自宅でパンが作れると、すっかり定番家電製品となった『ホームベーカリー』。生地を『こねる』、『発酵させる』、『成型する』、『焼く』の4つの工程が、ボタン1つで簡単に完了します。
この記事ではホームベーカリーの選び方やおすすめの機種をご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
おすすめホームベーカリーの選び方
調理にかかる時間で選ぶ
ホームベーカリーでパンが焼きあがる時間は機種によってさまざまですが、だいだい3~5時間です。
最短だと60分で焼きあげる機種もありますが、できあがりは通常より小さめで入れる材料が多いなどのデメリットがあります。
サイズで選ぶ
ホームベーカリーのサイズは家族の人数に合わせて購入するとよいでしょう。
家族の人数が3,4人程度であれば1斤作れるサイズのホームベーカリー、5人以上であれば2斤同時に作れるサイズのホームベーカリーがおすすめです。
販売されているホームベーカリーのほとんどは同時に最大で2斤までしか作れないので、2斤以上同時に作りたい方は2つ目3つ目のホームベーカリー購入を検討しましょう。
食べる量に合った容量で選ぶ
ほとんどのホームベーカリーは同時に0.5斤~2斤ほど焼けます。家族が多い方、1度にまとめて焼いて冷凍保存しておきたい方は2斤用がおすすめです。
2斤用でも0.5~1斤分焼くことも可能なモデルだとさらに使い勝手がよいでしょう。
タイマー機能や単独モードなどの付属機能で選ぶ
タイマー機能は初心者上級者問わずおすすめです。タイマー機能を利用すると夜の準備で朝に焼き立てのパンが食べられます。
練り・発酵・焼きが単独でできたりそれぞれの時間を細かく設定できたりする単独モードは、中・上級者向けでしょう。ほかにも『具材自動投入』『練りの強さ調節』『最適な発酵温度にしてくれる温度センサー』など機能はさまざまです。
パン以外に調理できるもので選ぶ
ホームベーカリーでパン以外のものを作れる機種が増えています。ピザ生地やお餅、うどん、ジャムやヨーグルトなど粉もの以外にまで対応している機種もあります。
調理可能なものが増えればそれに比例して値段も上がっていきますので、予算もふまえてよく検討しましょう。
作れるパンの種類で選ぶ
一口に『パン』といってもホームベーカリーで焼けるパンには、
・食パン
・米粉パン
・全粒粉パン
・フランスパン
などさまざまな種類があります。
小麦アレルギーの方は、米粉パンが焼けることは必須でしょう。パン以外に何が作れるかだけではなく、どんなパンが焼けるのかも購入前にチェックしてみてください。
メーカー別に検証!おすすめホームベーカリー
siroka (シロカ)
sirokaは自社でパンミックスを販売していますので、はじめての方はパンミックスを使うとより簡単にできます。焼き色や皮のかたさが選べる機種もあり、好みのパンになるよう細かく設定できるのが特徴です。うどんやパスタ生地、そばまで作れます。
ツインバード
ツインバードのホームベーカリーの特徴は独立モードがあることです。『こね』『発酵』『成形発酵』『焼き』の時間を、細かく設定できます。
パン以外に作れるメニューが非常に豊富で、充実したレシピブックも付属。塩こうじや甘酒も作ることも可能で、お餅も4合まで対応しています。
Panasonic (パナソニック)
Panasonicのホームベーカリーは、下位機種でもイーストを途中で自動投入してくれる機能が付いていること、室温センサーと庫内温度センサーが付いていることが大きな特徴です。
具材も自動投入してくれるので楽です。入れる具材に応じて練り方も設定でき、パン以外に生チョコやジャムなども簡単に作れます。
エムケー精工
エムケー精工のホームベーカリーは、『こね』『発酵』『焼き』に加えて速度や温度も簡単に設定できます。
天然酵母を使ったパンが手軽に焼けることも特徴の1つです。こだわりのパンも焼けるような機種をそろえつつも、初心者向けにボタン1つでパンが焼ける機種もあります。
タイガー
タイガーのホームベーカリーの大きな特徴はIHヒーターを採用していることです。高温で焼いてカリッとした薄皮のパンができあがります。
生地温度・庫内温度・室内温度それぞれのセンサーが付いているので、焼きあがりのムラが少ないのが特徴。無添加グルテンフリー米粉のパンミックスもあるので、アレルギーがある方にもおすすめです。
象印
象印のホームベーカリーの特徴は、薄力粉のみでもパンが焼けるコースがあることです。『もちもち』と『ふんわり』の食感を選べるのは、他のメーカーにはない特徴です。底面から一気に加熱できるのでミミまでやわらかいパンを焼けます。
イーストや具材の自動投入機能も付いているので、パン作りの手間が最小限で済みます。