寒い冬を快適に乗り切れるアイテムと言えば『こたつ』。暖を取るのはもちろん、ごはんを食べたり家族団らんの時間を過ごしたりと、さまざまな使い方ができます。デザイン性の高いこたつなら夏にも使用可能。また折りたたみタイプや継脚タイプであれば、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に長く使えるのが魅力です。
今回はおすすめのこたつ10選を紹介します。合わせてこたつの選び方や、ヒーターの種類を解説しています。購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
こたつのおすすめの選び方
形で選ぶ
1人以上なら円形
円形のこたつはサイズによってさまざまな人数に対応できるのがメリットです。2~3人での使用であれば直径80cm程度。4人の場合は直径90cm程度がおすすめです。使用人数を考慮してサイズを選びましょう。
また円形のテーブルは天板に角がなく、ぶつかっても痛くないです。小さなお子さんがいる家庭にもおすすめ。しかし幅と奥行きがあるので、収納・設置スペースをしっかり確保してから購入すると安心です。
1~4人なら正方形
1人暮らしから4人家族まで使用できるのが正方形のこたつ。コンパクトで持ち運びや収納がしやすいのがメリットです。しかし天板の一辺に1人ずつ入ることを想定して作られている商品が多いため、5人以上の使用には適していません。
また天板のサイズは商品によって異なるので、使用人数に合わせて選びましょう。例えばワンルームの1人暮らしであれば、天板が70cm~90cm四方のものがおすすめ。狭い部屋にも圧迫感なく設置できます。
5人以上なら長方形
大人数での使用に最適な長方形のこたつです。一辺に2人ずつ対面で座ることも可能です。長方形のこたつは人気が高く商品数が多いので、予算に合わせて好きなデザインや機能を選べるのが魅力。
最適な使用人数は長辺のサイズによって異なります。5人以上で使用する場合は、長辺が120cm以上のものを選ぶと良いでしょう。しかし大きな長方形のこたつは、広い設置スペースが必要になります。使用人数を考慮して、ぴったりなサイズを選びましょう。
高さで選ぶ
ローテーブル
床に直に座りたい人におすすめの『ロータイプ』。こたつに入ったまま寝転がれるので、のんびりとくつろぎたい人におすすめです。ロータイプのこたつは高さが30cm~45cm程度の商品が多くあります。使用する人の体型や用途に合わせて選びましょう。
また高さの調整ができる継脚付きであれば、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。椅子を使用しないロータイプのこたつは、落下の危険がないのも魅力。小さなお子さんがいる家庭にもおすすめです。
ハイテーブル
椅子やソファに座った状態でこたつに入れるのが『ハイタイプ』の特徴です。床に座る習慣のない家庭や、洋室での使用におすすめ。食事や勉強、仕事などでのこたつの使用にも向いています。またロータイプに比べて腰への負担が少ないので、床座りが辛い腰痛持ちの人にも人気です。
ハイタイプのこたつは、手持ちの椅子やソファの高さに合わせてサイズ選びましょう。ローソファの場合、脚の高さは60~70cm前後がおすすめです。
ヒーターの種類で選ぶ
即暖性ヒーター
ハロゲンヒーターとコルチェヒーターなどの速暖性のあるヒーターは、立ち上げるとすぐに暖かくなるのが特徴。寒い冬など、早く暖めたいときに重宝します。眩しさが控えめで、高寿命・省スペースの商品が多いのも魅力です。
一般的に価格は中間~高額の商品が多く、特に設計の自由度に優れたコルチェーヒーターは高い傾向があります。少々高くても、寒い冬をストレスなく乗り切りたい人におすすめです。
遠赤外線ヒーター
遠赤外線のパワーで体を芯から温められる遠赤外線ヒーター。しっかりとこたつ内部を温めてくれるので、寒がりの人はもちろん、大人数で使用するときにもぴったりです。
遠赤外線ヒーターは商品によって、発熱部分に大きな違いがあります。こたつに使用されることが多いのは、ハロゲンランプに電気を通して発熱する『ハロゲンヒーター』や、石英管に電気を通し発熱する『カーボンヒーター』など。より遠赤外線量が多いのはカーボンヒーターです。
温度調整機能で選ぶ
温度調整機能が付いているこたつであれば、体感温度に合わせて温度をコンロトールできます。2~3段階で調整できるもののほかに、弱~強の間で無段階で調整できるものも。温度調整をこまめに行いたい人は、調整方法もチェックしておきましょう。
また温度調整スイッチが手元に付いているものなら、座ったまま気軽に操作できるのでおすすめ。ヒーター部分に付いているタイプであれば、温度調整の際にこたつに潜り込む必要があるので、少々手間に感じるかもしれません。
その他の機能で選ぶ
高さ調節
高さが変えられるこたつは、ライフスタイルや用途の変化に合わせて柔軟に対応できます。いつもは床に直座りでも、たまに座椅子やソファに座って使用したい人にもおすすめです。
高さが調整できるこたつには継脚があるものや、幕板と脚の間に入れられる専用ブロックが付いている商品などがあります。頻繁に高さを変えるのであれば、工具不要で簡単に着脱できる商品を選びましょう。別売りで専用継脚が販売されていると、いざというときに便利です。
足の収納
『使用しないときは片付けておきたい』と考えている人には、脚を折りたためるこたつがおすすめ。薄くコンパクトになるので、ちょっとした隙間に収納しておけます。こたつの収納スペースがあまり確保できない人にもぴったりです。
しかしこたつの脚を折りたたむ際には、本体を持ち上げる作業が必要になります。こたつ本体が重いと、折りたたみ時の負担になりかねません。特に女性1人で折りたたみむ機会が多い場合は、全体の重量も合わせて確認しておきましょう。
自動オフ機能
スイッチの消し忘れが多い人には、一定時間が経過したら自動でオフしてくれる機能が付いたこたつがおすすめです。消し忘れに気付いて慌てて帰ることもなくなります。さらにこたつで寝てしまったときに、脱水や低温火傷の危険を防げるメリットも。
長時間使用したい人は、人感センサーが付いたこたつが良いでしょう。人が一定時間いなくなったら自動でスイッチをオフしてくれるので、こたつを使用しているときにスイッチが切れる心配がありません。
デザインや素材で選ぶ
こたつは比較的大きな家具のため、見た目の良し悪しも大きなポイントです。木目が見えるナチュラルな素材のこたつなら、インテリア性も高くどんなお部屋にも馴染みます。お部屋の雰囲気を大きく左右するので、自分好みのカラーやデザインを選びましょう。
また夏にはテーブルとして使用したいという場合は、脚部分にも注目して選ぶのがおすすめ。天板との雰囲気がかけ離れてると、チープな印象を与えかねません。こたつ感のないおしゃれなデザインを選ぶと良いでしょう。
天板のタイプで選ぶ
リバーシブルタイプ
天板が『リバーシブルタイプ』のこたつであれば、気分に合わせてカラーチェンジを楽しめます。お部屋の雰囲気やインテリアの変化にも対応できるのが魅力。こたつ布団との組み合わせを考慮しながら、カラーを選ぶのも良いでしょう。ちょっとした模様替えが簡単にできるのでおすすめです。
さらに天板に傷を付けてしまったり子どもが落書きしたりしても、裏返すことで綺麗な面を見せられるのもポイント。買い換えることなく長く使えるので経済的と言えます。
汚れのつきにくいタイプ
天板にメラミンシート加工やUV加工が施されているこたつは、小さな子どもがいる家庭におすすめ。子どもの食べこぼしや落書きも、拭き取り綺麗にできます。
また無加工のこたつに比べて耐久性が高いのもポイントです。傷や衝撃に強いので、綺麗な状態で長く使えて、コストパフォーマンスが高いです。さらに汚れだけでなく熱に強い天板であれば、熱いマグカップを置いても大丈夫。天板の劣化を極力防ぎたい人におすすめです。
こたつのおすすめメーカー
山善
快適な暮らしを支えるさまざまなツールを販売している日本のメーカーです。シンプルで使いやすいこたつを多数販売しています。1人暮らしにぴったりのカジュアルタイプのほかに、ハイタイプのこたつもサイズ展開が豊富です。
東谷
インテリアや寝具・収納家具を販売するメーカー。機能性の高さだけでなく、デザインにこだわった商品が豊富です。ナチュラルインテリアやシンプルインテリアにぴったりな、木目を生かしたこたつも多数取り扱っています。
モダンデコ
おしゃれな家具・インテリアを販売しています。どんな部屋にも馴染む、シンプルでナチュラルなこたつが多いです。専用の掛布団も種類豊富なので、お部屋のインテリアにぴったりなこたつが欲しい人におすすめ。
ニトリ
幅広い品揃えとコストパフォーマンスの高さが魅力のメーカーです。『ニトリ』のこたつは、デザインとサイズ展開が豊富なので、きっとお気に入りが見つかりますよ。こたつと一緒に使える椅子や、ソファチェアも人気を集めています。
無印良品
シンプルで機能的な商品が豊富な『無印良品』。生活雑貨や食品のほかに、大型家具や収納用品も取り扱っています。無印良品のこたつは天然のタモ材を使用しており、優しい木の風合いが感じられるのが特徴。ナチュラルで味のあるこたつ布団も人気です。