購入後すぐに使えて足元や腰回りをあたためることができる『ホットカーペット』。数多くの暖房器具がある中、ホットカーペットにはどういうメリットや特徴があるのか、また、どうやって使うのがおすすめなのか、実際にはよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はホットカーペットの特徴をはじめ、おすすめの使い方や人気の『ホットカーペット』を皆さんにご紹介していきます。
目次
おすすめホットカーペットの特徴
『ホットカーペット』はいわゆるラグやカーペットを発熱させて、よりあたたかくすることができる敷物のことです。室内の全体温度を高めてくれるエアコンやストーブと異なり、足元や腰回りなどの下半身をあたためてくれるという特徴があります。また低温やけど防止のため基本的にはカバーと一緒に使われることが多いです。
火ではなく電気であたためるので、小さい子どもやお年寄りがいる家庭でも安心かつ安全に使うことができるといえるでしょう。
ホットカーペットのメリット
ホットカーペットのメリットとしては、安全性の高さや節電・自宅への取り入れやすさなどが挙げられます。電源さえあればあたためられるのでエアコンを取りつけるような工事は必要なく、ホットカーペットを敷けばすぐに使うことができます。
また暖房器具の中でも安全性が高いので、火事や低温やけどの危険性が少ないといえるでしょう。さらにエアコンやヒーターよりも電気代を抑えられるといわれているため節電にも繋がります。
ホットカーペットのデメリット
ホットカーペットのデメリットとしては、主に部屋全体をあたためられない・ダニが発生する場合があるということが挙げられます。前述にもあるようにホットカーペットは足元をはじめとする下半身をあたためるのに効果的なアイテムです。これに加え畳数も2〜4畳程度のものしか取り扱われていないので、部屋全体の空気温度を高めたり床全体をあたためることはできません。
またダニについてですが、ホットカーペットは床に敷くものであるために汚れやすくダニが発生しやすいです。基本的にはこまめなお手入れ・洗濯をおこなえばダニ対策ができますが、気になるという方はダニ退治機能搭載のホットカーペットを選ぶようにしましょう。
海外でホットカーペットを使用する場合は注意が必要
基本的に国内でホットカーペットを使うという方が多いですが、もしも海外で使いたいということであれば電圧に注意するようにしましょう。基本的に日本国内で取り扱われているホットカーペットは100Vですが、海外の場合120Vや120V以上の数値が必要であることがほとんどです。
数値の記載はコントロール部の裏側にあるので、海外で使いたい場合はボルト数の確認と変圧器の準備をするようにしてみてください。
おすすめホットカーペットの種類
ここではおすすめなホットカーペットの種類と特徴を説明していきます。主にセパレートタイプ・フローリングタイプ・省エネコンパクトタイプの3つのタイプが一般的です。
セパレートタイプ
ホットカーペットの中でも特に多いのが、本体とカーペットカバーに分かれている『セパレートタイプ』のホットカーペットです。セパレートタイプですと表面が汚れてしまっても、クリーニングに出したり洗濯をしたりしてキレイな状態を保つことができます。またカーペットカバーを取り替えてお部屋の模様替えをすることもできるという魅力も。
本体メーカーがおすすめしているカーペットカバー、もしくは指定カーペットカバーを使うと熱効率がいい場合が多いです。より効果的にあたためられるので指定のカーペットカバーを選ぶのもおすすめです。
フローリングタイプ
リビングでホットカーペットを使いたいという方や、小さい子どもがいて食べこぼしや飲みこぼしが気になるという方には、『フローリングタイプ』のホットカーペットがおすすめです。フローリングタイプなので汚れてしまっても拭き取るだけでキレイにすることができ、お手入れも簡単だといえるでしょう。
またフローリングタイプのホットカーペットの中には、撥水加工が施されているものもあり、より汚れに強い仕様になっています。掃除機・粘着式クリーナーなどでのお手入れがしやすいのもフローリングタイプの魅力の1つです。
省エネコンパクトタイプ
ホットカーペットはサイズが大きければ大きいほど電気代がかかります。そのため『省エネ機能』が搭載されているホットカーペットを選ぶのがおすすめなのはもちろん、なるべく必要最低限の畳数に抑えて選ぶのもおすすめです。
特に1人で使うという方は1畳のホットカーペットで済ませるようにしたり、使用頻度によっては電気毛布やホットマットなど、ホットカーペット以外のアイテムで電気代を抑えるという方法もいいでしょう。
おすすめホットカーペットの選び方
おすすめホットカーペットの基本的な選び方としては収納のしやすさや機能性・洗えるかどうかなど、5つの選び方が挙げられます。
部屋の広さで選ぶ
ラグやカーペット同様にホットカーペットも部屋の大きさで選ぶようにしましょう。基本的には2畳〜4畳程度の大きさのものを選ぶのが理想的ですが、ソファーの下やイスの下に敷いて足元だけをあたためたいという場合には、1畳のホットカーペットを選ぶのもいいでしょう。
またホットカーペットの形も正方形・長方形などさまざまなので、敷く場所にあう形を選んでみてください。
収納のしやすさで選ぶ
ホットカーペットを使用する時期としては秋〜冬が一般的で、それ以外の時期は基本的にクローゼットや押入れなどに収納しておく流れとなります。ここで意識したいポイントが、収納のしやすさです。
ホットカーペットの種類によって厚さの違いがあるうえに、サイズが異なるので、かさばるものであれば少し広めの収納スペースが必要でしょう。
そのためホットカーペットを選ぶ際には、ホットカーペットの厚みやどのくらい収納スペースが必要かなどを確認しておくことが大切です。
機能性で選ぶ
ただあたためられるだけでなく便利な機能が搭載されているホットカーペットが欲しいという方は、部分あたため機能搭載や切り忘れ防止機能搭載のホットカーペットを選ぶのがおすすめです。
特に切り忘れ防止機能はあらかじめタイマーをセットしておけるので、節電にも繋がりますし低温やけど防止にも繋がります。
省エネかどうかで選ぶ
ホットカーペットの電気代はホットカーペットのサイズによって異なりますが、1畳で1時間当たりおよそ4.4円の電気代がかかるといわれています。またサイズが大きければ大きいほど1時間当たりの電気代は高くなります。
そのためなるべく節電したいという方は、電気代を抑えられる省エネモードが搭載されているホットカーペットを選ぶ、もしくはあたためられる部分が指定できるホットカーペットを選ぶのがおすすめです。
洗えるかどうかで選ぶ
カバーがついているホットカーペットの場合、カバーを洗うことができるかどうかも確認しておきましょう。特に小さい子どもがいる家庭は子どもが寝そべったりハイハイしたりというように、ホットカーペットに顔を近づける機会が多いので、こまめに洗う方が衛生的です。
また丸洗いできるかどうか・洗濯機で洗えるのか・クリーニングでなく自宅洗濯できるかなどのポイントもあらかじめ確認しておくと、スムーズにお手入れすることができるでしょう。加えて抗菌・防ダニ機能などがプラスされていると、尚いいといえます。
おすすめホットカーペットの使い方
ホットカーペットをより有効的に使うための使い方をご紹介します。自宅での使い方だけでも何パターンもあります。
グランピング
キャンプやアウトドアの人気が高まる中、おしゃれなアウトドアとして位置付けられていて、特に人気のグランピングでもホットカーペットが取り入れられています。ただしどのキャンプ場でも使えるという訳ではなく、AC電源サイトが導入されているキャンプ場のみとなります。
AC電源サイトさえ導入してあれば、屋外用コードを用いて簡単かつ安全にホットカーペットを使うことができるでしょう。
子ども部屋
子ども部屋があるという家庭の場合、ホットカーペットを取り入れてあたたかい部屋づくりをするのがおすすめです。火を使わずに子ども部屋をあたためられるので、家事などで少し目を話す時間があっても安心だといえます。
ただし短時間でも低温やけどをする可能性があるので、こまめな温度管理に加えなるべく目を離さないというような注意が必要です。
コタツの下
ホットカーペットを使う場所の定番として挙げられるのが、コタツの下ではないでしょうか。コタツの電源は入れずホットカーペットの電源を入れて、コタツの下に敷き使うという方法が一般的ですが、コタツの中がほどよくあたためられて、なおかつコタツを使うよりも節電に繋がります。
節電に繋がるからおすすめというだけでなく、コタツを使うと暑くなりすぎてイマイチという方にもおすすめできる使い方です。
和室
ホットカーペットというとどうしても洋室で使うイメージがあるかもしれませんが、和室での使用もおすすめです。セパレートタイプのホットカーペットであればカーペットカバーのデザインが選べるので、和室にあうようなデザインのカーペットカバーを選ぶこともできます。
またソファーやイスなどと組み合わせて、おしゃれでモダンな雰囲気のお部屋づくりをすることもできるでしょう。
ホットカーペットのおすすめブランド
ホットカーペットの中でも特におすすめかつ人気なブランドとして、以下のブランドが挙げられます。
Panasonic (パナソニック)
家電メーカーの中でもおなじみかつ人気の『Panasonic』。安定のクオリティ・品質でどの商品を選んでも大きくはずれることはないという特徴が挙げられるでしょう。
ホットカーペットだけを見てみると価格は少し高くなりますが、高機能であることはもちろん、省エネ機能に強いホットカーペットの取り扱いが多い傾向です。またダニ対策機能搭載のホットカーペットや丸洗いできるタイプのホットカーペットなど、ライフスタイルにあわせて選べるホットカーペットが豊富になっています。
YUASA
『YUASA』のホットカーペットはソファーの上で使えるタイプはもちろん、1人用のものから大判サイズまで幅広く、使用人数や目的などにあわせてより使いやすいものを選べるようになっています。
中でも3畳タイプのホットカーペットは、使っていて便利な機能が複数搭載されているという魅力も。
ユーイング
『ユーイング』のホットカーペットは低価格で購入できるという特徴が挙げられます。本体とカーペットカバーのセットで購入しても安価に抑えられるので、なるべくコストをかけずに購入したいという方におすすめのメーカーです。
機能性面は最低限なものがほとんどですが、1人暮らしの方や取り急ぎホットカーペットを使いたいという方にとっては十分満足できるといえるでしょう。
山善
Panasonic同様に幅広く家電製品を取り扱う『山善』。ホットカーペットの中には熱効率を高める工夫が施されているものや、空気をキレイにしてくれる消臭機能つきのものなど、こだわられた機能が搭載されているホットカーペットが多いです。
機能面にこだわっているのにもかかわらず、低価格で購入することができるので、コスパがいいと評判を集めています。また山善のホットカーペットはデザイン性も優れており、この部分も人気ポイントだといえるでしょう。
広電 (KODEN)
『広電』のホットカーペットには遠赤外線フェルトが採用されており、より体をあたためてくれる効果が期待できます。
短時間であたためてくれる速暖スイッチをはじめ、カーペットの温度調整をしてくれる室温センサー搭載のものもあるので、快適な温度を保ちつつ節電をすることもできる仕組みです。
テクノス (TEKNOS)
『テクノス』は季節家電を多く取り扱っているメーカーで、ホットカーペットをはじめストーブや加湿器などの商品が代表的です。素早くあたためられるホットカーペットが多いという特徴があり、使いたいときにすぐにあたためられるのも魅力の1つだといえるでしょう。
1畳用のコンパクトなホットカーペットであっても機能性に優れいてるものが多いので、機能面を重視したいという方に特におすすめなメーカーです。