動画やゲームを快適に楽しみたい、作業をサクサクこなしたいときは『高性能タブレット』が便利です。処理速度が速ければストレスなく操作でき、容量が大きければ大量のデータを保存できます。
しかし商品の数が多いため、どのようなタブレットが高性能なのか分からないという人も多いでしょう。本記事では高性能なタブレットの選び方とおすすめ商品についてご紹介します。ぜひ比較検討しながら使い勝手のいいタブレットを見つけてください。
高性能タブレットのおすすめの選び方
CPUで選ぶ
『CPU』は言わば『パソコンの頭脳』。CPUに着目すると高性能かどうかを簡単にチェックできます。
CPUの判断基準はコアの数とクロック周波数です。コアとはCPUの中核部分で、コア数が多いほど一度に多くの作業ができます。コア数が2つだと『デュアルコア』、4つだと『クアッドコア』と呼ばれ、快適にタブレットを使用したいならコア数は4~8つがおすすめです。
クロック周波数はHzという単位で表記され、数が低いほど動きが遅く、高いほど速いと判断できます。アプリやゲームをサクサク稼働させたいなら1.8~2.3GHzほどがいいでしょう。
メモリで選ぶ
『メモリ』はデータを一時保管しておくスペースのことです。メモリ容量が大きいほど一度に多くの作業ができるので、アプリやゲームが快適に作動します。
使用目的がネット検索やSNSなどに限られるのであれば1GB、アプリを楽しみたいなら2GB、複数のアプリ、ゲームを使用したいなら4GBほどあるタブレットがおすすめです。動画編集などビジネスユースなら16GBほどあったほうがいいでしょう。
ストレージで選ぶ
『ストレージ』はOSなどのシステムデータ、アプリやゲーム、音楽などのプライベートデータを保存するスペースです。ストレージ容量が大きいほどたくさんの情報を記録できます。ネット検索やSNSを見るくらいなら8~16GB、ゲームやアプリをよく使用するなら32GB、音楽や動画、写真などのコンテンツをたっぷり楽しみたいなら64~128GBがおすすめです。
ストレージ容量が多くなるほどタブレットの価格が高くなるので、使用目的に応じて選ぶようにしてください。
解像度で選ぶ
『解像度』とは画面の密度のことで、1インチのなかに何個のドットがあるかを表したものです。『1280×800』や『1920×1080』など縦横の数字で表記され、数が多いほど密度が濃く高画質な映像を楽しめます。
高解像度のタブレットほど価格が上がりますが、動画視聴やゲーム時に色鮮やかな映像を楽しみたい人は、高解像度タブレットがおすすめです。解像度が高ければ小さな文字もぼやけにくく、電子書籍も快適に読めます。
サイズで選ぶ
タブレットの多くは長方形で、サイズはインチで表記されます。タブレットの主要なサイズは7インチ・8インチ・10インチです。
7インチと8インチは文庫本ほどの大きさで、片手で操作でき携帯性に優れています。9インチ、10インチは文庫本2冊分の大きさで片手では操作しにくいですが、大画面なので見やすいです。
タブレットを頻繁に持ち運びたい人は7インチや8インチ、大画面で動画やゲーム、電子書籍を楽しみたい人は9インチや10インチを選ぶといいでしょう。
高性能タブレットのおすすめメーカー
Microsoft (マイクロソフト)
『Microsoft』はWordやExcelなどの『Microsoft Office』が有名なメーカー。タブレットにはOSの『Windows』が搭載されているため、ビジネスユースに最適です。『Surface』シリーズのタブレットは高性能で処理速度が速く、重くなりがちな作業もサクサクこなせます。さらに別売りのキーボードを接続すればノートパソコンのように使うことも可能です。
Amazon (アマゾン)
『Amazon』はアメリカのECサイト運営会社で、『Fire』シリーズというタブレットを販売しています。低価格でスペックが高く、コスパ重視の人におすすめです。Androidをもとにした独自のOS『FireOS』を使用しており、アプリもゲームもスムーズに稼働。白黒画面の電子書籍リーダー『Kindle』と違って、動画もゲームも楽しめます。
Apple (アップル)
タブレットと言えば『Apple』。『iPhone』『iPad』『Mac』などの人気商品を生み出したメーカーです。タブレットの『iPad』は高画質で美しい映像を堪能でき、直感的に使えるユーザーインターフェイスが魅力的。ペンタブレットを使用すれば写真や動画編集をペンで操作する、手書きのイラストをデータ保存するなどさまざまな作業ができます。