大迫力のゲーム体験ができるPlayStation4、通称『PS4』。最近そのPS4でマイクを使った配信やゲーム中のチャットを行う方も増えてきました。用途に合ったマイクを使用すると、仲間とのゲームライフを今まで以上に豊かにすることが可能です。
今回はPS4用のマイクの選び方を詳しく解説します。ランキング形式でおすすめ商品もご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
おすすめのPS4用マイクの選び方
ヘッドセットかマイク単体かで選ぶ
PS4用のマイクを選ぶ最初のポイントは、ヘッドセットにするか、マイク単体にするかです。それぞれ適している使い方があるのでご紹介していきます。
マイク単体タイプ
ゲームを動画として投稿したり、ゲーム実況を配信したりしようと考えている方には音がはっきりと入る、『マイク単体タイプ』を利用するのがおすすめです。実況ではゲーム音と同程度にクリアな声が入っている必要があります。マイク単体とヘッドセットを比較した場合、マイク単体の方が音をはっきり収録することが可能です。
またマイクをカラオケに使用したいという方にも、マイク単体がおすすめです。マイク単体で売っているものは、比較的低コストでも集音性が高いものが多くなっています。
ヘッドセットタイプ
『ヘッドセットタイプ』は、マイクとヘッドホンが一体になっているモデルです。FPSなどの瞬間的な判断が必要なゲームをする方に適しています。
タイムラグを大幅に解消しているところがヘッドセットのメリットで、プロゲーマーとして活躍するような方たちからは、このタイプが好評です。PS4に繋ぐデバイスが、これひとつで済むのも便利なポイントでしょう。
接続方法で選ぶ
接続方法もマイク選びの際には重要な項目になってきます。接続方法は大きく『有線』と『無線』、有線接続の中でも、『PS4本体接続』、『コントローラー接続』に分けられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
ワイヤレス接続
近年増えてきている『ワイヤレス接続』。邪魔な配線がないので、マイクを身に着けたまま移動することも可能です。
ただしワイヤレス接続にも、音の遅延や飛びが生じやすいというデメリットがあります。もちろん昔と比較すると改善されてはいますが、それでも有線より劣ってしまいます。そのためプロゲーマーはワイヤレスヘッドセットを避ける傾向にあるようです。
気楽にゲームを楽しみたい方には、混雑した配線を嫌う方にはワイヤレスタイプの商品もおすすめできます。
PS4本体に接続 (有線)
接続端子が『USB Type-A』の場合、PS4本体に接続することが可能です。PS4には標準モデルで2つ、Proならば3つのUSBポートがついており、標準モデルではコントローラーを充電しながら使用すると、2つとも埋まってしまいます。
また接続端子がUSB Type-Aの場合、スマートホンやタブレットなどとの接続が簡単にできません。特にヘッドセットタイプの場合は、タブレットなどのデバイスに使用することもあるかもしれませんので、不便になってしまいます。
コントローラーに接続 (有線)
PS4のコントローラーには、本体には付いていないイヤホンジャックが付属しています。コントローラーに接続しようとお考えの場合には、ミニプラグタイプの商品を選んでください。
ミニプラグタイプの商品は、簡単にタブレットなどへの接続も可能で、本体のUSBポートを使用せずに済みます。またコントローラーに接続するので、PS4本体から離れても使用できるというところがポイントです。
マイクの方式で選ぶ
マイクの方式は主に2つあります。1つはコンデンサー式、もう1つはダイナミック式です。以下に詳しく説明していきます。
コンデンサー式
『コンデンサー式』はミュージシャンの方々が、レコーディングで用いることが多いマイクです。ダイナミックマイクと比較すると、高音質がポイント。他にもいくつかポップガードやリフレクションフィルターなどの機材も集めると、プロのレベルの音質で録音が可能です。
ただしかなりの高感度なので周りの雑音まで拾ってしまったり、電源の供給が必要であったりという注意点もあります。またコンデンサーマイクではノイズや、ハウリングも起こりやすいので注意してください。中~上級者向けのタイプになります。
ダイナミクス式
『ダイナミクス式』マイクはカラオケなどで、よく使用されているタイプのマイクになります。中には電源が不要だったり、ワイヤレス接続ができたりする商品もあります。コンデンサー式マイクと比べると扱いやすいマイクといえるでしょう。耐久性が高いこともこのタイプの特徴です。
ただしコンデンサー式マイクと比べて感度は低いので、プロほどの音質は再現できません。逆に周囲の雑音までは細かく拾わないため、ハウリングなどの問題は生じにくいということがメリットにもなっています。初心者の方に適したタイプです。
値段で選ぶ
安いマイク・ヘッドセット
安い商品と高価な商品とを比較すると、やはりその差が最もよく表れるのは『音質』です。安いマイクでは少し大きな音を拾うときに音が飛んだり、割れてしまったりという問題が生じやすくなってしまいます。ボイスチャットをしていても、音質のせいでストレスがたまり、本来のように楽しめなくなってしまうかもしれません。
また安価なヘッドセットは、特にヘッドホンの音質が悪い傾向にあります。特にFPSゲームなどでは、小さな音にも気を配る必要があるので、音質の悪い商品を使用しているということが敗因になってしまう可能性も高いです。値段と音質のバランスはしっかり考えましょう。
高価なマイク・ヘッドセット
やはり高価な商品は音質がよい傾向にあります。特にヘッドセットの場合は10,000円を目安に、それ以上のお値段の商品では格段に音質が上がるようです。高価なマイクには、クリアな音をよく拾い、音の大きさや音質の変化も細かく拾ってくれる商品が多いです。ゲームの実況には特に高品質なマイクをおすすめします。
高価なヘッドセットには、ヘッドホンの質がよいものが多く、低音をしっかり聴けるようになります。ゲーム内での、足音や、遠くから聞こえるような音も聞き取りやすくなるでしょう。今使用しているヘッドセットを変えるだけで、問題が解決するゲームもあるかもしれません。ぜひ検討してみてください。
音質で選ぶ
音質の良し悪しはマイクを選ぶ際に非常に重要なポイントです。とにかく音質の優れた商品を選ぶことをおすすめします。ボイスチャットでは音がこもっているといわれることが多いですので、できるだけはっきりいっていることが伝わる商品を選んでください。
ヘッドセットに関しても同様に、サラウンド機能が優れている、高音質の商品を探しましょう。
デザイン性で選ぶ
最近は見た目も良く、性能も優れたマイク・ヘッドセットも多数売り出されています。かっこいい商品を使用して気分を上げるということも大切なポイントです。
性能とともにデザイン性にも優れた製品を選ぶことをおすすめします。ただしデザインはよくても性能の悪い商品には注意しましょう。
おすすめのPS4用マイクメーカー
Logicool (ロジクール)
マウスやキーボードなど、PS4用マイクの他にも多くのPC周辺機器を売り出している『Logicool』。お手頃価格の商品からプロに向いているハイエンドモデルまで、幅広い商品を展開しています。品質もよいLogicoolの製品はたくさんのユーザーから人気を集めています。
Kingston (キングストン)
メモリモジュールでよく知られているメーカー『Kingston』。『HyperX』というゲーミングブランドをつくり、高品質を売りにしたヘッドセットなどを売り出しています。世界中のプロゲーマーにも人気の商品を多数展開しているメーカーです。PS4の公式ライセンスを取得した製品もあり、家庭用のゲーム機に向けたヘッドセットも多く取り揃えています。
Razer (レイザー)
『Razer』は高い性能が特徴のマウスやキーボードなど、ゲーミングデバイスを生み出しているメーカーになります。操作性や性能にこだわって開発し、デザイン性にも優れた製品を多数取り揃えています。Razer製の優れたフィット感が特徴的なヘッドセットは、長い時間ゲームをしていても疲れない使用感が人気です。
マイクのおすすめ雑音対処法
自分側ではなかなか気付けないマイクの雑音。聞いている方に雑音を指摘された場合の対処法をいくつかご紹介していきます。
イヤホンジャックにきっちり挿入されているか
まずはイヤホンジャックにきっちり挿さっているかの確認しましょう。途中までしか挿さっていなかったり、半分抜けていたりする状態では雑音が入ってしまいます。
マイクの使用中に動いてしまって抜けることもあるので、今一度しっかり挿し直して使用してみましょう。
抜き差ししてみる
一度イヤホンジャックに挿さっているマイク端子を抜き、再びしっかり奥に挿し直してみてください。
マイクにオンオフスイッチがあるタイプの商品であれば、一度スイッチをオフにした後に再びオンに切り替えましょう。この作業で雑音が改善される場合もあります。
汚れを取る
イヤホンジャック、マイクの端子の両方を、柔らかく、ホコリが付着しないメガネ拭きなどの布で優しく拭いてみましょう。接続部分にホコリが付いていることで雑音が生じている場合があります。
買い替え
上記のすべてを試してみてもまだ雑音が改善されない場合には、買い替えが必要かもしれません。マイクを長期間使用していて寿命がきてしまっていたり、どこかが故障していったりする可能性も高いです。
また機器同士では相性があり、相性の悪い商品を使用していると不具合が生じることがあります。PS4対応のマイクを使用していない場合にも雑音が生じることがあるので、PS4に対応した商品に買い替えるのがおすすめです。