電子タバコを楽しむ上で香水効果のある『アトマイザー』は欠かせません。その中でも『RDA』はアトマイザーの中でも、既製品ではなく自作により自分好みの電子タバコを作りだせるということから、興味を持っている方も多いでしょう。
しかし自作となると選択肢は無限大。情報もなしに選ぶと、失敗してしまうことも多いでしょう。
そこでこの記事では、RDAの選び方やおすすめの製品を初心者向けに丁寧にご紹介します。今話題の電子タバコ・RDAに興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
RDAのおすすめポイント
RDAは『Rebuildable Dripping Atomizer』の略で、『手巻き式アトマイザー』の一種です。自分でコイルを巻きウィックを通して使用するため、自分好みに仕上げられるでしょう。
RDAはリキッドを貯めるタンクがないのが大きな特徴で、デッキ内のコイルやウィックに直接リキッドを垂らしてして吸う構造になっているため、一般的なタンクカトマイザーよりも凝縮された濃い味をダイレクトに楽しめます。
おすすめのRDAの選び方
コイルタイプで選ぶ
RDAシングルコイル
『シングルコイル』のRDAの特徴はなんと言ってもセッティングが簡単なこと。コイルが一つしかないため、それほど手間もかけずにビルドを行うことが可能です。デュアルコイルに比べ凝縮された濃厚なフレーバーを楽します。
ただミストの量は少ないため味より煙を重視したい人には物足りなく感じるかも知れません。
RDAデュアルコイル
『デュアルコイル』のRDAは『シングルコイル』に比べて煙量が多いので、煙を楽しみたい方におすすめです。しかしリキッドを多く消費するためランニングコストがかかったり、リキッドの味が飛んでしまうことがあったりとデメリットもあります。
ちなみにコイルが3つの『トリプルコイル』や、4つの『クアッドコイル』もありますが、コイルが多くなるほどビルドは難しくなる上、バッテリーに負荷がかかり事故などの可能性も高まるため初心者にはおすすめできません。
フレーバー重視でRDAを選ぶ
リキッドの味をより濃厚に味わいたいなら、『フレーバー』で選ぶのがおすすめです。
フレーバー重視のモデルは基本的にシングルコイルでの運用となり、デッキ内が狭くエアホールも小さいタイプを選びましょう。このような構造ではミストの量が少なく味が凝縮されるので、濃厚なフレーバーを楽しめます。
ただしその分煙の量は少なくなるため、煙を楽しみたいタイプの方には物足りなく感じるので、注意しましょう。
煙量重視でRDAを選ぶ
たばこの煙を楽しみたい方には『煙量』重視で開発されたRDAがおすすめ。デッキ内が広くエアホールが大きいタイプを選ぶと煙の量を増やせます。
基本は『デュアルコイル』を選びますが、爆煙を求めるなら『トリプルコイル』・『クアッドコイル』にするという方法もあります。ただし初心者はコイルの取り付けに注意しましょう。
オールマイティーに使えるRDAを選ぶ
フレーバーも煙もどちらも楽しみたいという方はオールマイティーに使えるRDAを選びましょう。デッキ内が極端に狭いタイプや広いタイプは避け、エアホールは大きさや数を調整できるタイプを選びましょう。
シングルコイルとデュアルコイルの両方に対応しているとフレーバーも煙も楽しめます。シングルコイルビルドでエアホールを小さく調整すればフレーバー重視、デュアルコイルビルドでエアホールを大きく調整すれば煙量重視という風に使い分けられます。
ドリップチップ (吸い口)で選ぶ
510タイプ
『510タイプ』は多くのRDAで取り入れられている基本的な規格で、既製品のコイルユニットを装着しリキッドを充填するだけで使用できるクリアロマイザーにも多い規格です。形状・材質・デザインもさまざまなものが販売されています。
810タイプ
『810タイプ』は吸い口も大きく主に爆煙タイプのアトマイザーに使用されます。810タイプを510タイプに変換する規格変換用アダプターもあるので、両方のサイズを試してみたい場合には活用してみるとよいでしょう。
サイズで選ぶ
RDAのサイズは基本的に22mmか24mmが主流ですが、14mmや18mmといった小さいサイズや25mmといった大きいサイズも販売されています。
サイズが小さいものは煙は少ないですが、凝縮された濃厚なフレーバーでリキッドの繊細な味を楽しめ、逆に大きいサイズでは大味でリキッドの繊細なフレーバーは薄まりますが、代わりに煙の量を楽しめます。
味や煙の量はエアホールやコイルの数などアトマイザーの構造によっても変わるため、フレーバー重視や煙量重視でサイズを選ぶならば参考程度にとどめておきましょう。
BF (ボトムフィーダー)の可否で選ぶ
『BF』とはアトマイザーの下部からリキッドを供給する仕組みのことです。使用のたびにキャップを外しウィックにリキッドを供給しなくてはならないRDAの弱点を補えます。
リキッドチャージの手間を削減したいなら、BFピンが付属するRDAを選ぶとよいでしょう。
エアフロー方式で選ぶ
エアフロー方式には『トップエアフロー』、『サイドエアフロー』、『ボトムエアフロー』の3種類があります。
トップエアフロー
濃縮されたミストを喉に直撃でき、リキッド漏れもほぼありませんが煙は少なめです。
サイドエアフロー
リキッド漏れに強いですが、味が薄くなりやすいというデメリットがあります。
ボトムエアフロー
フレーバーの再現性が高く多くのRDAでも採用されていますが、リキッド漏れが起こりやすいです。