを用意しておくのも一つの方法です。
利用シーンで選ぶ
撮影する利用シーンによっても、最適な防水ビデオカメラは違ってきます。撮りたいものが静止画中心なのか、動画中心なのか想定しておくと最適なビデオカメラが選びやすくなります。
または日常で利用するのか、アウトドアや旅行の際にも利用するのかなど、どんな利用シーンで撮影するのかをあらかじめイメージしておきましょう。
スマートフォンでも動画を撮影することはできますが、旅行などの場合、そこでしか撮影できないような映像が撮れるビデオカメラがおすすめです。あらかじめ利用シーンをイメージして、ご自分に合ったビデオカメラを選びましょう。
種類で選ぶ
ハンディカメラ
『ハンディカメラ』は基本的に、手に持ったり三脚を使用して撮影するタイプのカメラです。ホームビデオを撮影するのに最適なビデオカメラで、お子さんの運動会や試合などの成長を記録するのはもちろん、旅行などのイベントを撮影する際にもおすすめのカメラです。
最近ではスマートフォンなどでも動画の撮影は可能ですが、ハンディカメラは動画専用のカメラだけあり、画質や優れた手ブレ補正機構を搭載しているのが魅力です。
アクションカメラ
『アクションカメラ』は、主に装着して使うカメラのことです。例えばスキーやサイクリングなどの際に、自分に装着し自分の視点から撮影することが可能です。
過酷な撮影シーンにも対応したビデオカメラであり、ほとんどのアクションカメラでは高い防水機能を搭載しています。また耐久性なども重視されているので、スポーツやアウトドアのシーンでの利用におすすめです。
また本体はとても小型で、広い範囲を撮影できる広角レンズを搭載しています。ヘルメットや自転車、バイクなどに取り付けられるオプションも豊富に展開されているのも特徴です。
手ブレ補正機能で選ぶ
ビデオカメラで撮影をしていると、気になるのが手振れです。この手振れをできる限り抑える機能が搭載されているカメラなら、大切な瞬間を綺麗に残すことができます。そして手振れ補正に重要となってくるのが『光学式』です。
補正中に生じた手振れは残像として残ってしまいますが、この光学式の場合はリアルタイム補正ができるのがメリットです。ビデオカメラでの撮影に慣れていない方は、手ブレで撮影に失敗することがあるので、必ず手ブレ補正機能の性能もチェックしておきましょう。
ズーム倍率で選ぶ
光学ズーム機能が搭載されているビデオカメラは、遠く離れた場所の風景でも綺麗に撮影することができるのが魅力です。特に空気と比較して抵抗が大きな水中においては、屈折により距離感がつかめなくなってしまいます。
ですから防水ビデオカメラは光学ズーム倍率が高い機種の方が、水中での生物の撮影にも適しています。特に綺麗な映像にこだわりのある方は、高額ズームの倍率に着目して選ぶのがおすすめです。
オートフォーカス機能で選ぶ
特に水中での撮影は浮力により浮いた状態で撮影するので、『オートフォーカス機能』が優れた防水ビデオカメラを選ぶのがおすすめです。また水中では、波や傾きにによる影響も考慮する必要があります。
機種によっては、レンズとセンサーユニットを一体化して全体で手ブレ補正をするものもありおすすめです。その場合はオートフォーカス機能と手ブレ補正機能の両方が適切に働く状態となり、より美しい水中映像の撮影が可能となります。
重さで選ぶ
ビデオカメラを選ぶ際には、カメラ本体の重量も大切なポイントです。軽量タイプのビデオカメラだと持ち運びもしやすいのがメリットです。ビデオカメラは長時間使用することも多いので、軽量タイプだと疲れにくく、気軽に撮影を楽しむことができます。
比較的重量のある『ハンディカメラ』も最近では、コンパクトで軽量のモデルも増えてきました。またアクションカメラは軽量なタイプが多く、荷物になりにくく持ち運びにも便利です。
画質で選ぶ
ビデオカメラのこだわりたいポイントの一つに画質も挙げられます。綺麗なズーム映像を撮影したい場合は、ハンディタイプのカメラがおすすめです。ハンディタイプのカメラは、至近距離でも遠い場所からでも、美しい映像を撮れるのがポイントです。
その一方で近い距離から美しい映像を撮りたい場合は、アクションカメラが最適です。ただ、アクションカメラはズームには弱いという特徴があり、遠い場所からだと少しぼやけた映像になることがあります。
バッテリーで選ぶ
ビデオカメラ選びで重要視したい要素の一つに『バッテリー』の持ちがあります。バッテリーの持ち時間は画質によって違ったり、寒さなどの温度によっても違ってきますが、ビデオカメラは長時間使用することが多いので、最大の使用可能時間がどれくらいなのかは、重要なチャックポイントの一つです。
またバッテリーの持ちが心配な方は、モバイルバッテリーなどを携帯してバッテリーが無くなってきたら充電しながら使用するのもおすすめです。バッテリー交換が可能な機種の場合は、予備のバッテリーを携帯するのも一つの方法です。