画面が大きくて見やすいので、動画視聴や入力作業に最適な『12インチタブレット』。プライベートにも仕事にも向いており、キーボードを接続すればパソコンとしても使えます。タブレットとしてではなく、シーンによってはノートPCとしても使いたいと考えている人におすすめです。
今回は12インチタブレットのおすすめポイント、選び方、人気紹介ランキングをご紹介します。12インチタブレットは製品によってスペックが異なり、どのような基準で選べばいいのか迷ってしまうもの。ぜひこの記事を参考に商品を選んでください。
12インチタブレットのサイズ感は?
12インチタブレットとは、対角線の距離が12インチあるタブレット製品のことを指します。1インチが2.54cmなので、12インチは30.48cmです。縦横のアスペクト比は決まっておらず、メーカーによって縦と横の長さが異なります。そのため長方形のタブレットもあれば、正方形に近いタブレットもあります。
だいたいA4サイズのようなタブレットが多く、紙の書類をファイルに収納したような大きさと捉えればいいでしょう。
12インチタブレットのおすすめポイント
大画面で映像が楽しめる
12インチタブレットは画面が大きく、大迫力の映像が楽しめます。7~8インチタブレットより見やすいため、主に動画視聴や作業目的で使用したい人に最適です。12インチタブレットはスピーカーの質にこだわった機器も多く、映像とともに高音質のサウンドを堪能できます。あわせて自立スタンドを購入すればスピーカーとしても使用可能です。
キーボード追加でノートPCに
専用のキーボードを追加購入するとタブレットをノートPCのように使用でき、入力作業が楽になります。キーボードはBluetoothや専用コネクターで接続するため、配線が邪魔になることはありません。
キーボードカバーを外せば通常のタブレットとして使用でき、1台で2台の役割を果たしてくれます。12インチタブレットではパソコンと同じようなスペックを搭載した機種もあるので、パソコン代わりに使いたい人にも最適です。
イラストも描きやすい
タッチペンやスタイライスペンを使用することで、タブレットで自由自在にイラストが描けます。大画面だと絵コンテやラフ画を作成しやすく、プロのイラストレーターでも思う存分使用可能です。図やグラフ、マインドマップなど手書きしたものはそのままデータとして保存・編集でき、ビジネスや勉強のためのノート代わりにもなります。
12インチタブレットのおすすめの選び方
OSで選ぶ
iOS
『iOS』はApple社のOSです。タブレットのiPad、パソコンのMac、スマートフォンのiPhoneに搭載されており、Apple社製品愛用者におすすめです。
MacやiPhoneユーザーなら、iPadにアカウントやアプリのデータをスムーズに連携できます。作業系、エンタメ系などアプリの種類が多く、マルチタスキング機能が使いやすいのが魅力的です。
Windows
『Windows』はMicrosoft社が開発したOSです。多くのパソコンに搭載されているため知名度が高く、12インチタブレットにはWindows10が使用されています。
個人向けにはWindows10 Homeが搭載されていますが、ビジネス向けにはWindows 10 Proが搭載されていることもあります。普通のノートPCのようにOfficeをインストールすればWordやExcelが使えるので、Windowsのパソコンを使い慣れている人にぴったりです。
解像度で選ぶ
『解像度』とは画像の精密さを指し、1インチを何ピクセルで分割するかで表します。1インチあたりのピクセル数が多いほど解像度が高く、数字が上がるほど美しい映像を楽しめます。
解像度はドット数で表記し、写真やきれいな映像をよく見るなら『1920×1080ドット』以上、ネット検索やSNS、アプリ使用がメインなら『1280×800ドット』ほどで十分です。
通信方法で選ぶ
タブレットの通信方法には『Wi-Fiモデル』と『Wi-Fi+セルラーモデル』があります。
Wi-Fiモデル
自宅やオフィスなど、Wi-Fi接続可能な環境でタブレットを使用するなら『Wi-Fiモデル』で十分です。ただし外出中に使用したいときはスマホのテザリング機能を使ってモバイル通信する必要があります。外出先での使用頻度が少ない人におすすめです。
Wi-Fi+セルラーモデル
『Wi-Fi+セルラーモデル』ではdocomoやau、ソフトバンクなどで回線申し込み時にタブレットを購入するか、SIMフリーのタブレットを購入してから回線申し込みをします。これなら外出先でもモバイル通信できるので、自宅やオフィスだけではなくさまざまな場所で使用できます。
スペックで選ぶ
12インチタブレットは製品によってスペックが異なります。主な使用目的がネット検索やSNS、エンタメ系コンテンツであれば7~8インチクラスのタブレットに搭載されている標準スペックで問題ないでしょう。しかし学校や職場などで作業目的で使用したい場合は、高いスペックの製品でなければ作業効率が落ちます。
スペック比較では主にストレージ容量、メモリ容量、CPUをチェックします。ストレージ容量とはデータ保存容量で32GB、64GBなどと表記されています。一度に多くのデータを持ち運びたいなら容量に余裕のあるタブレットがおすすめです。
メモリ容量は作業中のデータを一時保管する場所のことで、メモリ容量が大きいほどサクサク動きます。CPUはタブレットの頭脳のことで、コア数が高いほど高性能です。
12インチタブレットのおすすめメーカー
Lenovo (レノボ)
『Lenovo』は香港のパソコン・タブレット製品メーカーです。ビジネス使用に最適な『ThinkPad』や画面が大きい『YOGA Tablet』が有名です。比較的価格が安いのでコストパフォーマンスに優れており、OSはWindowsとAndroidがあります。軽量で薄型なので持ち運びしやすく、大人だけではなく子どもも扱いやすいです。
Apple (アップル)
MacやiPhoneユーザーなら、 『Apple』のiPadシリーズがおすすめです。スタイリッシュでシンプルなデザインなので感覚的に使いこなすことができ、国内外で高い評価を得ています。他メーカーのタブレットと比較すると価格は高めですが、優れたスペックで機能性を重視する人にはぴったりです。
Microsoft (マイクロソフト)
『Microsoft』は『Surface』シリーズというタブレットを販売しています。『Surface Pro』はスペックが高いので重いアプリもサクサク動き、学校や職場に最適です。別売りのキーボードを接続すればノートPCのように使えます。さらに『Surface ペン』や薄くて持ち運びしやすい『Surface アーク マウス』などアクセサリも豊富です。