スポーツ選手も愛用する『ストレッチポール』。筋肉や骨盤を矯正できるので、エクササイズにもおすすめです。姿勢が正されるだけでなく、腰痛や肩こりにも効果的。運動以外の健康面もサポートします。今回はそんなストレッチポールの選び方とおすすめの商品をご紹介します。
ストレッチポールは種類が多く、選択肢も豊富です。色や素材、長さもメーカーによって異なります。この記事を参考に、あなたもお気に入りのストレッチポールを探してみてはいかがでしょうか。
ストレッチポールとは
ストレッチポールとは運動や骨盤矯正などができるポールのことです。ただのポールのように見えますが、肩こりや腰痛にも効果があります。筋肉や骨盤を矯正させるので、疲れを感じにくくなる効果も。ストレッチポールを使った運動は、一般的なエクササイズよりも激しくなく、寝た状態でも可能です。
激しい運動とは違い、毎日続けやすいのも魅力のひとつです。
ストレッチポールの使い方
肩甲骨のエクササイズ
ストレッチポールの上に直角で寝ます。両腕を上方向に伸ばし、ひざを少し曲げましょう。腕を伸ばしたら息を吸いながら、足の方にゆっくり下げます。両腕を伸ばしてから元に戻すまでを5セット行うのがおすすめです。
股関節のエクササイズ
ストレッチポールの上で仰向けになります。手のひらを上に向けたら膝を伸ばしましょう。つま先を内側、外側に動かすのを10回行えば完了です。動かすときは股関節から動かすのを意識しましょう。股全体を柔らかくしたい方にでおすすめです。
ふくらはぎ・太もも・足のエクササイズ
ストレッチポールの上に片方の足をのせます。のせてない足を曲げたら、前後に転がすように動かしましょう。数回繰り返したら反対の足も同様に行います。足のエクササイズは、前後ろ交互に行うことが大切です。
ストレッチポールのおすすめ効果
筋肉がほぐれる
ストレッチポールを使うと筋肉がほぐれた状態になります。身体全体の緊張がとれるので、疲れたときにおすすめ。特に硬くなりやすい肩や腰、足の筋肉をほぐすことができます。エクササイズも簡単なため、運動後に最適です。
姿勢の改善
ストレッチポールは姿勢の改善にも効果的です。一般的には力のない状態が、一番身体が伸びやすいといわれています。人は立ったり座ったりするだけでも、ほんのわずかな姿勢のずれが生じます。くせが積み重なった結果、歪みの原因になってしまうのです。
ストレッチポールには、そんな歪みを矯正する効果があります。背骨を整えられるので猫背の人にもおすすめです。
呼吸がより深くなる
ストレッチポールには呼吸が深くなる効果もあります。エクササイズなどで助骨が広くなり、呼吸がしやすくなるためです。多くの人は知らないうち呼吸が浅くなりがち。なので呼吸を深く改善し、酸素を多くとり入れる必要があります。酸素量が少ないと集中力が途切れることが多々起こります。
呼吸を深く矯正し、集中力を持続させるためにも、ストレッチポールを使用しましょう。
リラックス効果がある
これまでにも紹介しているように、ストレッチポールを使用すると筋肉がほぐれ、呼吸が深くなり、リラックスしやすい状態になります。特に眠れない人はストレッチポールで筋肉をほぐしましょう。心身の疲れを癒し、深い眠りを誘うこともできます。
ストレッチポールのおすすめの選び方
身体にあったサイズを選ぶ
長さで選ぶ
ストレッチポールは身長にあわせて選ぶのが最も大切です。仰向けになって、頭から腰の部分がしっかりのるサイズを基準にして選びましょう。上半身が安定しないと快適なエクササイズができません。
170cm以上の人は98cmを目安にしましょう。98cmぐらいなら上半身が安定しやすいです。逆に170cm以下の人は90cmのものがおすすめです。ただし155cm以下の人には90cmでも大きい可能性があります。そのため155cm以下の人はハーフサイズをおすすめします。
太さで選ぶ
ストレッチポールの太さは安定性と使いやすさに関わります。自分の身体にあうものを選びましょう。
小柄な人やバランス感覚に自信がない人なら太さ12cmのものがおすすめです。12cmならバランスがとりやすいので、エクササイズもスムーズに行えます。15cmの太いものは使う難易度が高いので、運動をよくする人におすすめです。
種類で選ぶ
ロングボール
『ロングポール』は一般的なストレッチポールのことです。90cmから98cmと長く、硬いのが特徴です。スポーツ選手も使用しており、体幹を鍛えるのに適しています。肩こりや姿勢の改善にも使いやすいので、身体の悩みを解消したい人におすすめです。
使い心地もよく、長時間トレーニングもできます。幅広いメーカーから販売されており、商品選びも困りません。低価格で購入できる魅力もあります。
ソフトロングボール
ロングポールよりやわらかくなったものがソフトロングポールです。長さは90cmから98cmの中で選べます。やわらかいつくりのため、腰や首に負担がかかりません。ロングポールで不快感や、硬さを感じた人におすすめです。
硬くないので肩こり解消にもベスト。負担が軽減されたタイプなので身体が硬い人や高齢者にも使いやすいです。ただしメーカーによって硬さが異なるので、しっかり確認することが大切です。
ハーフロングボール
ロングポールが半円型になったタイプです。半円しかないので、かまぼこのような形状になっています。長さは変わりませんが、円柱型より安定性があります。しっかり地面に固定できるので、バランスに自信がない人にもおすすめです。しかし円柱型のように、転がしながら運動することができません。
安定性が高く、子供や高齢者、妊娠中の女性でも気軽に使用できるタイプです。
ハーフポール
『ハーフポール』はハーフロングポールを半分の長さにしたストレッチポールです。半円型なのでハーフロングポールと同様に安定性があります。一番短いサイズであることから使い方が異なるのも特徴です。
他のストレッチポールは上半身をのせます。しかしハーフポールは上半身の一部だけをのせて使います。身体と地面がしっかりつくので、他のタイプよりバランスがとりやすいです。そのため妊娠中の女性や高齢者も使いやすいです。
素材で選ぶ
発泡オレフィン系樹脂
『発泡オレフィン』系樹脂には耐久性が高い特徴があります。ほどよいやわらかさなので、身体にも馴染みやすい素材です。他の素材より壊れにくい素材なので、長期間でも安心して使えます。動作が多い運動でも変形やキズができにくいのも特徴のひとつです。
最も耐久性の高い素材ですが、他の素材より値段が高いデメリットがあります。しかし買い直す必要がほぼないので、長く使いたい人におすすめです。
ポリエチレン
『ポリエチレン』は他のものよりお手頃な価格で手に入るのが特徴です。そのため家で趣味として使うのにベスト。初心者でも買いやすく、気軽に始められます。
ただし耐久性が低く、硬いというデメリットがあります。特に体重をかける運動をすると、変形する可能性があります。買う際は価格以外にも使いやすい硬さか確認することが大切です。
EVA
最もやわらかい素材の『EVA』です。やわらかいので肩こりを解消したい人や高齢者にも使いやすいのが特徴。耐久性も高くお手頃な価格で購入できます。馴染みやすさもあり、長時間使うこともできます。耐久性、低価格、馴染みやすさが揃った素材です。
機能性で選ぶ
耐久力がある
ストレッチポールの構造には2種類あります。中が空洞のタイプと、中が詰まった棒タイプに分かれるのが特徴です。耐久性を求めるなら中身がある棒タイプを選びましょう。壊れにくいので初心者でも安心して使えます。
電動タイプ
ストレッチポールには『電動タイプ』も存在します。振動で筋肉をほぐすので、エクササイズや肩こりにおすすめです。身体の芯までほぐれるので、手動タイプより効果が高まります。手動タイプより値段が高いですが、幅広い使い方ができるタイプです。
ストレッチポールのおすすめメーカー
LPN
『LPN』のストレッチポールは耐久性と使いやすさが特徴です。発泡オレフィン系樹脂が使われた商品が多数存在します。医療用に改良されたストレッチポールもあり、やわらかい質感でリラックスできます。ハーフ、ロングどちらもあるので、高齢者や姿勢矯正がしたい人にもおすすめです。
LINDSPORTS
『LINDSPORTS』のストレッチポールは、EVAが使われた商品が豊富です。やわらかさも耐久性もよく、安心して購入できます。安定性もあるので、体幹トレーニングにもおすすめです。タイプはロングからロングハーフまで選べます。
Santasan
『Santasan』のストレッチポールには丸洗いできる商品が存在します。衛生的で使いやすいほか、低価格で買えるのが特徴です。カラフルなデザインで自宅使用にもおすすめです。ロングからハーフカットまで幅広く揃っています。