『ヨーグルトメーカー』をご存知ですか。
実はヨーグルトは、専用大型設備がなくても誰でも簡単につくることができます。一度に大量につくることもできるため、市販のヨーグルトを買うよりも断然お得になるなんてこともあります。
またヨーグルト以外の料理をつくることも可能で、その利用方法は無限大!今回はそんなおすすめ『ヨーグルトメーカー』をランキング形式でご紹介していきます。
ヨーグルトメーカーでできること
ヨーグルトメーカーの基本的な使い方は以下の3つです。
1.器具の熱湯殺菌
2.ヨーグルト種を混ぜる
3.発酵させる
この3つの工程に加え、発酵時間・温度の調整までできるので、誰でも簡単に自分好みのヨーグルトをつくることができます。
またヨーグルトメーカーで作れるのはヨーグルトだけではありません。甘酒、塩麹、醤油麹、納豆などの発酵食品はもちろん、最近ではローストビーフやチーズをつくれるものまで登場しています。
ヨーグルトメーカーのメリット
ヨーグルトを安く食べられる
ヨーグルトメーカー最大のメリットは、ヨーグルトをお店で買うより安く楽しめることです。材料費などを合わせても、市販でヨーグルトを購入するよりも安く済むことも!
さまざまなタイプのヨーグルトも自由につくることができる
またさまざまな食材を使って自分だけのオリジナルヨーグルトをつくれることもメリットの一つです。砂糖を抜いた糖質制限ヨーグルトや、豆乳を混ぜた豆乳ヨーグルトなどレパートリーは自由自在です。
ヨーグルトメーカーのデメリット
衛生管理に時間がかかる
ヨーグルトメーカーは菌を扱うため汚染リスクがあり、衛生管理には手が抜けません。そのため発酵容器やスプーンは使用前にその都度熱湯消毒する必要があります。
発酵食品を頻繁につくる人は、お手入れが少しだけ大変になってしまうかもしれません。
ヨーグルトメーカーの種類
牛乳パックタイプ
『牛乳パックタイプ』はその名の通り牛乳パックをそのままヨーグルトメーカーに入れるだけなので、お手軽です。カスピ海やケフィアなど、ヨーグルトを大量につくるなら、この『牛乳パックタイプ』を選ぶとよいでしょう。
ただし毎回牛乳パック一個分(1Lずつ)しかつくれないので、1L以上の専用容器を使えるタイプには劣ってしまいます。
専用容器タイプ
甘酒や塩麹をつくるなら、材料をかき混ぜられる『専用容器タイプ』がおすすめです。容器のサイズを選べるものも多く、ヨーグルト以外の専用容器もあるので調理の幅がぐっと広がります。
使用前に必ず熱湯消毒をしなければならないという注意点はありますが、ヨーグルトメーカーとしてだけでなく、発酵食品調理器具としても末永く使えます。
ヨーグルトメーカーの使用方法
使用器具を熱湯殺菌
使用するすべての器具を熱湯で殺菌します。種を加えたりするスプーン、計量カップ、専用容器タイプなら発酵用の容器まで殺菌が必要です。使用するのは冷ましてからにしましょう。
ヨーグルト種の投入
ヨーグルト種を牛乳に投入します。牛乳500mlに対し粉末種菌なら3g、ヨーグルト使用する場合は1Lに大さじ7杯が目安です。よく混ぜて蓋をしてからセットします。
発酵させる
発酵の適温は約40度、時間は6~7時間です。発酵させすぎると酸っぱくなるので気を付けましょう。柔らかくプリン状に固まると完成。冷蔵庫で冷やしましょう。
おすすめなヨーグルトメーカーの選び方
つくりたい料理で選ぶ
ヨーグルト以外にも、アイスクリームやジェラート、肉料理や魚料理といったさまざまな料理をつくることができるヨーグルトメーカー。
普通のヨーグルトをつくりたいだけなら『単機能タイプ』がおすすめです。温度設定やタイマーがついていない分、いちいち設定する手間がないので操作がシンプルになるという利点があります。中には、牛乳パックのまま調理できるタイプもあるため、ますます作業がお手軽になります。
そのほかの料理をつくりたいなら、『調理容器タイプ』がおすすめです。低温調理のメニューは60度以上の加熱が必要な場合が多いので、最高温度が65度以上のものを選びましょう。
便利な機能で選ぶ
ヨーグルトメーカーには、『温度設定機能』、『保温機能』など、実にさまざまな機能があります。
単にプレーンなヨーグルトを作りたい場合には機能はシンプルが一番ですが、特にヨーグルトに限らず発酵食品をつくるときは、『1度単位で細かく温度設定可能なもの』、『数日間にわたって保温できるもの』がおすすめです。ただし低温域・高温域に対応していない製品もあるので、機能による効果をよく確認しておきましょう。
もちろん多機能だからといって使いやすいものとは限らないため、あくまでも自分の目的に合った機能で選ぶようにするのがポイントです。
温度設定機能の有無で選ぶ
ヨーグルトメーカーでは、適温を保つのが大切になってきます。一般的な目安は40度程度。
プレーンヨーグルトをつくるなら温度固定タイプで構いませんが、さまざまなヨーグルトをつくるなら温度設定可能なものが良いでしょう。特に特殊菌ヨーグルトや発酵食品なら、1度刻みの細かな温度設定機能は欠かせません。
温度設定機能がついていることで調理の幅が広がり、ヨーグルトメーカーをより楽しむことができます。
タイマーの有無で選ぶ
ヨーグルトは発酵時間が長ければ長いほど酸味が強くなっていくという特徴があります。
一般的なヨーグルトの発酵時間は8時間と比較的長時間のため、放置しすぎて酸味が強くなりすぎたという失敗がよく起こります。
失敗を防ぐためにタイマー機能がついているヨーグルトメーカーがあります。時間ぴったりに発酵が終わるので、発酵しすぎたり乳酸菌が弱ったりするのを防止できます。
ヨーグルトメーカーでほかの発酵食品もつくりたい人には、長時間設定できるものがおすすめです。
ヨーグルト以外の発酵食品で選ぶ
主な発酵食品をつくるとき、必要となる設定は以下の通りです。
甘酒:設定温度は約40度、タイマーは24時間
味噌:設定温度は55度~60度、タイマーは24時間
納豆:設定温度は:50度~60度、タイマーは60時間
基本的に高温、長時間設定できるものが求められます。発酵食品の設定温度は雑菌が繁殖しやすくなる温度なので、容器とスプーンは熱湯消毒してから使いましょう。
サイズで選ぶ
ヨーグルトメーカーをどこに置くかによって、選ぶサイズが変わってきます。置く場所によってはコンセントとの距離が遠くなるので、電源コードの長さで選ぶのも良いでしょう。
また、出来上がったヨーグルトを容器ごと冷蔵庫に入れる際、容器が冷蔵庫に入りきらないサイズの場合があるので、購入前の確認が必要です。牛乳パックの中には1Lを超えるものがあるので、あらかじめ容器がヨーグルトメーカーに入るかどうか、高さの観点からも選ぶことも重要です。