1ドアの冷蔵庫はコンパクトなタイプが多いので、1人暮らしの方や自室用の2台目として人気のアイテムです。商品によって容量やドアの向きが異なるなど、違いが出てくるので迷ってしまいます。しっかり冷えるのか不安に思う方も少なくありません。
今回は1ドア冷蔵庫の選び方や、おすすめの商品を紹介します。これから新生活をスタートさせる方、小さめの冷蔵庫を探している方はぜひチェックしてください。
1ドア冷蔵庫と2ドア冷蔵庫の違い
『1ドア冷蔵庫』と『2ドア冷蔵庫』の違いは、名前の通りドアの数の違いと、冷凍庫がついているかになります。
1ドア冷蔵庫は冷蔵室のみの商品がほとんどとなり、機種によっては氷を作れるタイプがあります。製氷室には他の冷凍食品などは保存できませんので注意してください。2ドア冷蔵庫は、基本的に冷蔵室と冷凍室がついており、冷凍食品やアイスクリームなどを購入した場合必須です。
1ドア冷蔵庫のおすすめの選び方
サイズで選ぶ
1ドア冷蔵庫のサイズ感は幅広く、使用する用途によって必要な容量が変わります。自室に飲み物を入れられるコンパクトな1ドア冷蔵庫を使いたい方は、容量10〜50L前後の商品が良いでしょう。
1~2人暮らし向けでキッチンに置く予定があり、ある程度の量の食材などを収納したい方は、100L弱~150L前後のサイズがおすすめです。
稼働音で選ぶ
ワンルームで暮らしている方や、寝室に置くために1ドア冷蔵庫の購入を検討している方は、なるべく稼働音が静かな設計の商品が良いでしょう。寝ている際に、意外に音が気になってしまいます。
気になる方が安心できるのが、静音や低振動の1ドア冷蔵庫です。商品を探す際に確認しておくと良いでしょう。病院やホテルなども取り入れているタイプになります。
開閉方向で選ぶ
1ドア冷蔵庫は基本的に、開閉向きが片方しかありません。部屋の構造によって、スムーズに開閉できる向きが変わります。たとえばドアの近くに置く場合は、ドアとぶつかる向きの開閉方向ですと、少しストレスに感じてしまいます。
自分の開けやすい方向や、他の家具・家電の位置をチェックして、どちらの開閉方向が良いのか決めておくと安心です。
冷却循環方式で選ぶ
直冷式
『直冷式』の冷蔵庫は冷蔵庫内に冷却器を取りつけています。冷却器は冷気を利用し庫内を冷やすシステムで、比較的電気代が安くすむ点がメリットです。しかし直冷式は霜がつきやすくなり、霜取りを行わないと徐々に冷えにくくなります。冷えにくくなると、電気を使ってより冷やそうとするので、電気代がかさむ点がデメリットです。
少し手間はかかりますが、定期的な掃除が苦にならない方は、おすすめの冷却循環方式となります。
ファン式
一方『ファン式』は冷蔵庫の奥に設置した冷却器から、ファンで空気を循環させて庫内を冷やすものです。間接的に冷やすことになるやめ、直冷式よりも庫内に霜がつきにくく、霜取りするのは冷却器付近のみになります。
ファンを動かすので、直冷式に比べるとどうしても電気代が高くなります。直冷式を選びひと手間かけて月々の電気代を抑えるか、電気代を気にせずメンテナンスが楽なファン式を選ぶか、よく考えて選ぶと良いでしょう。
冷却方式で選ぶ
コンプレッサー式
『コンプレッサー式』とは、4つのサイクルでガス冷媒を圧縮し、熱を放出後に減圧します。放出された熱は再度吸収され圧縮を繰り返していく方法です。効率的に動く方法のため省エネですが、少し音が気になる点がネックです。
冷蔵庫と同じ空間で就寝する方は、夜中に気になってしまうかも知れません。設置場所によっては避けた方が無難です。
ペルチェ式
静音や低振動の1ドア冷蔵庫が、『ペルチェ式』です。電極を2つの半導体と繋ぎ、電流を流した際に発熱する方・熱を吸収する方と分かれます。ペルチェ効果と呼ばれる原理で、この原理が取り入れられています。
音が気にならないので、寝室はもちろんのこと、音に敏感な方でも比較的安心して使える1ドア冷蔵庫になります。なるべく静かな冷蔵庫を使いたい方は、ペルチェ式の1ドア冷蔵庫を選びましょう。
デザインで選ぶ
1ドア冷蔵庫は、デザイン性に優れた商品も多くあります。一般的なシンプルでモノトーン系の商品の他に、レトロで可愛らしいデザインや落ち着いた木目調と幅広いです。アクセントになるレッドなども人気なカラーとなります。
インテリアの一部として、自分好みの1ドア冷蔵庫を選ぶのもおすすめです。部屋の雰囲気が変わるので、お気に入りの空間になります。部屋のテイストとマッチした商品を見つけてみましょう。
1ドア冷蔵庫のおすすめメーカー
Electrolux
スウェーデンの『Electrolux』は、世界150ヶ国で展開しているメーカーです。静音や省エネ基準を満たした商品があります。シンプルで洗練されたデザインは、どんな部屋にもマッチするので使いやすいです。インテリアが北欧のデザインの方は、冷蔵庫も揃えてみると良いでしょ。
Haier
中国の家電メーカー『Haier』は、いまや世界でもトップレベルのシェアを誇ります。とくに1ドアの冷凍庫が人気が高いので、メーカー名を見たことある方が多いのではないでしょうか。冷蔵と冷凍に切り替えて使える商品もあります。