自宅にいながらトレーニングができる『トレーニングチューブ』は、安い価格で効率よく全身のトレーニングができるアイテムです。簡易的なチューブ状のものから使いやすいグリップ付きのものまで、豊富な種類の中から自分に合ったトレーニングチューブを選ぶことができます。
しかしトレーニングチューブを初めて使う人にとっては、どれを選んだらいいのか分からないもの。今回ご紹介する『おすすめのトレーニングチューブ10選』で自分に合ったアイテムを見つけてください。
トレーニングチューブとは
ゴムでできたトレーニング器具の一種で、チューブ状の両端にゴム製の輪が付いているものが一般的。チューブの端から引っ張って伸ばすことにより、筋力トレーニングができるものです。
見た目はシンプルなので使い道が少なく思えますが、方法しだいで力の調節やトレーニング部位を変えることが可能です。アイテムによって強度が選べるので、年齢性別を問わず使えます。
トレーニングチューブのおすすめポイント
大きなマシンを使わず負荷をかけたトレーニングができる
フィットネスジムで大きなマシンを使えば筋肉を鍛えられますが、毎月の会費や往復の手間がかかってしまうことが難点。しかしトレーニングチューブがあれば、自宅でも大きな負荷をかけたトレーニングが可能になります。
とくに大胸筋を鍛えたいならトレーニングチューブがおすすめ。お風呂上りや休み時間など、『空いた時間にトレーニングする』という効率の良い使い方ができます。もちろんフィットネスジムに通いながら自宅でもトレーニングしたい人にも最適です。
かたくなった肩をほぐせる
筋トレのイメージが強いトレーニングチューブですが、毎日のストレッチにも使えます。軽く引っ張ることで負荷がかかるうえに、自分の力で負荷をコントロールできるというメリットも。
トレーニングの後にそのままストレッチをしてもいいですし、仕事や家事で凝り固まった筋肉をほぐしてもOKです。
スロートレーニングができる
筋肉を鍛えるには瞬発力をいかした一般的な方法と、一定の負荷を長時間かける『スロートレーニング』という方法があります。スロートレーニングは筋肉が大きくなりにくいため、引き締まったスリムな体を手に入れたい人に最適です。
また効率よく脂肪を燃焼するため、筋トレをしても腕や足がムキムキになりすぎません。女性に人気が高い筋トレ方法で、トレーニングチューブを使うとさらにメニューの幅が広がります。
筋力に合ったトレーニングができる
自分の筋力に合っていない重さのトレーニンググッズを使うと体を傷めたり、軽すぎて効果が少なかったりといった注意点があります。トレーニングチューブのメリットは長、さや引っ張る強さを自分で調節するので、無理なく筋トレができることです。
トレーニングチューブなら初心者や高齢者をはじめ、本格的に体を鍛えたい上級者まで幅広く使うことができるのです。
怪我のリスクが少ない
軽くてやわらかいトレーニングチューブは万が一落としてもケガをするリスクが少ないため、小さな子どものそばでも使えます。固くて重いダンベルを使うのは危険ですが、トレーニングチューブなら子どもの近くでトレーニングをしても安心。
軽いトレーニングチューブはトレーニングのしやすさだけでなく、安全面でも少ないリスクで使用できるところもおすすめポイントのひとつです。
トレーニングチューブのおすすめの選び方
タイプで選ぶ
ひも状のチューブタイプ
トレーニングチューブの中でも一般的なタイプ。自分の使い方に合わせて長さを変えたり縛ったりして使うことができます。シンプルな形状は汎用性が高いので、1本あればさまざまなトレーニングが可能です。
平らなバンドタイプ
バンド状の平らなトレーニングチューブ。長さの調節がしやすいのが特徴で、二重にして強度を調節するといった使い方ができます。輪っか状になったバンドタイプのトレーニングチューブもあります。自分で長さを調節する必要がない初心者向けです。
デメリットは、薄いため破れたりちぎれたりするリスクが高いこと。そのため長く使いたい場合は素材や厚みといった強度を確認しておくことをおすすめします。
進化型タイプ
チューブ型やバンド型とは違った形状のトレーニングチューブのことで、輪っかが複数つながったものなどがあります。形や使い方がある程度決まっているので、長さの調節の必要
がないことが特徴です。
トレーニングチューブのなかでも負荷が低めのものが多いので、初心者やリハビリ向けにも使えるすぐれもの。ただし上級者にとっては負荷の調節ができないぶん、物足りなく感じてしまうこともあります。
グリップ付きのタイプ
チューブの両端にグリップが付いたタイプで、チューブを握りながら引っ張っても手が痛くなりにくいのがメリットです。ループ付きのものなら手や足に引っかけて使うことも可能。握りやすいグリップは余計な力を使わないので、トレーニングに集中したい人や初心者におすすめです。
しかしグリップが付いていると、柱などに縛って使うことができなくなるので注意が必要。トレーニングの方法によって使い分けが必要な点も理解しておきましょう。
鍛えたい部位で選ぶ
腹筋
手の力を使うトレーニングチューブは、『腹筋』を鍛えるのにも最適です。チューブを背中側にして両端を持って引っ張ってみましょう。同様に前で引っ張ってもOKです。
また仰向けで腹筋運動をおこなうときにも活躍します。トレーニングチューブを手と足に引っかければ、チューブが伸縮する力で初心者の腹筋運動をサポート。腰への負担も少ないのでおすすめです。
二の腕
腕を鍛えたい・細くしたい人にも最適です。『二の腕』を鍛えたい場合はチューブタイプやバンドタイプがおすすめ。
方法はトレーニングチューブの片側を足で踏むか、輪っかを通した状態で、もう片方のトレーニングチューブを背中側に上下させます。肘の位置を固定して、肘から下のみを上下させる方法も効果的です。
足腰
腰痛予防や『足腰』を鍛えたいトレーニングには、バンドタイプを使いましょう。トレーニングチューブで負荷をかけるスクワットが効果的。下半身全体を使うため、多くのカロリー消費が期待できます。
やり方はトレーニングチューブのまん中を両足で踏んだ状態で、両端を持ったままスクワットします。狭い場所でも効率的なトレーニングが可能です。
お尻
『お尻』を鍛えるには、バンドタイプががおすすめ。最近はお尻のトレーニングに注目されているため、お尻トレーニング用のトレーニングチューブや本がたくさん販売されているのでチェックしてみてください。
方法はトレーニングチューブの両端を結んで輪っか状にします。横になった状態で寝転んで、両足にトレーニングチューブをかけて上側の足を上下するだけ。お尻の横も鍛えられるので、小尻効果が期待できるトレーニングです。
強度で選ぶ
トレーニングチューブは見た目が同じように見えても、ゴムの強度に差があります。商品のパッケージや商品に強度レベルが記載されていることが多いので、パッケージをチェックしてみてください。
選ぶときには見本があれば実際に少し引っ張ってみて、『少しきついな』と思えるくらいの強度のものを選びましょう。リハビリ目的の人や高齢者は軽い強度でOKです。持ち方やトレーニング方法によっても強度が変わってくるので、まずは少し軽い程度のものから始めると失敗しにくいです。
価格で選ぶ
価格帯は幅広く、1000円以下のものから3000円を超えるものまでさまざま。価格の差は素材(耐久性)、厚み、グリップなどの付属品によって変わります。価格が安いほうがコスパが良いですが、耐久性が弱い場合があるので注意が必要です。
基本的にゴム製なので、使い込むうちに劣化してしまうものです。価格が高いものを買っても消耗品となるため、まずは価格帯が中間くらいのものを選ぶことをおすすめします。
トレーニングチューブのおすすめメーカー
FREETOO
フィットネス用品やアウトドア用品を中心に販売しているメーカーです。スポーツ用に開発されてウエストポーチやバッグ類には定評があり、価格は安いものの品質や品揃えが豊富。トレーニング上級者も多く愛用しています。
Orange Roll
バックパックなどのアウトドア用品をはじめ、スポーツ用品やフィットネス用品を中心に販売するメーカー。デザインはシンプルながらも原色や蛍光色を使ったカラフルなものが多いのが特徴です。
アルインコ
フィットネス器具や通信技術、建設現場の仮設設備などを幅広く手掛ける日本のメーカーです。品揃えが豊富で価格は安めですが品質は安定しています。フィットネス関係の商品が多くあるのでトレーニングチューブハ得意分野といえます。