インターネットが普及し、最近では『データの保存はクラウドに』ということが当たり前となってきました。しかし、今尚手軽に大量のデータを保存したり、持ち運んだりできる『USBメモリ』はまだまだ主流であるのは否めません。
そこで今回は、おすすめのUSBメモリをご紹介します。最近はクラウドに頼りがちだという方も、USBメモリの有用性をもう1度見直してみましょう。
おすすめUSBメモリの選び方
USBメモリを選ぶとき、容量や接続端子、またはデザインなど、使用目的によってこだわる部分があると思います。項目ごとに、おすすめのポイントを見ていきましょう。
メモリ容量で選ぶ
USBメモリのデータ保存容量は、4GBから最大2TBまであります。目安としては、Word文書やPDFなどを持ち運ぶのであれば8GBや16GBなど容量が小さいものでも十分ですし、写真や音楽を持ち運びたいのであればもう少し大きめの32GBや64GBがよいでしょう。
動画を持ち運んだり、パソコンのバックアップをとったりする場合は128GB以上のものがおすすめ。メモリ容量によってUSBメモリの大きさが変わるわけではないので、使い道が多岐に渡る場合は、容量と価格を照らし合わせてみましょう。
転送速度で選ぶ
USB3.0やUSB2.0など、USBメモリは規格によって転送速度が異なります。具体的には、最近主流になりつつあるUSB3.0はUSB2.0よりも最大転送速度が理論上10倍近く速いです。体感ではそこまでの違いは感じられないものの、データ転送待ちの時間は大幅に縮まるので、操作時のストレスは大きく解消されるでしょう。
動画などの大きいデータをUSBメモリで持ち運びたいという方は、転送速度の速いUSB3.0を選ぶことをおすすめします。接続する機器側もUSB3.0に対応していないと、転送速度が多少遅くなるので、注意が必要です。
接続端子で選ぶ
接続端子にはさまざまな種類があり、使う機器によって異なります。『USB-Type A』は主にパソコン用、『USB-Type C』はMacbookやAndroidのスマホ、LightningはiPhoneやiPadなどといった具合です。
『USB-Type A』において、接続部分が白いものがUSB2.0、青いものがUSB 3.0といった違いも見られます。中には、1つのUSBメモリに上記のうち複数の接続端子をもつすぐれものもあります。USBメモリを接続したい機器を確認し、その機器に合った接続端子を選んでください。
端子の保護方法で選ぶ
USBメモリの端子の保護方法もさまざまです。従来のキャップ式の他に、端子部分を内部に収納するスライド式やノック式、キャップと本体がつながっている360°回転式の4種類があります。キャップをなくしやすいという方は、スライド式やノック式、360°回転式といったキャップの取り外しが必要ないものがおすすめです。
スライド式やノック式は商品ラインナップも多いですが、キャップがないので端子部分にホコリが入りやすいので、保存場所などの注意が必要です。
その他の機能で選ぶ
USBメモリに大切な記録や残しておきたいデータを入れる場合、セキュリティシステムが備わっているものや防水・防塵・耐衝撃性能をもつものを選ぶとよいでしょう。
セキュリティシステムが備わっているものは、USBメモリ内に入っているデータを暗号化してくれたり、使用する際に暗証番号を必要としたり、またウイルスをチェックしてくれたりするものもあります。電子機器にホコリや水分、衝撃は大敵ですので、防水・防塵・耐衝撃性能が備わっているとより安心です。
USBメモリ使用上の注意
普段あまり考えることなく使っているUSBメモリ。正しい使い方を理解しておかないと、ウイルスに感染してしまったり、保存したデータが消えてしまうかもしれません。ここからはUSBメモリの正しい使い方をご紹介していきます。
USBメモリに寿命
USBメモリには寿命があります。製品の品質や使用頻度にもよりますが、永久に使えるわけではないのです。寿命を迎えたUSBメモリは、データの書き込みや保存したデータの読み込みができなくなります。もしくはパソコンがUSBメモリ自体を認識してくれなくなります。
USBメモリを長く使うためには、更新回数をなるべく減らすことです。データを処理する場合、USBメモリを介して作業するのではなく、パソコンなどに一旦移してから作業し、作業が終わった段階で保存するといった使い方がおすすめです。
取り外し時
USBメモリのデータ保存中に抜き差しをしてしまうとデータが破損してしまう可能性があります。取り出しの際は、『ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す』をクリックして安全に行ってください。