家具や配線を気にせずに自由に掃除ができる『コードレス掃除機』。
最近では非常に多くのモデルが、各メーカーから発売されており、選ぶ際に迷いやすく感じることも多くはありませんか。
今回はそうお悩みの方のために、コードレス掃除機を選ぶときのポイントを解説していきます。おすすめの商品もランキング形式でご紹介しますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
おすすめのコードレス掃除機の選び方
まずはコードレス掃除機の選び方をご紹介していきます。選ぶときのポイントは大きく分けて6つです。
ごみの集め方で選ぶ
主にサイクロン式か紙パック式の2つの集め方に分かれます。ごみの集め方で吸引力に違いが出たりもするので確認が必要です。
サイクロン式
Dysonの宣伝などでよく耳にする『サイクロン式』の掃除機は、空気を回転させながらごみを吸い取ります。そしてその遠心力を利用してごみと空気を分離し、ごみだけを集めてくれるという仕組みです。
ごみは直接ダストボックスにたまります。ごみはこぼれたり埃がたったりすることもあるので注意して捨てましょう。
またサイクロン式では、空気はフィルターを通過して排出されます。フィルターが汚れない限り吸引力が衰えることはほとんどないため、こまめにフィルターを掃除することが大切です。
紙パック式
『紙パック式』は従来の掃除機で多く見られたごみの集め方で、事前に掃除機に紙パックをセットし、空気と一緒にごみを吸い込んで紙パックフィルターに集める仕組みです。ごみがたまったらセットした紙パックを交換するだけでごみ捨てが完了します。ごみやほこりは紙パックのなかに入っているので、交換するときにちらばったりこぼしたりする心配はありません。
また紙パック式では、空気はごみとほこりが混じったまま紙パックとフィルターを通過し排出されます。そのため紙パック内にごみがたまっていくに従い、吸引力も低下していきますし、ごみがたまりすぎると排出される空気が臭うこともあります。紙パックは定期的に取り換えが必要です。
形状で選ぶ
形状は『スティック型』、『キャニスター型』、『ハンディ型』の3種類があります。
スティック型
コードレス掃除機で主流のタイプがこの『スティック型』で、本体とノズルが一体化している形状です。操作性に富み気軽に掃除機をかけられる上、コンパクトなので狭い場所でも収納できます。
操作性を重視して軽量化を図っているモデルが多いですが、キャニスター型と比べると手や腕にかかる負担が大きいのが欠点です。
キャニスター型
掃除機といえば本体からホースとノズルがのびているタイプの、『キャニスター型』の掃除機を思い浮かべる方が大半ではないでしょうか。
ホースとノズルの動きに伴って本体が移動するので操作性はスティック型に劣りますが、本体はキャスター付なので床を転がして移動できます。重さを感じることはほとんどなく、ラクに掃除機をかけられるため、長時間使うときや広い場所で使うときはおすすめです。
ハンディ型
『ハンディ型』のコードレス掃除機はサブで使うことを想定しているモデルが多いです。車の中やリビングや寝室といったちょっとしたところを掃除するのに向いています。
特に車内の掃除におすすめで、スティック型やキャニスター型の掃除機ではシートの隙間や床などの狭いところの掃除は難しいですが、ハンディ型であれば楽にきれいにできます。
その他
掃除機は、スティック型・キャニスター型が大多数を占めます。それ以外ですと、『布団専用クリーナー』があります。アレルギー体質の人には、ダニやホコリは大敵。快適な睡眠のためにも、布団専用クリーナーを購入する人が増えています。
ハンディクリーナーも使いやすく便利な商品が増えています。用途に合わせて選びましょう。
静音性で選ぶ
朝は忙しすぎたり日中は家をあけていたりで、落ち着いて掃除機をかけられる時間帯が夜だけの方は、特に掃除機の音で近所の方に迷惑をかけないか心配になるでしょう。
掃除機の音と吸引力は比例する傾向にありますが、最近ではある程度の吸引力を維持しつつ静かに掃除できる静音性を重視したモデルも出てきています。
充電の時間と連続駆動時間で選ぶ
部屋全部に掃除機をかける前に電池がなくなってしまっては困りますし、充電に何時間もかかるのも大変です。購入する前にきちんとチェックしておきましょう。連続駆動時間は掃除機のモードによって前後しますので注意が必要です。
想定している使い方で選ぶ
メインで使う掃除機を考えているのであれば吸引力が高くバッテリーのもちが長いものを選びましょう。
形状は『スティック型』または『キャニスター型』がおすすめです。メインの掃除機とは別に、サブとしての利用を想定している場合は操作性が高かったり軽量な商品が求められます。『ハンディ型』がおすすめですが、軽量な『スティック型』も検討してみましょう。
ヘッドの種類で選ぶ
掃除機のヘッドは、3種類あります。『モーター式』・『自走モーター式』・『エアタービン式』の3種類です。
モーター式
『モーター式』は、ブラシを回転させて、ゴミをかき出します。カーペットやフローリングのすき間のゴミも吸い取ります。
自走モーター式
『自走モーター式』は、モーター式のようにゴミをかき出つつモーターで進むので、とても軽く感じます。
エアタービン式
『エアタービン式』は、ゴミを吸い込む風の力でモーターを回します。エアタービン式・モーター式・自走モーター式の順に、値段が高くなる傾向があります。
コードレス掃除機のおすすめのメーカー
コードレス掃除機のおすすめメーカーを3社紹介します。それぞれのメーカーに特徴があるので、メーカーから掃除機を選ぶのもおすすめです。
マキタ
『コードレス掃除機』と検索すれば真っ先にでてくるメーカーが『マキタ』です。マキタのコードレス掃除機はリチウムイオンバッテリー電源が特徴で、小型かつ軽量でありながら長時間利用を可能にしています。
Dyson (ダイソン)
吸引力が衰えないサイクロン掃除機で有名な『Dyson』は、スティック型、キャニスター型、ハンディ型の掃除機を販売しています。Dysonの特徴は強力な吸引力で、最新のモデルはサイクロンを最大で24個搭載しており、どんなに小さなごみでも残さず吸い取ります。
日立
国内の大手家電メーカーの『日立』も3種類のコードレス掃除機を販売しています。強力な吸引力が特徴のシリーズと軽量さと操作性にとんだシリーズ、取り外してハンディ型として使えるシリーズです。価格は1万円程度の商品から売り出されています。
SHARP (シャープ)
『SHARP』は、自走モーター式の商品が多く、本体も軽量なため、力を入れず掃除が楽にできます。バッテリーが2個付いているものもあります。その場合、掃除しながらもう1個を充電しておけるので、バッテリー切れを気にせず使用できます。