車内は空間がせまく食べ物を食べたり、タバコを吸ったりするとすぐにニオイがついてしまいますよね。しかも一度ニオイがついてしまうと、なかなかとれないのも困りもの。そのため嫌なニオイがこびりついてしまう前のケアが大切です。
この記事では『車載用空気清浄機』に特化して、選び方のポイントやおすすめする商品を紹介します。形や大きさ・機能性など商品によってさまざまな特徴があるため、ぜひ車載用空気清浄機選びの参考にしてみてくださいね。
車載用空気清浄機のおすすめポイント
車で空気清浄機を使うメリットや、選ぶ時にどのような点を重視すべきかを解説します。
車内の嫌な臭いを消す
車は密室かつシートなどの凹凸があるため空気がよどみやすく、窓も閉め切っていればホコリがたまりやすくなります。また車内で食事をしたりタバコを吸う方は何もケアをしないと、ニオイが染みついてとれなくなってしまうことも。そのため車載用に特化した小型サイズの空気清浄機で、定期的にニオイを除去する必要があります。
汚れがちな車内の空気がきれいになる
空気清浄機は嫌なニオイを取り除くだけでなく、清潔でリラックスできる空気をもたらすという特徴も。商品の中にはマイナスイオンを発生させるタイプの空気清浄機もあり、車内の空気を自然の中にいるような心地いい環境へ整えます。
車載用空気清浄機のおすすめの選び方
ここから車載用の空気清浄機を選ぶ際の具体的な選び方を紹介します。
空気清浄機のタイプで選ぶ
空気清浄機のどんな機能を重視するかで選ぶべきタイプが異なります。イオン発生型とフィルター型の2種類あり、それぞれ特徴があるため紹介します。
イオン発生型
『イオン発生型』は空気清浄機の内部からイオンを発生させて、ニオイやカビのもとなどを分解し無力化する働きをします。またウイルスを除去する効果があるため清浄機能も。そのためイオン発生型は特に脱臭を重視したい方へおすすめするタイプです。
イオンは自然界にある成分のため商品によっては、その他の機能を搭載しているものも。静電気を抑制したり肌をうるおす機能も備えている場合が多いですよ。
フィルター型
『フィルター型』は花粉やホコリ・PM2.5などをフィルターへ集塵し、ろ過することで汚れた空気を清潔な状態にして放出します。高性能な商品だと0.1㎛ほどの超微細なウイルスまでも集塵する機能がついているものも。
そのためフィルター型はホコリをはじめとする、有害物質の除去を重視したい方へおすすめのタイプです。ただフィルターは定期的に交換する必要があるため、お手入れの頻度も注意して選びましょう。
設置位置で選ぶ
設置したい車の内装や好みによって選ぶべき空気清浄機のタイプが異なるため、車載用空気清浄機の種類を紹介します。
ドリンクホルダータイプ
車載専用の空気清浄機としてではなく、自宅やオフィスなどでも兼用して使いたい場合は『ドリンクホルダータイプ』がおすすめ。名前のとおりドリンクホルダーに収まるよう細長くスリムな形をしているのが特徴です。
持ち運びできて設置も簡単ですし高性能な商品が多くあります。またドリンクホルダータイプは車内のニオイ・ホコリ除去を素早くおこなうため、パワフルな運転性能を備えているものが多いのもポイントです。
据え置きタイプ
空気清浄機能を重視する方は大きめサイズの『据え置きタイプ』がおすすめ。場所はとりますが本体が大きいぶん、清浄・脱臭という基本的な性能の他に充実した機能を備えている商品が豊富にあります。
スピーディーに消臭を行ったりIOT対応していたりと、室内で使う空気清浄機に勝るとも劣らない多彩な性能を搭載。また据え置きタイプはベルトがついており、ヘッドレストや座席のシートなどに取りつけます。
エアコン吹き出し口タイプ
コンパクトさ重視の方や内装の雰囲気を変えたくない方におすすめなのが、『エアコン吹き出し口』に設置するタイプの空気清浄機。手のひらサイズほどの大きさしかないため、高い空気清浄効果は期待できませんが、車内の内装に馴染んで邪魔になりません。
またエアコンの吹き出し口に設置するため、エアコンをつけておけば風の流れにのって効率よく集塵・脱臭できます。
ソケットタイプ
コンパクトさ・内装の雰囲気を重視する方にもう一つおすすめするのが『ソケットタイプ』になった空気清浄機です。車のソケットに差し込むだけで使えるため簡単に設置できる手軽さが魅力。また給電しながら使えて充電を気にする必要がないのも便利です。
ソケットタイプも本体が小さいため高い空気清浄効果は期待できませんが、タバコの煙や食べ物などのニオイを素早く除去する機能はあります。
給電方式で選ぶ
空気清浄機の中でも車載用ならではの選び方として、給電方法で選ぶという方法があります。主に3パターンあるためそれぞれの特徴をふまえて選んでみてください。
シガーソケットタイプ
『シガーソケットタイプ』は最も手軽なタイプで、電流が流れているソケットにそのままさすだけで使えます。大きさも10cmほどと小さく邪魔になりません。また車種問わずほとんどの車にあるシガーソケットで使えるため汎用性も高いのが魅力。
ただシガーソケットタイプだと車内の電源を独占するため、他の電子機器を充電にたい場合いに使えないのがネックです。そのためシガーソケットをあまり使わない方や、手軽さを重視する方へおすすめのタイプです。
ソーラーパワータイプ
『ソーラーパワータイプ』はその名のとおり太陽光をエネルギーとする車載用空気清浄機の種類で、省エネとエコにつながります。車のバッテリーへ負担がかからないため安心して使えるのが魅力です。
またソーラータイプの空気清浄機はたいていの場合が、シガーソケットにも対応するなど他の給電方法も備えています。そのため急に雨が降ってきた場合でも、切り替えて使用することが可能です。商品数は少ないですがコンパクトながらも清浄・脱臭に加え、他の嬉しい機能を搭載しているものもありますよ。
USBタイプ
USBを接続口とする『USBタイプ』の空気清浄機は、車載専用ではなくドリンクホルダータイプなど持ち運びしたい場合におすすめです。USBポートがあれば給電できるため、パソコンやコンセントなど給電方法の幅が広がります。
ただUSBタイプの空気清浄機を車で使うには、もともとUSBポートがある車かどうかを確認する必要があります。もしUSBポートが搭載していなかったら新しくUSBアダプタを用意しなければならないため、注意が必要です。
車内環境で選ぶ
空気清浄機を設置する車の大きさや乗車人数によって最適なタイプが変わります。車のサイズが大きいならそのぶん空間も広くなりますし、座席などの障害物も増えます。そのためサイズが大きくなるほど清浄機能が高いものを選びましょう。
また乗車人数も同様に人が増えるほど動作も増えるため、人が動くたびにホコリが舞って空気が汚れがちに。そのため普段から人をよく乗せる方も据え置きタイプなどといった、清浄・脱臭機能が高い空気清浄機の使用をおすすめします。
車載用空気清浄機のおすすめメーカー
車載用の空気清浄機を展開しているメーカーはそれほど多くありませんが、メーカーそれぞれの特徴を知っておくと、選ぶ時の参考になります。おすすめするメーカーは『SHARP』・『Panasonic』・『DENSO』の3つで、どれもイオン技術を清浄と脱臭に採用しているのが特徴です。
『SHARP』と『DENSO』は『プラズマクラスター』、『Panasonic』は『ナノイー』というイオン技術を用いています。おおまかな特徴としては、プラズマクラスターがニオイの分解能力が高いのに対してナノイーは集塵能力が高いということです。イオンの特徴や魅力は商品によってそれぞれ異なるため、おすすめ商品で詳しく紹介します。