冷蔵庫・ベッド・家具・日用品…引っ越しをして一人暮らしともなると、生活していくのに揃えなければいけない物がたくさんありますよ。中でも特に悩みどころとなってくるのが、自炊の際の『炊飯器』ではないでしょうか?
大型サイズになってくると場所を取るし、小さすぎても利便性があるか不安、という人も多いようです。ここでは、そんな一人暮らしのおすすめ炊飯器を詳しくご紹介します。ぜひこれから引っ越しする人はもちろん、買い替えで悩んでいる人も参考にしてみてください。
一人暮らしの炊飯器におすすめの容量とは
『炊飯器』と一言で言っても、サイズ感だけではなく何合まで炊くことができるかといった容量も重要なポイントです。ズバリ一人暮らしにピッタリな炊飯器のおすすめは『3~3.5合』がベスト。
この容量のメリットとしては主に『忙しい時も自炊しやすい』・『3合でもサイズが小ぶり』・『インテリアにもこだわれる』という3つがあります。3合炊きと聞くと一人暮らしには少し多いのでは?と感じるかもしれません。しかし仕事や学校など忙しい時でも2~3日分のご飯を一度に炊くことができ、最近では狭いキッチンでもフィットするようなおしゃれなものも多いのでおすすめです。
一人暮らしにおすすめの炊飯器は大きく三種類
では続いて、炊飯器を選ぶ際に気をつけておきたい3つのタイプについてご紹介します。大きく分けて炊飯器には『マイコンジャー』・『IHジャー』・『圧力IH』の3種類があります。それぞれでメリットやデメリットが変わってくるので、ぜひチェックしてみてください。
マイコンジャー炊飯器
炊飯器の底にあるヒーターで発熱するタイプが『マイコンジャー』です。こちらのメリットは『コストが安い』ということ。通常炊飯器は全体的が発熱しますが、こちらは底のみ温めるタイプとなっているので費用を抑えたいという人にピッタリな炊飯器となります。
IHジャー炊飯器
IHコイルから電磁力で発熱するタイプが『IHジャー』です。マイコンジャーに比べて底以外にも全体にコイルがセットされているものが多いので、ふっくらとお米を炊飯できるのが最大のメリットになります。お米好きやご飯の美味しさにこだわりのある人はぜひ。
圧力IH炊飯器
炊飯器の中を真空状態にして米の芯まで熱が届けられるタイプが『圧力IH』です。最近では圧力鍋のような素材の美味しさを閉じ込めた調理グッズが人気ですが、圧力IHはその真空技術を使ってお米をふっくらと弾力あるように炊き上げることがメリットとなります。
おすすめの一人暮らし用炊飯器の選び方
便利な機能の有無で選ぶ
『早炊き』『保温』機能
はじめは真面目に取り組んでいても、一人暮らしではどうしても時間が経ってくると自炊が億劫になってくることも…。そんな時のことも考えて選びたいのが『機能性のある炊飯器』です。
炊飯器選びで迷った時に覚えておきたいポイントとしては『予約や早炊き機能はあるか』ということや『保温機能はあるか』ということ。最近では早炊き時間の設定や保温の温度設定まで細かく調節できる炊飯器もあるので、ぜひ忙しくなっても使いやすいタイプを選びましょう。
炊き分け機能
続いてチェックしておきたい機能としては『炊き分け機能』です。これは白米や玄米などお米の種類やそれぞれのメニューによって炊き方を変えてくれる便利機能とも言えます。例えば一人暮らしの場合、無洗米コースやおかゆコースなど手間を省く機能が詰まったものがおすすめとなります。
その他便利な調理機能
炊飯器は美味しいご飯を炊き上げてくれるキッチン家電ですが、それ以外にもパンやクッキーといった料理・お菓子を作れる代物でもあります。朝ごはんをササっと食べたい時には『パンの発行機能』、少し手の込んだ蒸し料理や煮込み料理もボタン一つで作れるのも魅力の一つ。
自炊したいけれどお鍋を使うのが面倒、という人や料理のレパートリーをもっと増やしたい、という人はぜひ料理機能やコースがある炊飯器を選ぶことをおすすめします。
内ふた丸洗い機能
機能性はもちろんですが、炊飯器を長持ちさせるにはメンテナンスも大切です。炊飯器をキレイに洗える『内ふた丸洗い機能』が付いているものを選ぶことで、カビのないいつも清潔なご飯を炊けるので必須機能となります。
最近の炊飯器ではほとんど採用されていますが、しっかりと自分の目で見て確認した上で購入することをおすすめします。機能が付いているだけではなく、内ふたが取り外しやすいのもチェックしておきましょう。
炊飯方式で選ぶ
一人暮らし用の炊飯器の主な炊飯方式は『マイコン』『IH』『圧力IH』の3種類です。どのタイプにもメリットがありデメリットがあるので、生活様式やスタイルに合ったタイプを選ぶようにしましょう。
またタイプ別と言うことは価格にも差異があるということ。使わない機能であるにも関わらず、便利だからと購入することはもったいないので小型炊飯器のそれぞれの特徴は要チェックです。
使用用途で選ぶ
白米はもちろん、その他料理にも使用できるというのが最近の小型炊飯器の魅力でもあります。例えば、玄米や雑穀米などのお米の『炊き分け機能』からパンやおしゃれな料理ができる『調理モード』まで小型ながらコスパの良い機能が付いています。
その他にも、1度に2品の料理ができる優れものなど使用用途は多岐に渡っています。ぜひ炊飯器以外にも自炊をするなら、これからの料理のスタイルを考えながら選ぶことをおすすめします。
サイズで選ぶ
一人暮らしの小型炊飯器を選ぶ上で一番気になってくるのが『サイズや容量』ではないでしょうか?サイズ・容量で悩んだ際は、ぜひ『3合か5合のもの』を選ぶようにしましょう。
一週間にほとんど自炊をしない場合は3合、自炊メインでご飯の消費が多いと思う人は5合のサイズを選ぶのがおすすめです。3合は、少し多めに作ったとしてもお弁当や冷凍保存が可能なので便利ですよ。
お手入れの手軽さで選ぶ
小型炊飯器を選ぶ際に、機能性はもちろんお手入れが簡単なものを選ぶことも長く使えるポイントとなります。白米が美味しく炊飯出来て料理が作れる高機能とはいえ、しっかりメンテナンスできなければ短期間で故障の原因になってしまいかねません。
ポイントとしては『表面が汚れにくいもの』や『パーツが少なくシンプルなもの』が洗いやすく手入れも簡単なのでベスト。その際、水洗いがどこまで可能なのかもしっかりと確認しておきましょう。
デザイン性で選ぶ
これまで機能性やサイズ感などがポイントと言ってきましたが、何よりも部屋や空間に合うインテリアとしてデザインにこだわって選ぶのもおすすめです。特にワンルームや間取りによっては、毎日目に入ってくるのが家電の特徴でもあります。
インテリアに馴染んだシックなフォルムから、見ただけで気分が明るくなるような可愛らしいカラーまでたくさんあるので、ぜひ自分のお気に入りを選んでみてください。おしゃれな色合いやデザインだと毎日の料理も楽しくなりますよ。
一人暮らし用炊飯器のおすすめメーカー
象印マホービン (ZOJIRUSHI)
『炊き分け機能』で圧倒的なメリットがあるのが、こちらの象印炊飯器。内部の圧力を上手くコントロールする機能が付いているので、カレー用の白米や玄米などお米によって違った味わいを楽しむことができますよ。
象印と言えば2010年に発売された羽釜搭載のモデルをはじめ、ロングセラー商品も多いので信頼度も高いメーカーとなっています。信頼できるブランドで選びたい人は要チェックです。
タイガー魔法瓶 (TIGER)
『スタイリッシュなデザイン』で小型炊飯器を選びたいと考えている人は、タイガー魔法瓶がおすすめです。光沢のあるスタイリッシュなデザインが多く、男性だけではなく女性にも人気となっているのも特徴です。スリムでフィット感もあるので、狭いキッチンに置いても圧迫感がありません。
価格帯で見てもタイガーの魅力は1万円未満のリーズナブルなものから、10万円前後の高級なモデルのものまでバリエーションが豊富なのも魅力の一つとなっています。
Panasonic (パナソニック)
『ご飯以外の便利調理機能』が整っているので人気なのが、Panasonic製品です。簡単にケーキが作れる機能も搭載しているので、普段お菓子作りをしない人や慣れていない人でも安心して手作りケーキが作れます。
暗くても見やすいLED表示やタッチ機能も搭載している炊飯器が多いので、家電に慣れていない人でも簡単にセッティングすることが可能となります。お手入れも簡単なので、初めて一人暮らしで自分用の炊飯器を購入する人にもピッタリな設計ですよ。
SHARP (シャープ)
『コスパの良い炊飯器』と言えば、SHARP製品がおすすめです。SHARPの炊飯器の特徴は優れたシンプルなデザイン性と、価格帯が安価にも関わらず美味しくお米が炊ける機能性がメリットとなっています。
特に忙しい時に便利な早炊きをはじめ、炊き込みごはんやおかゆなど多くの炊き方メニューを選ぶことができるのも人気の秘密。持ち運びもしやすくスタイリッシュなデザインと便利機能を備えた、高性能な炊飯器です。
三菱
『自分好みのご飯が炊飯できる』として人気のメーカーが、三菱です。最近ではスマホと炊飯器が連携した炊飯器が登場し、お米の硬さや時間などを自分好みにアレンジしてカスタマイズできるのが魅力となっています。
そのような機能性はもちろんのこと、本格的なダブル備長炭コートも施されている炊飯器が多いのでお米を遠赤外線でふっくらと炊き上げます。スマート機能だけではなく、味にもこだわりたいという人にピッタリな炊飯器です。