ヘアケアに欠かすことのできないのが、入浴後の『ドライヤー』。『美容院では髪がさらさらになるのに、家でやるとなかなかうまくいかない』そうお悩みの方も多いのではないでしょうか。
髪の毛の質にこだわる方々のために、ドライヤーの選び方やドライヤーの機能を紹介します。編集部が厳選したドライヤーもランキング形式でご紹介していますので、ぜひご自身にあった商品をみつけてみてください。
ドライヤーのおすすめの機能
乾かしながら髪をケアしてくれる機能
かつては乾かすだけの道具だったドライヤーですが、各メーカーがこぞって美容機能を開発し、今や『美容家電』と呼べる機種も豊富になってきました。具体的にどんな機能があるか見ていきましょう。
スカルプケアモードや頭皮マッサージ機能
スカルプとは文字通り『頭皮』を意味します。
頭皮は髪質を保つ上で重要で、頭皮が固いと血行不良がおこり髪の毛に栄養が行き届かず、髪質の劣化や薄毛の原因となります。
そこで登場するのが、『スカルプモード機能』。通常スカルプ機能がないドライヤーの風の温度は100度-120度程度ですが、スカルプケアモードのあるドライヤーの風は60度程度と低温です。そのため髪自体はもちろん、頭皮へのダメージも少なく、髪を良質な状態に保つことができます。
遠赤外線機能
『遠赤外線』は光線の一種です。ドライヤーの一般的な温度は80度以上ですが、遠赤外線機能のあるドライヤーの一般的な温度は60度程度です。髪の表面を乾かすというより髪の内側から温めて乾かすため、水分が余計に奪われることがありません。
マイナスイオン
『マイナスイオン』の効能について懐疑的な方も多いでしょう。実はメーカーによってマイナスイオンの効能や発生方法の理論は異なるのが現状です。
もちろんその効果のすべてを否定できるわけではありませんが、科学的な裏付けがあるかといわれると専門家の中でも意見が分かれる領域です。懐疑的な方はホームページなどで情報を生地に確認してみることをおすすめします。
風量
『風量』が強いドライヤーの基準は1.5㎥以上とされていますが、最近ではそれを優に超える超大風量2.4㎥のドライヤーも販売されています。髪を乾かすのに時間がかかる髪の長い方には、大風量のドライヤーがおすすめです。
温度調整5段階機能
温度を5段階に設定できるドライヤーもあります。髪質や髪の状態により次のような使いわけができます。
・40-60度 ・・・ ハイダメージ、軟毛、縮毛
・60-80度 ・・・ くせ毛、ダメージ毛、細毛
・80-100度 ・・・ 普通毛
・100-120度 ・・・ 多毛、硬髪、太毛
髪の性質によって乾きにくさや熱からのダメージの受けやすさが異なりますので、自分に適した温度でドライヤーをかけたい方におすすめの機能です。
折りたたみ機能
ドライヤーの中には折りたたみ機能があるモデルがあります。折りたたみ機能があると省スペースになるほか持ち運びにも便利なので旅行などの機会に活躍するでしょう。
静音機能
周囲への配慮が必要な住環境にお住まいの方は、ドライヤーの騒音もチェックしましょう。60dB以下のドライヤーが目安です。
おすすめのドライヤーの選び方
重量・サイズで選ぶ
一般的にドライヤーは500-800gほどですが、最近は300-400g程度の軽量型ドライヤーも販売されています。軽いドライヤーはお年寄りやお子さんにおすすめです。
一方で軽量型ドライヤーは風量が弱い傾向にあり、毛量が多かったり髪が長かったりともともとドライヤーをあてる時間が長い方は、より長時間ドライヤーをかけることになりますので注意が必要です。
価格から選ぶ
低価格帯だと2千円台、高価格帯だと5万円台までと、価格はさまざまです。
高価格の機種になると髪や頭皮のみならず、顔のリフトアップなど皮膚のケアなど多機能に対応するようになります。髪を乾かす目的以外の付属機能を求めると価格が上がっていくことは、覚えておきましょう。
国外対応しているかで選ぶ
日本の電圧は100vに対してほとんどの外国の電圧は220vと大きく異なっているため、国外で日本のドライヤーを使いたい場合は国外の電圧に対応しているドライヤーを選ばなくてはいけません。
また日本と外国ではプラグも異なるので、国外のプラグに対応していないドライヤーを国外で使いたい場合は、『変換プラグ』が必要になるので注意しましょう。
ドライヤーのおすすめメーカー
Panasonic (パナソニック)
『Panasonic』ではなんといっても誕生から15年、今もなお研究が続けられている『ナノイー』に注目です。
空気中の水に電圧をかけ、水分を微細化することで髪への水分浸透度をあげると言われるナノイー技術。海外で使えるタイプも発売されています。
SHARP (シャープ)
『SHARP』の強みは『プラズマクラスター』です。
公式HPによるとプラズマクラスターは、空気中の水と酸素に電圧をかけて生成したプラスイオンとマイナスイオンのことです。髪のパサつきの抑制と髪の保護に加え、頭皮環境を整えながらの髪質改善もできるとSHARPは明言しています。
dyson (ダイソン)
掃除機で有名な『dyson』。
羽のない扇風機で話題になった筒型の送風システムが、ドライヤーにも採用され話題を呼びました。風の温度を毎秒20回測定し、最適な温度で髪を乾燥させられる機能が魅力です。
LUMIELINA (リュミエリーナ)
『LUMIELINA』はドライヤー界で激震が走った『レプロナイザー』で有名な国内のメーカーです。
特殊セラミックをドライヤーに搭載することで、冷風でも潤いのある髪に仕上げてくれます。温風と冷風を交互にあてる独自技術でダメージを受けた髪も、美しく変貌させられます。
TESCOM (テスコム)
美容・生活家電を扱う国内メーカー『TESCOM』。
公式HPによると独自技術の『コラーゲンイオン』をドライヤーに搭載することで、髪の潤いを長時間キープできるほか、染めた髪色を長持ちさせる効果を実現しました。