数あるシミュレーションゲームの中でも、ドラマチックな戦国武将の生きざまを体感できる人気の『信長の野望』。1983年の発売以降さまざまなシリーズがあるため、これからはじめるという方はどのシリーズをプレイしたらよいか悩んでしまうかと思います。
そこでこの記事では、いろいろな視点から『信長の野望』の選び方を紹介します。シリーズごとのフォーカスポイントと合わせて、初心者にもおすすめのシリーズなども紹介します。あなたも好きな戦国武将で革命の嵐をおこしてみましょう。
『信長の野望』をおすすめする理由
シリーズ累計1000万本を突破した『信長の野望』は、ゲームプロデューサー『シブサワ・コウ』ブランドで展開する、歴史シミュレーションゲームです。
シリーズ第1作発売の1983年3月以降、独自のゲーム性がプレイヤーの心をひきつけています。1992年12月には、『覇王伝』のパワーアップキットが登場し、さらに熱い武将の世界が広がるほか、1998年にはインターネット上で対戦できる信長の『野望 Internet』、2017年の35周年記念にはシリーズの第15作目『大志』と多くの作品が展開されています。
このほかにも、オンラインやスマートフォンアプリなどさまざまなデバイスも加わり、シリーズが発売されるたびに幅広い世代のユーザーに長く楽しまれている『信長の野望』コンテンツです。
信長の野望の人気作が遊べるSteamとは
『Steam』とは、国内外の数万タイトルのゲームを扱ったPCゲームのデジタル配信システムです。ゲーム配信のほかにも、ゲームハブやユーザーの同士のコミケーションを組み合わせたプラットフォームの役割も持ち合わせています。
取り扱うゲームは3万タイトル以上。最新の『信長の野望』およびパワーアップキットも配信されているほか、過去シリーズの作品も楽しめます。
信長の野望のパワーアップキットとは
『パワーアップキット』とは、簡単にいうと本編作である『信長の野望』と合わせて利用する追加版ソフトのような位置づけで、パワーアップキットにより、世界を広げる戦略や武将などの追加がおこなわれ、楽しみ方が大きく広がります。
ただシリーズパワーアップキットのみでは、プレイできないということに注意が必要です。
おすすめの『信長の野望』の選び方
ハード・プラットフォームで選ぶ
PC
信長の野望はPCゲームをベースとしているため、そのゲーム性を存分に味わいたい方は新旧問わず『PC』での操作がおすすめです。入手方法としては、Windows版のパッケージ版の購入するほか、ダウンロード版であればSteamやAmazonから購入できます。スムーズな映像・プレイを楽しむためには、『推奨スペック』をクリアするなど、ある程度のマシンパワーは必須です。
プレイステーション
プレイステーションでは過去のハードで発売された信長の野望のリメイクが多くあるので、ファミコンやスーパーファミコンで販売された信長の野望をプレイしたい方におすすめです。
プレイステーションの復刻版であるプレイステーションクラシックが2018年12月に発売されたので、興味がある方はそちらも確認して見るとよいでしょう。
プレイステーション4
現状最高レベルのハードで信長の野望をプレイしたい方はプレイステーション4を選びましょう。グラフィックが非常に美しくまるで映画を見ているかのような感動が得られます。
DS・3DS
DS・3DSであれば通学・出勤中の電車の中や旅行先などの外出先でも信長の野望をプレイできます。持ち運びが容易で空いた時間にいつでもどこでも信長の野望を楽しめるでしょう。
グラフィックで選ぶ
長い歴史のある信長の野望は、その表情豊かな『キャラクターグラフィック』も人気の秘密です。
2003年の『天下創世』以降は完全3Dに対応しており、美しく臨場感にあふれるグラフィックを楽しめます。こうしたグラフィックを楽しむためにはPCのビデオカードがポイントとなるので、事前に確認しておきましょう。
Steamストアに復刻版として初期のシリーズもお手頃価格で楽しめますが、元のゲームを移植しただけですので、画面サイズが小さい、ストーリーも限られるなどのマイナスポイントもあります。はじめて信長の野望をゲームする方よりも、なつかしさを感じながら楽しむ方におすすめです。
プレイスタイルで選ぶ
信長の野望のプレイスタイルには、戦略中心に進めていく『大名プレイ』と、戦国時代をリアルに体験できる『武将プレイ』の2つがあります。多くのシリーズは勢力を選ぶ『大名プレイ』で進めていきますが、シリーズ10作目の下剋上をテーマにした『蒼天録』では、大名に仕えるほか自らが天下をとるプレイも楽しめます。2016年発売の『創造 戦国立志伝』では、戦国武将の1人としてプレイできます。
ゲーム性で選ぶ
信長の野望は、内政や軍略により天下統一を狙うゲームですが、そこにはシリーズごとに内政・軍備・合戦・調略・イベントなどを重視した多彩な世界観が展開していきます。
外交・戦略を楽しむ
外交と調略を楽しむなら『蒼天録』、内政に注力し城下町を作りあげていくプロセスを楽しむなら『烈風伝』や『天下創世』などがおすすめです。合戦を楽しむ場合には、特殊な陣形・戦術が使える『烈風伝』、リアルタイムな合戦と技術革新により戦い方のバリエーションが豊富な『革新』といったラインナップも。
歴史を楽しむ
歴史そのものの面白さである調略を楽しみたいなら、『大志』『創造』『烈風伝』など、イベント性を重視するなら『創造』と、シリーズごとに展開されるのが、信長の野望の面白さでもあります。
全国統一の国数や城数で選ぶ
シリーズ1作目の無印であれば、近畿から中部を舞台とした17カ国、『戦国群雄伝』では中部を中心とした38カ国と、舞台となる地域を絞ったゲーム構成となっています。1986年に発売された『信長の野望 全国版』では50カ国と拡大したほか、『革新』や『大志』では天下統一を狙う全国・地方モードが搭載されていますので、短時間でもゲームを楽しめます。
『天道』のように本城1つと支城を3つまで築城できる一方、城単位の戦いを進めていく『覇王伝』『天翔記』『創造』と、数多くの城数を扱っているシリーズもあります。
スピンオフ作品を選ぶ
本来の信長の野望とは違った目線で楽しめる『スピンオフ』作品も数多く発売されています。
現代の日本が舞台となった、スマートフォン向けの『信長の野望 201X』、『創造』のスピンオフ作品『創造 戦国立志伝』などがあります。このほかにも、ポケモンとコラボレーション作品『ポケモン+ノブナガの野望』や、豊臣秀吉の立志出世をテーマにした『太閤立志伝』。
30周年記念として作成されたネオロマンスゲーム『天下の華』など、これまでの信長とはまったく異なる作品が作られてきました。こうした幅広い楽しみ方ができるのも、長年愛されている信長の野望ならではではないでしょうか。
過去作の信長の野望を購入するときのおすすめポイント
ここでは、Steamなどで販売されているような復刻版をはじめ、過去のシリーズを購入するときのポイントを紹介します。
古い作品グラフィックに抵抗はないか
特に初期に近い時期の作品を購入する際には、グラフィックという観点を忘れず考えましょう。古い作品を移植した復刻版もありますが、Windows10に見合ったカスタマイズなどはおこなわれていないため、モニターに映し出される映像は古いものです。古い作品はドット絵的なゲームということもあり、こうした画面に抵抗がないか確認しましょう。
好きな武将や城が登場する作品か
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康といった時代を作ってきた有名どころの武将は登場するものの、シリーズごとに時代背景が異なるため登場する武将が変わります。ゲーム時間が長いゲームだからこそ、好きな武将でプレイできれば最後まで余すことなく楽しめます。