「デスクトップパソコンが欲しい」「デスクトップの人気モデルを知りたい」という方は、この記事がぴったりです。
デスクトップパソコンの魅力から選び方のポイントまで、丁寧に解説していきます。
記事の後半では人気デスクトップパソコンのおすすめランキングを載せてあるので、ご購入の際の参考にしてみてくださいね!
デスクトップパソコンのおすすめポイント
スペックの高い製品が多い
デスクトップパソコンの1番のおすすめポイントは、スペックが高いということ。
ノートパソコンも人気ですが、デスクトップパソコンのほうが本体が大きい分、高性能な傾向にあります。しかもスペックが足りないと感じたら、あとからパーツを追加することもできます。
スペックを重視するなら、やはりデスクトップパソコンがおすすめでしょう。
デスクトップパソコンのおすすめの形状
モニター別売り
モニター別売りのデスクトップパソコンの魅力は、「拡張性」にあります。自分の好みや用途に合わせて、モニターだけでなくキーボードなどの周辺機器をカスタマイズできます。
たとえばパソコンで映画を見たりゲームがしたいという方は、大画面のモニターと高音質なスピーカーを追加するといったことも可能。ただしデスクトップパソコンの種類によっては拡張性が少ないモデルもあるので、購入前に確認しておきましょう。
モニター別売りのモデルも、一般的には値段が高くなるとハイスペックになる傾向があります。
モニター一体型
モニター(ディスプレイ)とパソコンが一体になっているモデルは、デスク周りがスッキリするのが魅力です。
デスクトップパソコンとモニターをつなぐ配線もないので、パソコン周りの見た目にもこだわりたい方におすすめです。ただしモニター一体型パソコンは、拡張性が少ない欠点があります。
スティック型
スティック型のメリットは、非常にコンパクトだということ。手のひらよりも小さなサイズが一般的で、ポケットに入れて外出先に持ち運ぶことだって可能です。
スティック型パソコンは、モニターやテレビのHDMI端子に接続するだけで使えます。一度に複数の処理をおこなうといった高負荷の作業には向きませんが、Webページを閲覧したり動画配信サイトを閲覧したりする目的での使用なら、問題なく使えます。
デスクトップパソコンのおすすめの選び方
グラフィックボード性能で選ぶ
3Dの最新ゲームを楽しみたい方や、動画編集をしたい方、パソコンでイラストを書きたい方は、グラフィックボード(GPU)にこだわるのがおすすめ。ちなみにグラフィックボードは画像や映像に特化した処理装置のことです。
一般的なデスクトップパソコンは、はじめからグラフィックボードを内蔵しています。Webページを閲覧したり映画を見たり、Microsoft Officeを使ったりする程度では問題ありません。しかし3Dゲームなどパソコンに高負荷がかかる処理が必要な場合、もたついたりカクついたり、ストレスを感じてしまう方も多いでしょう。
こんな場合は高性能なグラフィックボードを搭載したモデルを選びましょう。有名なグラフィックボードとしては、NVIDIA社の「GeForce」シリーズがあります。GeForceは高性能なので3Dゲームを楽しいたい方向けです。またAMD社の「Radeon」シリーズは映像を滑らかに表現してくれるので、映画やアニメを楽しみたい方に向いています。
CPUで選ぶ
CPUでデスクトップパソコンを選ぶのもおすすめです。CPUはバソコンの頭脳ともいえる部分で、CPUの性能がパソコンの処理能力と大きく関わってきます。
おすすめなのが「Core i」の表記を見て選ぶこと。パソコンの購入をお考えの方は、Core i5、Core i7という表記を目にしたことがあるでしょう。一般的にCore iの次の数字が大きくなれば性能も上がります。
ただし同じCore i5などと表記されていても、第7世代、第8世代と、新製品になればなるほど性能が上がる傾向に。同じCore i5でも、第2世代と第10世代とでは性能が全く異なるのです。
ちなみに「Core i」シリーズの廉価版として「Atom」や「Celeron」などもあります。これらのCPUはリーズナブルな入門機に搭載されています。
動作周波数
動作周波数は2.40GHz、3.20GHzなどと「GHz(ギガヘルツ)」の単位で表記されます。数字が高ければ高いほど処理速度が速くなります。3Dゲームや動画編集をしたい方は、なるべく周波数の高いモデルを選びましょう。
コア数
コア数が多くなると同時に処理できるデータ量が増えます。コアが2つの場合はディアルコア、4つの場合はクアッドコア、6つの場合はヘキサコアなどと表記されます。Webサイトの閲覧や動画視聴がメインなら2コアでも十分です。しかし3Dゲームなど、より複雑な処理が必要な場面では、できるだけコア数が多いパソコンを選びましょう。
スレッド
「4コア/4スレッド」「4コア/8スレッド」などと表記されます。
コアは常にフルパワーで活動しているわけではありません。その余力を利用できるようにするのがスレッドです。1コア/1スレッドなら、余力があっても1つの作業しかできませんが、1コア/2スレッドなら、余力があれば2つの作業ができます。
ストレージで選ぶ
ストレージとはデータを保存しておく場所のことです。大きく分けるとHDDとSSDがあります。
SSDは値段が高めですが、データの保存スピードや読み込みスピードが速いというメリットがあります。HDDは安価ですが、保存スピードや読み込みスピードは遅めです。
メモリで選ぶ
メモリもパソコン選びの際には重要な要素です。
一般的にメモリは「テーブルの広さ」にたとえられます。たとえばメモリが多いと、Webページを同時にたくさん表示しても、画面がフリーズすることなくスムーズに操作がおこなえます。
Webページの閲覧が中心の方なら4GB以上、複数のアプリを同時に使用したい方は8GB以上がおすすめです。といってもメモリはあとから交換が比較的簡単におこなえるパーツなので、「4GBのデスクトップパソコンを買って、あとから8GBに増設する」といったことも可能です。
ただしパソコンによって増設できるメモリ量に限界があります。増設をお考えの方は購入前に、欲しいパソコンのスペックを確認しておく必要があります。
通信方法で選ぶ
パソコンを、利用したい通信方法で選ぶことも大切です。
通信方法には有線と無線の2種類がありますが、デスクトップパソコンは無線LANに対応していない場合が多いです。この点はスマホやタブレットの操作に慣れている方にとっては不便に感じるかもしれません。ただしモニター一体型パソコンは、無線LAN機能が搭載されている場合があります。
デスクトップパソコンで無線LANを利用したい方は、Wi-Fi子機が別途必要になります。といってもUSB端子に接続するだけなので、わずらわしい作業は必要ありませんよ。
ディスプレイで選ぶ
グレア液晶
グレア液晶は光沢のあるモニター画面のことです。
映画などを見る際は映像が綺麗に見えるメリットがある反面、画面に光が反射しやすくなったり映り込みしやすくなったりします。また長時間見続けると、目が疲れがちになる傾向にあります。
ノングレア液晶
ノングレア液晶は光沢のないモニター画面のこと。映り込みが少なく、目に優しいメリットがあります。しかし映像の綺麗さという観点では、グレア液晶に軍配が上がります。
ちなみにモニター一体型パソコンは購入後にディスプレイの買い替えができないので、購入の際はグレアかノングレアか、忘れずにチェックしておきましょう。
映像出力で選ぶ
一般的に使われているHDMI端子が採用されているモデルを選んでおけば、映像出力で困ることはないでしょう。HDMLケーブルで外部接続すれば、映像や音声を出力できます。HDIMはデジタル信号なので、映像や音声の情報が劣化しにくいのが特徴です。
また映像出力以外で頻繁に利用されるのがUSB端子。USB端子がついていないパソコンを探すほうが難しいですが、特にチェックしておきたいのが「USB TypeC」端子があるかどうかです。USB TypeCはデータの転送のほかに充電もできるので、デスクトップパソコンを快適に使いたい方は、USB端子の種類もチェックしておくのがおすすめです。
サイズで選ぶ
デスクトップパソコンのサイズはさまざまありますが、ミニタワーやスリムタワーが一般家庭向きです。
大きい順から「ミドルタワー」「ミニタワー」「スリムタワー」。これ以外にも「モニター一体型」や、手のひらサイズの「ミニパソコン」もあります。大きいほうが拡張性が高い傾向にあるので、ミドルタワーはカスタマイズしたい上級者向けです。
メンテナンス性で選ぶ
メンテナンスしやすいかどうかも、デスクトップパソコンを選ぶ際のポイントです。
何ヶ月も掃除しないでおいたパソコンは給気口やにほこりがたまり、冷却性能が落ちてしまいます。また定期的にメンテナンスしないと、ファンから異音がするなどのトラブルも起こりがちに。
拡張性が高い大きなパソコンほど、メンテナンスしやすい傾向にあります。配線に余裕があったり空きスペースが十分にあったりすると掃除もしやすいです。
購入の際に必ずチェックしなければならない、といった項目ではないかもしれませんが、拡張性が高くケースの開け締めがしやすかったりすると、メンテナンスしやすいパソコンといえます。
一般的には裏側からネジでケースのフタを開けますが、パソコンの種類によっては横からフタを取り外せるものもあります。
デスクトップパソコンのおすすめメーカー
日本電気 (NEC)
パソコン選びで失敗したくない方は、NECのパソコンがおすすめです。NECは日本を代表するパソコンメーカーで、デスクトップパソコンの「VALUESTAR」シリーズ、ノートパソコンの「LaVie」シリーズが有名です。
NECは万が一トラブルが起こった際も、LINEや電話で相談できるサポートが充実しているので、初心者にも選びやすいメーカーです。画質や音質も満足する方が多いのも好印象。
NECはパソコン選びで失敗したくない、という安心感を求める方におすすめです。
HP (ヒューレット・パッカード)
低価格でシンプルなパソコンが欲しいなら、HPがおすすめ。
HPのパソコンの特徴は、値段が安くて十分なクオリティを保っている、ということ。HPが世界トップクラスのシェアを誇っているのも納得です。
コストパフォーマンスが高いパソコンをお探しの方にはHPがおすすめです。
富士通
富士通は、NECと同じく安心感が魅力の国内メーカーです。困ったときに電話やメールですぐに相談できます。
また購入後3年間はセキュリティソフトが無償で使えるなど、さまざまなサービスも付帯しています。ちなみに有料ではありますが、専門のスタッフが家まで来てパソコンやタブレット、スマホのセットアップやメンテナンス、使い方などの問題を解決してくれる「PC家庭教師」が利用できたりもします。
「パソコンは全くの初心者」という方は、富士通のパソコンがおすすめです。
Dell (デル)
Dellは「自分好みカスタマイズしたい」という方におすすめのメーカーです。Dellは小売店を介さない、メーカー直販にすることで低価格を実現しています。ただし値段が安い分、「パソコン初めてマニュアル」というような親切な冊子などは付属していません。
パソコンは2台目以降で、ある程度はパソコンの知識がある、という方にDellはおすすめです。
Apple
ブランドや質を重視したい方は、Appleのパソコンがおすすめです。
注意点としては、Appleでは独自のOSを採用しているということ。ちなみにOSとは、パソコン全体を管理し動かすための基本的なソフトウェアのことをいいます。
またWindowsのパソコンとキーボードの配列が多少違ったり、操作性も多少違いがあります。しかしデザイン性や性能といったクオリティは高いので、一度操作に慣れてしまえば長い付き合いになるかもしれません。
Appleのパソコンは動作の安定性にも定評があり、「パソコンがフリーズするのが嫌だ」という方にもおすすめです。ただし他のメーカーよりも値段が高い傾向にあるので「とりあえずパソコンが欲しい」という方には向かないかもしれません。
おすすめデスクトップパソコン使用上の注意点
デスクトップパソコンを使用する前に注意しておきたいのが「パソコンに保証期間があるかどうか確認しておく」ということ。最低でも3年の保証がついていれば安心でしょう。
さらにパソコン初心者の方は、電話やメールでのサポート期間がどのくらいか、というのも事前に確認しておくと、パソコンに不具合が起こった場合でも安心ですよ。