外出時に自動で部屋の床を綺麗にしてくれる『ロボット掃除機』。面倒な床掃除の負担を軽減できるので需要が高まっています。さまざまなメーカーから発売されていて、機能性や価格もそれぞれ異なるのでどれを選ぶべきか迷ってしまいます。
機能性が高ければ価格も高くなるのは当然ですが、できれば安くて機能性が高い製品をみつけたいのが本音。そこで今回はコスパ最強の安いロボット掃除機の選び方や、人気比較ランキングをまとめました。ぜひ参考にして自分のお部屋にぴったりのロボット掃除機をみつけましょう。
ロボット掃除機のおすすめポイント
『ロボット掃除機』は電源を入れるだけで、部屋の床を自動で掃除してくれます。充電式でバッテリーが切れそうになると自動で充電台に戻り、自動で充電を開始する賢さも持ちあわせている優れもの。
本格的な床の掃除であれば従来のキャニスターやスティック掃除機が最適です。しかしロボット掃除機を外出中に動かせておけば、目にみえる埃や小さなゴミを留守中に掃除できます。少しでも部屋の床を掃除する手間をはぶきたい人におすすめです。
ナビゲーションシステム
ロボット掃除機には高精度な『ナビゲーションシステム』が内蔵されています。本体にはカメラやセンサーが搭載されており、部屋の広さや置いてある家具、ゴミの位置を正確に検知して、掃除するルートを決定します。
ナビゲーションシステムによって導き出した最適な掃除ルートを効率的に自動走行、これがロボット掃除機の賢さの理由です。製品によってナビゲーションシステムの性能が異なります。
さまざまな床に自動で対応
ロボット掃除機の裏面にはゴミを吸い込む吸引口だけではなく、走行するためのローラーや家具の足回りのゴミをかき出すサイドブラシが装着されています。製品によりますが、さまざまな床に自動で対応できモードを変更すればカーペットや畳の掃除も可能です。
進入禁止エリアの設定
高性能なロボット掃除機なら段差の検知が可能で、少しの段差なら乗り越えて掃除を続けます。階段など大きな段差を検知すると落ちないように自動で方向転換します。
進入させたくない部屋や場所には走行させない『進入禁止エリア』の設定も可能です。進入禁止エリアの設定には赤外線を利用して壁を作るタイプ、磁気テープを床に貼って進入をさまたげるタイプがあります。
吸引掃除タイプだけでなく、拭き掃除タイプも
ロボット掃除機は自動で床を走行してゴミを吸い込む、『吸引掃除タイプ』が主流です。しかし性能が進化を続けフローリングをモップで掃除してくれる『拭き掃除タイプ』も登場しています。
拭き掃除タイプは専用のシートをとりつけて稼働。基本的にフローリングでの稼働に限られていて製品モデルも多くはありませんが、拭き掃除の負担を軽減してくれるので人気がどんどん高まっています。
安いロボット掃除機のおすすめの選び方
では安いロボット掃除機のおすすめの選び方を解説していきます。
バッテリーで選ぶ
ロボット掃除機は基本的に充電式なので、『バッテリー』が切れてしまうと稼働が停止します。特に外出中に稼働させている場合、どこまで掃除が完了したかを把握できないので、バッテリー切れでの稼働停止を防ぎたいところです。
部屋の広さによっては、全ての場所を掃除する前にバッテリーが切れる場合もあります。バッテリーの連続稼働時間はチェックしておきましょう。あわせて充電が完了するまでの時間もチェックしておけば、掃除にかかる時間を把握できます。
サイズで選ぶ
家具の隙間や狭い場所の掃除をロボット掃除機に任せたい方は、直径や高さなどサイズの確認が必要です。特にソファーやベッドの下は、日頃の掃除が面倒なのでロボット掃除機に任せたいところ。
性能が高くても目的の場所を掃除できない製品なら、購入する意味がありません。ロボット掃除機の一般的なサイズは直径が32~35cm、高さが9cmほどです。ただし製品によっては、もっと薄型でコンパクトなモデルもあります。
Wi-Fiによるインターネット接続で選ぶ
ロボット掃除機は本体やリモコンでの操作が一般的でしたが、近年では専用アプリをスマートフォンにダウンロードしてWi-Fiによる操作が可能な製品が多く登場しています。
自宅にいなくても外出先から操作できるので、気が向いたときにロボット掃除機を稼働できます。予約設定ができる製品もあるので、稼働させるのを忘れてしまう場合に便利です。
お手入れのしやすさで選ぶ
ロボット掃除機の性能をキープするには、こまめなお手入れが重要。お手入れを怠ると性能が落ちてしまうので、お手入れのしやすさで製品を選ぶことがポイントです。
チェックポイントはダストボックスの引き出しやすさや、ブラシにゴミが絡みにくいかなど。ダストボックスとブラシが水洗いできるのかも大きなポイントです。特にセンサー部分は性能に直結する大切な箇所なので、センサー部分の掃除のしやすさも重要です。
自動充電・自動再開機能で選ぶ
『自動充電』・『自動再開機能』がついていればバッテリーが切れても自動で充電台に戻り、充電が終わると掃除を再開するので便利。広い部屋を掃除するときや、長時間稼働させるなら必要な機能です。
自動充電・自動再開機能がついていなければバッテリーが切れた時点で稼働が停止してしまうので、部屋のどこにロボット掃除機があるのかわからなくなってしまいます。また充電をし忘れて外出中に稼働できない事態も防げます。
安いロボット掃除機の人気おすすめメーカー
安いロボット掃除機は、さまざまなメーカーから発売されています。特に人気のおすすめメーカーをご紹介していきます。
iRobot (アイロボット)
『iRobo』tはロボット掃除機の中でも特に知名度が高い、『ルンバ』を発売しているメーカーです。『ルンバ』は掃除ができる範囲が広いのと高い吸引力が魅力、3シリーズ発売されていて人気はロボット掃除機の中でもトップクラス。
強力なクリーニング機能AeroForceが搭載されているので、112畳もの広さをスピーディに掃除することができます。フローリングだけではなく、カーペットやラグ、絨毯も綺麗に掃除ができる最先端のロボット掃除機です。
『ルンバ』の他にも『ブラーバ』という製品を発売しています。『ブラーバ』は拭き掃除をメインとしたロボット掃除機で、小さなお子様がいてフローリングの床をすぐに汚してしまう家庭に人気が高い製品です。
操作もシンプルで専用のパッドを装着しタンクに水を入れるだけ。フローリングやタイルにこびりついた汚れを落とすのに適してますが、床の埃も同時に清掃してくれるので清潔な床を保つことができます。
Panasonic (パナソニック)
『Panasonic』が発売しているロボット掃除機は『ルーロ』で三角形状が特徴。日本国内のメーカーではもっとも人気が高く売れている製品で、3シリーズ発売されています。
三角形状なので部屋のすみずみまでゴミを残さずに掃除するのが大きな魅力、丸いタイプのロボット掃除機ではすみずみのゴミまで対応できません。掃除できる範囲も最大で120畳と『ルンバ』を凌ぎます。
日立
コンパクトな本体サイズで人気が高い『ミニマル』を発売しているのは『日立』です。高性能なロボット掃除機は便利ですが、その分サイズが大きくなってしまうデメリットがあります。
サイズが大きいと狭い隙間のゴミはどうしてもとり残してしまうので、部屋によっては掃除が二度手間になることも。『ミニマル』は本体幅が25cm、高さが9.2cmなので家具の隙間やソファーの下も問題なく掃除が可能です。
SHARP (シャープ)
アクオスでお馴染み『SHARP』が発売しているロボット掃除機は『ココロボ』です。『ココロボ』は音声操作が可能なだけではなく、声をかけると返してくれるペットのようなロボット掃除機。
音声でコミュニケーションがとれるのは画期的で、高齢者や小さいお子様がいる家庭に人気が高い製品です。国内メーカーの中でも価格が安く設定されているので、安いロボット掃除機を探している方におすすめです。
東芝
『東芝』はお手入れが便利なダストステーションを搭載した『トルネオロボ』を発売しています。一般的なロボット掃除機は、掃除をすれば毎回ゴミ捨てをするのが当たり前です。
しかし『トルネオロボ』はダストステーションが搭載されているのでゴミを1/5に圧縮、ゴミ捨ても1か月に1度だけ。面倒なゴミ捨ての労力をなくしているのでめんどうくさがりの方におすすめできる製品です。
Dyson (ダイソン)
スティック掃除機のイメージが強い『Dyson』は、『Dyson 360 eye』というロボット掃除機を発売しています。Dysonといえば吸引力が売りですが、『Dyson 360 eye』は軽量ながら吸引力が魅力の製品です。
機能性が高く部屋の広さや物が置いてある位置を正確に特定し、効率的に掃除ができるルートを導き出します。稼働時間が短いので広い部屋には適していませんが、狭い部屋を重点的に掃除したい場合に適している製品です。
ECOVACS (エコバックス)
窓拭きをロボット掃除機に任せたいなら『ECOVACS』の『WINBOT』がおすすめです。『WINBOT』は大きな窓の掃除を、ただガラスにくっつけるだけで自動で綺麗にしてくれます。
飲食店やホテルなど窓が大きな建物での窓拭きは大変な作業です。高い場所は脚立を使わなくてはいけないので、安全面でも心配があります。『WINBOT』を使えば高い場所も自動で掃除、窓拭きの手間がかかりません。
Neato Robotics (ネイトロボティクス)
『Neato Robotics』はアメリカのカリフォルニア州に本社がある海外メーカーです。Neato Roboticsが発売しているロボット掃除機は壁際の掃除に強い『Botvac』、独特な形をしているのが特徴的。
『Botvac』はアルファベットのDの形でDシェイプと呼ばれる形状をしています。丸い形をしているロボット掃除機よりも壁際の掃除に強く、壁際の1.4cmまで近づくことが可能。マッピング能力が高く短時間で効率的な掃除ができる製品です。
ニトリ
家具や雑貨を販売している『ニトリ』は『ルノン XR210』というロボット掃除機を発売しています。ニトリの魅力は上質な製品を安い価格で提供している点で、コスパの高いメーカーとして知られています。
『ルノン XR210』もロボット掃除機の中では特に安価で約2万円ほどで購入でき、安い製品を探している方には魅力的。吸引力は他のロボット掃除機に劣りますが、ダストボックスの大きさ、進入禁止エリアを設定できる面からみてもコスパには優れています。
ツカモトエイム
圧倒的に安いロボット掃除機を探すなら『ツカモトエイム』の『ミニネオ』がおすすめ、約1万円で購入ができます。安くても最低限の機能はついているので、ワンルームでひとり暮らしをしている方には十分です。
『ミニネオ』の他に『エコモ ポンテライン』という製品も発売しており、価格は約1.5万円。吸引力の高さや稼働時間の長さから、コスパが抜群のロボット掃除機として評価が高いです。
Anker (アンカー)
モバイルバッテリーや充電器で知られる『Anker』は、新たなメーカーEufyを立ち上げ家電業界に進出しました。発売しているロボット掃除機は『RoboVac』、低価格なのに広範囲の掃除ができると評判の製品です。
『RoboVac』の価格は安いもので約2万円、同価格の製品なら20~30畳の広さを掃除できるのが一般的。しかし『RoboVac』は最大でも90畳もの掃除が可能で、コスパに優れている製品として人気が高いです。