大画面ながら片手でも支えられるサイズで、持ち運びにも便利な『7インチタブレット』。製品によってメモリの容量、価格がさまざまなので、選ぶ際にはいろいろな項目に注意が必要です。
今回はそんな7インチタブレットの選び方を分かりやすく解説。後ほどおすすめの商品をランキング形式で10選紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
7インチタブレットの特徴
7インチタブレットの特徴は、何といってもその絶妙なサイズです。タブレットとスマートフォンの良いとこ取りでとっても便利なのです。
7インチタブレットの大きさ
7インチタブレットの大きさはどの程度なのか。『7インチタブレット』とはディスプレイの対角線の長さが『7インチ (17.78cm)』の機種のことです。
逆に言うとディスプレイの対角線が7インチの商品は、すべて7インチタブレットと呼ぶので、機種によって細かな大きさはさまざまです。しかしすべての商品が片手で持てるほどのサイズ感ではあります。
8インチタブレットと7インチタブレットの違い
7インチタブレットと8インチタブレットの違いは両者を持ってみたときに強く感じます。一番の違いはやはりその操作性です。7インチタブレットは片手でも操作ができることに対して、8インチタブレットは両手で持たなければ扱うのが難しくなっています。
通勤時間に電車などで使用するという方は特に長時間両手をタブレットを持つために使用しているということは難しいでしょう。
7インチタブレットをおすすめする理由
スマホと比べて大画面
スマートホンと比べると、7インチタブレットはその大画面がポイント。特に本や漫画などを読む際、スマートホンでは操作が細かかったり、文字が読みづらかったりして不便になることも多いです。そんなときに7インチタブレットがあれば、字が読みやすく、片手で読むこともできます。
また動画を見る際にも7インチタブレットがおすすめ。スマートホンと比較して、迫力のある映像を楽しむことができます。
頻繁に電子書籍を読まれる方、動画を視聴される方には特に7インチタブレットがおすすめです。
スマホと比べてバッテリーの保ちが良い
2つ目のメリットとしてそのバッテリーの保ちが挙げられます。
スマホと比較して7インチタブレットはバッテリーの持ちがよく、仕事に使う場合や映画を視聴する場合など長時間使用するときにも便利です。
コンパクトで持ち運びやすい
8インチタブレットと比較してそのコンパクト加減も7インチタブレットをおすすめする理由です。7インチタブレットはカバンにも入れやすく、片手でも操作できるのが大きなポイント。
手が小さい方にもおすすめです。また1万円程度で購入できるモデルも多数売り出されているため、スマホの画面では満足できないという方も比較的買いやすいでしょう。
おすすめの7インチタブレット選び方
7インチタブレットは、タブレットの構造上、パソコンのように部品の増設や交換ができないケースが多いので慎重なセレクトが必要です。
OSで選ぶ
『OS』は7インチタブレットをコントロールするソフトウェアです。パソコンだとWindowsやmacOSにあたるものになります。7インチタブレットで主流のOSは3つあります。
1つはApple社が開発している『iOS』です。iPadのほか、iPhoneにも搭載されています。2つめはGoogle社が主導して開発している『Android』です。3つめは通販サイト大手のAmazon社が開発する『Fire OS』です。
『Fire OS』は『Android』をベースにAmazonが独自の機能を追加していて、『Kindle』に搭載されています。3つのOSには互換性がないので、手持ちのスマートフォンやパソコンとの連携が取りやすいOSを選ぶと便利です。
CPUで選ぶ
『CPU』は『中央演算装置』と呼ばれる、7インチタブレットの頭脳部分を指します。頭脳はコアとも呼ばれ、個数が多ければ多いほど同時に計算できる能力が高いです。また頭脳が計算するスピードは動作周波数で表し、この数字が大きければ大きいほど計算が早くなります。
『クロック数』と『コア数』を確認して性能を調べましょう。ネットサーフィンをしたり、動画をみるために使用するという方にはクロック数が1.2GHz、4コア(クアッドコア)以上のスペックの商品がおすすめです。
高スペックの商品はおすすめですが、その分高額になってしまいますので、価格と性能のバランスを見て考えましょう。
メモリで選ぶ
『メモリ』は7インチタブレットの一時的な記憶容量です。メモリが大きければ大きいほど一時的な記憶ができる容量が大きくなり、全体的な動作が軽快になります。
複数のアプリを一緒に使う方は4GB、ネットサーフィンだけを行う程度の方なら2GB前後がメモリの目安です。高速の処理が必要な作業を行われる場合は、8GBや16GBのものも検討してみましょう。
ストレージで選ぶ
簡単にいうと、『ストレージ容量』とは保存できる量のことをいいます。容量は『GB』で表示され、数字が大きければ大きいほど写真や動画といったデータをたくさん保存することが可能です。『microSDカード』で容量を増やすことができる機種もあります。
ストレージ容量は16GB~256GBと幅広いです。ネットサーフィンや動画の視聴だけの使用であれば少ないストレージで間に合いますが、音楽データや写真、資料などたくさんのデータを保存したい場合には大きなストレージ容量を持つモデルをおすすめします。
画面解像度で選ぶ
『画面解像度』は、7インチタブレットの画面に表示される画素の個数です。数字は『横ピクセル数×縦ピクセル数』で表示され、数字が大きければ大きいほど画面が精細になります。
たとえば液晶テレビの『フルハイビジョン』は横1,920ピクセル×1,080ピクセルです。
重さで選ぶ
タブレットを持ち運ぶことを想定されている方にとっては重量がタブレット選びで大切な項目になってきます。サイズが同じ7インチでも重量に差があることが多々あります。長時間使用していると微妙な重さの違いも腕の疲れ方に響いてきますので、少しでも軽いタブレットを選ぶのがおすすめです。
防水機能の有無で選ぶ
キッチンなどの水場での使用を想定している場合には、『防水機能』も確認しましょう。防水性能は『IPX』、『IP』で表されるモデルが多く、後ろに付く数字が大きいほど防水性能は高くなります。
レシピを確認するためにキッチンで使用する程度であればIPX3以上、お風呂場などで使用するのであればIPX5以上のものがおすすめです。
用途で選ぶ
7インチタブレットの選び方を4つの用途を例に解説します。用途を決めずに購入すると使わなくなることもあるので慎重に選びましょう。
動画視聴がメインなら
動画視聴がメインの用途なら、大きく分けて2つのポイントを重視します。
1つは『画面解像度』が高いものを選ぶことです。画面解像度が高ければ、精細な画面で動画を楽しめます。精細な画面は通信データ量が大きくなります。データ通信量が不安な方は、ムリに高解像度の7インチタブレットを選ぶ必要はありません。
2つ目は『microSDカード』が使えるかどうかです。動画はデータ量が大きいので、気に入った動画をダウンロードする場合はmicroSDカードで保存容量を増やせるモデルがおすすめです。
電子書籍を読むのがメインなら
電子書籍を読むのがメインなら、画面に『電子ペーパー』を採用している専用機を選ぶのがベストです。電子ペーパーモデルは画面の応答性が低いため、ネット閲覧や動画視聴に向きません。この場合は手が疲れにくい軽量なモデルを選びましょう。
子どもに持たせるなら
子どもに持たせるなら、『キッズ用』として設定されているモデルが便利です。外装にカバーが付いていたり、年齢によるフィルタをかけられたりできます。夢中になってしまい時間忘れて遊んでしまわないよう、タイマーを設定できるのも便利ですね。
仕事に使うなら
7インチタブレットを仕事に使うなら、OSが『iOS』か『Android』の機種を選びましょう。残りのOSである『Fire OS』は、他のOSに比べて使えるアプリの数が限られているためです。