スーパーでは必ず見かける『パスタソース』。ミートソースなどが王道ですが、多くのメーカーがさまざまな種類のパスタソースを製造しています。今回はそんなパスタソースについて、種類や選び方、編集部のおすすめ10選を紹介します。
パスタソースのアレンジ方法も紹介するので、献立に迷っている方や余ったパスタソースに困っている方は必見です。
パスタソースのおすすめの選び方
パスタの麺に合わせたソースを選ぶ
細めのパスタ
細めのパスタは太さ0.9mmのものから1.6mm(一般的なパスタサイズの前)までを指します。それぞれ名前は細い順から『カッペリーニ (0.9mm)』『フェデリーニ (1.4mm)』『スパゲッティーニ (1.6mm)』です。
細めのパスタはソースが絡みにくいことから、冷製パスタや軽めのパスタソースとよく合わせられます。ただスパゲッティーニほどの太さからは、濃いめのトマトソースとも相性が良いようです。
太めのパスタ
太めのパスタは1.8mmから2.0mmになります。名前はそれぞれ『スパゲッティ (1.8mm)』『スパゲットーニ (2.0mm)』と呼ばれ、太くなると小麦の味も強く感じるようになります。
太めのパスタはカルボナーラやナポリタンなどの重たいソースとの相性が良いため、食べごたえも抜群。なので濃厚なソースを使いたい方は、このぐらいの太さがおすすめです。
短いパスタ
短いパスタには『ペンネ』『マカロニ』『ラビオリ』『ニョッキ』などさまざまな種類があります。ソースに絡みやすい形のものが多いため、クリームソースや濃いめのトマトソースと合わせられることが多いです。
日本でもよく食べられているショートパスタ料理は『ペンネアラビアータ』や『アマトリチャーナ(リガトーニ)』など。マカロニはグラタンにもよく使われています。
味の系統で選ぶ
トマト系ソース
トマトソースは味がさっぱりしていて食べやすくカロリーも低いため、ダイエット中の方でも気軽に食べられます。またアレンジも効くので飽きにくいのが特徴です。
またトマトソースはパスタ以外でもグラタンや、ドリア、ピザソースなどにも応用できるので、ストックしておくとかなり便利です。
ミート系ソース
ミート系はその名の通り、お肉がたくさん入ったソースのこと。メインの材料がお肉なので食べごたえがあります。さっぱりしすぎないパスタを食べたい時におすすめのソースです。ソースが絡みやすいショートパスタともよく合います。
ミート系ソースはパスタの糖質だけでなくたんぱく質も同時に採れるので、栄養を摂りたい方にもおすすめです。
オイル系ソース
オイル系ソースを使った代表的なパスタ料理は『ボンゴレ』や『ペペロンチーノ』などです。脂っこい印象があるかもしれませんが、体に良い『オリーブオイル』が使われており、食べたあとも胃もたれしにくいのが特徴。
オリーブオイルには悪玉コレステロールを減少させる効果や、生活習慣病を予防する効果や抗酸化作用のある成分が豊富に含まれています。
クリーム系ソース
クリーム系のソースはバターや生クリームの濃厚な味わいを楽しめるのが特徴です。味が十分ついているためアレンジしなくても食べごたえがあります。軽めに食べたい時は野菜を加えてマイルドにしてもよいでしょう。
またトマト系のソースやミート系のソースと合わせて、クリームトマトソースを作るのもおすすめです。余ったソースはグラタンやドリアにも最適。
明太子系ソース
明太子を使ったパスタソースも人気です。味や食感も洋風のパスタより重くなく、気軽に食べられます。余ったソースは明太子ポテトサラダや野菜ディップにしてもよいでしょう。
そのほかにもパンに塗って明太子トーストにしたり、ピザソースにして明太子ピザなんかも作れます。このようにアレンジしやすいのも明太子ソースの特徴です。
包装と量で選ぶ
パウチ
パウチ入りのパスタソースは鍋でそのまま温められ、少人数分に分けてあることが多いので使い切りやすいのが特徴です。そして缶詰やびんなどの包装に比べて、買い物の時に重たくなりにくいメリットもあります。
パウチ入りソースの中には温めが不要なふりかけタイプもあります。なので忙しい朝や簡単にお昼を済ませたい時にもおすすめです。
缶詰
缶詰タイプのパスタソースは比較的価格が安いのが特徴。加熱方法はパウチと同様、鍋で加熱、またはお皿に入れて電子レンジで温めます。容器ごと加熱はできないので、パウチと比べると便利さは劣ります。
缶詰タイプを使うメリットは、安い・賞味期限が長い・大人数用のものがあるといった点でしょう。そのため「保存食としてストックしておきたい」「家族が多い」という方によいかもしれません。
びん
びんタイプのパスタソースはキャップがついているため、保存しやすいのが特徴です。また使う量も使い切りタイプなどと比べると、一度で全部使う必要がないので自由に調節しやすいでしょう。ただあまりにも長期間置いているとカビが生えてしまいます。
しかし量が多くて使いやすく、びんの再利用もできるなど、メリットが多いです。
ディスペンパック
ディスペンパックはコンビニのホットドックやアメリカンドックなどによく付いてくる、「パキッと折るタイプのソースケース」のことです。初めて知る方もいるかもしれませんが、パスタソースにもディスペンパックのものがあります。
使い方は端を持って、真ん中を折るだけです。袋を破って開けたり缶詰のように力を使って開ける必要がありません。またパスタ以外にもサラダや色々な料理とアレンジが可能です。
手軽さで選ぶ
ワンポットパスタソース
ワンポットパスタソースとは、お鍋やフライパンにパスタとソースと材料を入れて煮込むだ
時間も10分だけで済むので時短にもなります。有名なメーカーでは『キユーピー』がワンポットパスタソースの素を作っています。時間がない時や手間をかけずにおいしいパスタを食べたい時におすすめです。けでできるパスタソースのことです。ひとつのお鍋やフライパンだけでできるので、洗い物も少なく便利なのが特徴。
温める必要のないあえるだけタイプ
あえるだけのパスタソースはレトルトのパスタとは違い、温める必要がないのが特徴です。茹でたパスタの温度だけで十分ソースが絡まります。ソースの種類もトマト系からクリーム系までさまざまで、多くの味を楽しめます。
とにかく短時間で手軽に作れるので、忙しい時やキッチンを汚さずに簡単にパスタを作りたい時におすすめです。
パスタソースのおすすめメーカー
日清フーズ
日清フーズは業務用のパスタソースを主にラインナップしています。種類は常温保存が可能な缶詰タイプと冷凍用のパウチに分かれています。業務用だけあってかなり大容量なので、パスタが大好物な方におすすめです。
無印良品
無印良品のパスタソースは『素材の味を生かしたソース』が特に人気です。種類は王道のトマト系ソースから、クリーム系、明太子ソース、イカ墨ソースとさまざま。添加物が少ないのも特徴です。
S&B食品
S&B食品は東京・銀座にある人気イタリアンレストランのシェフが監修した『予約でいっぱいの店のパスタソース』や超辛シリーズの『超辛スコーピオンパスタソース』など、オリジナリティ溢れる商品を取り扱っています。
日清製粉グループ
日清製粉グループは『マ・マー』や『青の洞窟』など、スーパーなどで必ず見かけるパスタソースを製造。基本的なレトルトから、あえるだけのものはもちろん、電子レンジだけで作れるパスタも販売しています。
パスタソースのおすすめアレンジレシピ
ラザニア
ラザニアはパスタとミートソースを重ねて、オーブンで焼くだけの簡単なパスタ料理です。ラザニア用のパスタがない場合は、餃子の皮や豆腐でも代用できます。
作り方はとてもシンプル。耐熱皿を用意したらお好きな生地(パスタや餃子の皮など)とミートソース、チーズを順に重ねるだけ。あとはオーブンで焦げ目がつくまで焼けば完成です。こんがり焼けたチーズと食感のある生地で、食べごたえ抜群の料理ができます。
炒めもの
パスタソースが活用されることが多いのが『炒め物』です。作り方はお好きな材料をしんなりするまで炒めて最後にソースと混ぜるだけ。シンプルで簡単に作れます。
パスタに飽きてしまった方や、ダイエット中で野菜を食べたい方におすすめです。
クラムチャウダー
クラムチャウダーも作り方は簡単。あさりや貝類が使われているパスタソースに牛乳を加え、数分煮るだけで本格的なクラムチャウダーが作れます。
クラムチャウダーはサラサラしているのが特徴ですが、クリーミー感を出したい方はほかのクリーム系ソースとアレンジするとよりおいしく食べられるかもしません。スープを簡単に作りたい方におすすめです。