電子レンジがあれば冷めてしまったお弁当や飲み物を、短時間で温められます。一人暮らしの方でも自宅で食事をするなら、欠かせない家電だといえるのではないでしょうか。
本記事では『一人暮らし』に最適な『電子レンジ』の選び方や、おすすめ人気比較ランキング10選を紹介していきます。電子レンジを購入しようか迷っている一人暮らしの方は、ぜひ参考にしてください。
一人暮らしに電子レンジは必要?
電子レンジは気軽に冷凍食品や食材などを温められる、あれば便利な家電の1つです。『料理をするのが面倒だな』と感じたときに、購入したお弁当や冷凍食品を温められます。普段あまり料理をしない一人暮らしの方であれば、特に必要な家電だといえるでしょう。
また電子レンジにはオーブン・解凍・さまざまな機能を搭載している、高性能な製品もあります。年中外食するという方でなければ、購入しておいて損はないでしょう。
一人暮らしに最適な電子レンジのおすすめの選び方
電子レンジの種類
単機能電子レンジ
単機能電子レンジはシンプルな機能を搭載している電子レンジです。複雑な機能を搭載していないので、扱いやすくなっています。温めと解凍機能を搭載している製品が多いため、『必要最低限の機能さえ搭載していればいい』という方におすすめです。
また手頃な価格の製品が多い傾向にあります。安い電子レンジを購入したい方は、単機能電子レンジの購入を検討してみてください。
オーブンレンジ
オーブンレンジは温めや解凍機能にくわえて、グリル・トースター・オーブンなどの機能も搭載している製品です。温めるだけでなく煮たり焼いたりもできます。本格的に食材を調理したい方には、オーブンレンジがおすすめです。
魚焼きグリルと比べて洗いやすいので、簡単に手入れができます。中には調理にこだわった機能を搭載している製品もあります。機能が多ければ多いほど価格も高いので、予算と相談しながら購入する製品を検討しましょう。
過熱水蒸気式オーブンレンジ
過熱水蒸気式オーブンレンジは、食材をヘルシーに調理したい方向けの製品です。電子レンジの内部を100度以上の気体で満たし、低酸素調理を行います。食材の酸化を防ぎながら余分な油を落としてくれるため、栄養価を損なうことなくヘルシーに調理してくれる製品です。
高性能なだけに高価な製品が多いので、コスパよりも機能性を重視する方におすすめします。
大きさ・容量
一人暮らし向けの賃貸に住んでいる方は、大きさや容量にも注目しましょう。キッチンや台所が狭い場合もあるため、一人暮らしの方にとって大きさや容量は重要な項目です。電子レンジを購入するときは、なるべく設置場所より小さい製品を購入しましょう。
電子レンジは本体の熱を逃すために、吸気口・排気口が設置されています。設置場所ギリギリの大きな製品を購入してしまうと、十分な排熱スペースが確保できません。排熱できないと故障の原因につながります。
排熱スペースを確保できる大きさの電子レンジを購入しましょう。また電子レンジは製品によって、庫内の大きさが異なります。冷凍食品や飲料水などを温める程度であれば、20Lの容量で十分です。自宅で料理をする機会が多い方は、25L以上の電子レンジを選びましょう。
テーブルの形状
電子レンジのテーブルの形状は2種類あります。ターンテーブルタイプとフラットテーブルタイプです。ターンテーブルタイプは庫内のテーブルを回しながら加熱します。単機能電子レンジで採用されやすいタイプです。
フラットテーブルタイプは庫内のテーブルを回さずに加熱します。ターンテーブルタイプはテーブルを回すことで、食材などを均等に温めています。ターンテーブルが回らないほど大きな食材などを入れて加熱すると、均等に温められません。
一方フラットテーブルタイプは、庫内のテーブルを回すことなく均等に加熱できます。大きな食材などでも安心して加熱できるタイプです。ただフラットテーブルタイプを採用している電子レンジは、高価な傾向にあります。
ですのでコスパを重視するならターンテーブルタイプ、機能性を重視するならフラットテーブルタイプがおすすめです。
最大出力
電子レンジは製品によって、出力できるワット数が異なります。もちろんワット数が大きいほど素早く加熱できます。500Wでも十分温められますが、より素早く温めたいなら600W以上を出力できる電子レンジがおすすめです。
中には最大1000Wで温められる電子レンジもあります。より素早く食材などを加熱したい方は、最大出力の大きい電子レンジを購入しましょう。
機能
電子レンジには自動調理メニューや2品同時温めなど、さまざまな機能を搭載した高性能な製品があります。普段からあまり自炊しない方であれば、価格の安い単機能電子レンジがおすすめです。
一方自炊する機会が多い方は、自分に合った機能を搭載している電子レンジを購入しましょう。効率良く加熱できる2段オーブンやラップ不要のスチーム温め機能など、便利な機能を搭載した電子レンジがおすすめです。
機能と予算のバランスが取れた電子レンジを購入しましょう。
ボタン1つで簡単に温められる自動温め機能
自動温め機能を搭載している電子レンジなら、ボタン1つで加熱できます。面倒な設定が不要で、スムーズに加熱できて便利です。細かい設定が面倒だと感じる方は、自動温め機能を搭載している電子レンジを購入しましょう。
よく使う操作を呼び出せるメモリー機能
温めるものが決まっている方には、メモリー機能を搭載している電子レンジがおすすめです。メモリー機能を使えば、自分好みに温める時間やワット数を設定できます。一度設定すれば次回から細かい設定が不要です。
冷凍食材が使いやすくなるサックリ解凍機能
サックリ解凍機能を使えば、冷凍した食材を包丁で切れる程度に解凍できます。ボタン1つで程よく解凍してくれるため、メモリー機能と同じく面倒な設定は不要です。冷凍した食材を調理する機会が多い方には、サックリ解凍機能搭載の電子レンジをおすすめします。
扉の開く方向
電子レンジの扉は製品によって開く方向が異なります。縦開きタイプは扉が手前に開くので、扉を開けるためのスペースは不要です。電子レンジを置くスペースが狭い方は、縦開きタイプの電子レンジを購入しましょう。
扉が横に開くタイプの電子レンジもあります。横開きタイプは冷蔵庫などの上に置いても、横に開閉するので開けやすいです。設置する場所を想定して、扉の開く方向を選びましょう。
利用環境に合った電源周波数
電子レンジは東日本と西日本で、電源周波数が異なります。東日本用は50HZで西日本用60HZです。エリアに合わない周波数の電子レンジを使用すると、故障や火災につながるので注意しましょう。
現在ではヘルツフリーの電子レンジが主流です。ただ中古や低価格の電子レンジの中には、ヘルツフリーに対応していない製品もあります。電子レンジを購入するときは、電源周波数を確認してください。
一人暮らしにおすすめの電子レンジの置き場所
電子レンジの置き場所は、製品の種類に合わせて変えましょう。温めたり解凍したりするだけの単機能電子レンジであれば、冷蔵庫でも棚の上でも置けます。吸気口・排気口を塞がないようにしましょう。
一方オーブンレンジは、オーブン機能を使用すると本体が高温になります。吸気口・排気口を塞がないようにするだけでなく、高温に耐えられる場所に設置しましょう。耐熱トップテーブルに対応している冷蔵庫であれば設置できます。
2ドア冷蔵庫は耐熱トップテーブルに対応している製品が多いです。
一人暮らしに最適な電子レンジの人気おすすめメーカー
Panasonic (パナソニック)
『Panasonic』の電子レンジには、エレックやビストロというシリーズがあります。単機能電子レンジやオーブンレンジはエレック、スチームレンジはビストロで売り出しています。中でもビストロは1台だけで、レンジ・グリル・スチーム・オーブンなどの機能が使用できる優れたシリーズです。
専用スマホアプリのキッチンポケットを使えば、ビストロで作れる簡単レシピが1週間分確認できます。献立に悩む毎日から解放される優れたシリーズです。Panasonicは自動調理メニューを搭載した製品が多いため、本格的な調理を行いたい方におすすめのメーカーです。
アイリスオーヤマ
『アイリスオーヤマ』の電子レンジは、他メーカーに比べて安い製品が揃っています。中でもオーブンレンジは『コスパがいい』と好評です。省スペースのコンパクトな製品が多いため『なるべく小さなオーブンレンジがほしい』という方には、アイリスオーヤマのオーブンレンジをおすすめします。
SHARP (シャープ)
『SHARP』といえば過熱水蒸気式オーブンレンジのヘルシオが有名です。従来の過熱水蒸気式オーブンレンジはスチーム・ヒーター・過熱水蒸気といった、複数の加熱方法を組み合わせて調理します。一方ヘルシオは過熱水蒸気のみで調理を行う製品です。
従来の過熱水蒸気式オーブンレンジよりも、効率良く食材を温められます。過熱水蒸気式オーブンレンジを購入するなら、SHARPの製品を検討してみましょう。