日本の電機メーカー『SONY』が販売しているポータブル音楽プレーヤー『ウォークマン』。1979年に第1号機が発売され、いつでもどこでも『音楽を携帯して気軽に楽しむ』という新たな文化を創り出しました。
今や音楽はスマホでしか聴かないという人も増えてきましたが、なお音楽はウォークマンで聴いているという方は少なくありません。
今回はそんなウォークマンの魅力をご紹介すべく、おさえておきたいウォークマンの選び方を丁寧に解説していきます。記事後半ではおすすめモデルもランキング形式でご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ウォークマンの魅力
ウォークマンにはSONYの技術力を活かした魅力が詰まっています。
・ワイヤレスイヤホンとの接続
・パソコンで音楽を一括管理できる
上記の機能があり、音楽をこよなく愛し、こだわりをもつ方に支持されている音楽プレーヤーです。その他にも外部の音を遮断するノイズキャンセリング機能をはじめたとした、高い技術が更なる人気を呼んでいます。
おすすめのウォークマンの選び方
ウォークマンは音楽にこだわりをもつ方に人気の音楽プレーヤーですが、家のスピーカーに接続して楽しんだり、ラジオも聴きたい方のために、機能、値段共に幅広いモデルが販売されています。
しっかりと選ばないと、余計な機能が付いていたり、肝心の求めていた機能を使用できなかったりと、満足した結果にならないこともあります。自分の用途にあったウォークマンを手に入れるために、選び方をおさえておきましょう。
容量で選ぶ
ウォークマンはモデルによって容量が異なります。一般的なMP3形式の場合、容量は『4G (約860曲)』、『16G (約3300曲)』の2種類があります。
高音質のハイレゾ音源の場合は、16Gで約300曲となり、音質や容量によって入れられる音楽の数が変わります。自分がどの程度の音質で、どれくらいの量の音楽を楽しみたいのか、検討してみましょう。
再生時間で選ぶ
『再生時間』を知っておくことも、ウォークマンを選ぶ際に重要です。シリーズによって再生時間は異なりますが、再生時間を重視する場合は、『Aシリーズ』や『ZXシリーズ』を選びましょう。省電力と音質のバランスが重視されているため、高音質でも数十時間は再生できます。
ちなみに再生時間は音源のデータ量が多くなるほど短くなります。またBluetoothを利用することでも短くなりますので注意が必要です。再生時間を伸ばしたい場合は、軽いファイルを使用したり、有線のイヤホンを使ったりしましょう。
ハイレゾ対応
『ハイレゾ音源』は、通常の音源よりも音質がよいのが特徴です。重低音や、高音域、音の奥行き感を鮮明に感じられるため、より音楽を楽しみたい方は、ハイレゾ音源に対応しているウォークマンを選びましょう。
ほとんどのモデルがハイレゾ音源に対応しているものの、中には対応していないモデルもあるため、購入前に確認が必要です。また音質が高い分容量も大きいため、容量を拡張できるmicroSDカード対応かどうかも確かめておきましょう。
接続方法で選ぶ
ウォークマンの醍醐味の一つはワイヤレス接続で音楽を聞くことですが、ウォークマンはモデルごとにワイヤレス接続する方法が異なります。特にワンタッチでワイヤレス接続ができるNFC接続については、対応していないモデルがあるため注意が必要です。
NFC機能搭載のワイヤレスヘッドホンを使用したい方は、事前に対応しているかどうかSONYのホームページで確認しておきましょう。
付属機能で選ぶ
バランス接続機能
『バランス接続機能』とは、左右のイヤホンから独立して音を出す機能のことをいいます。バランス接続機能が付いていない場合、ノイズが生まれてしまうという特徴があります。そのためよりクリアでノイズのない音楽を楽しみたい方は、バランス機能が付いているウォークマンを選びましょう。
ただしバランス接続機能に対応したイヤホンを使用する必要があります。ウォークマンとは別でイヤホンを購入する際も、バランス接続が可能か確認を忘れないようにしましょう。
外音取り込み機能
『外音取り込み機能』とは、音楽を聴いている最中でも周囲の音を聞くことができる機能です。
イヤホンをしていると、車の音をはじめ周囲の音が聞こえずに危険を感じることはありませんか。外音取り込み機能を使うことで、周囲の音を拾えるため、安全に音楽を楽しめます。
なおウォークマンの場合、本体にこの機能が付いているのは『Wシリーズ』のみとなります。その他のシリーズでは、専用のイヤホンを購入することで外音取り込み機能を使用できます。
USB-DAC機能
『USB-DAC機能』とは、PCとウォークマンをUSBで接続することで、ウォークマンの高音質な音楽をPCでも聴くことができる機能です。PCでも高音質な音楽を聴きたい方は、USB-DAC機能が付いたウォークマンの購入を検討しましょう。
ただしハイレゾ音源対応のシリーズにのみ搭載されている機能のため、事前にUSB-DAC機能が付いているか確認しておきましょう。
付属品で選ぶ
他のオーディオプレイヤーのほとんどがイヤホンが付属していますが、ウォークマンは基本的にイヤホンが付属していません。イヤホンが付属しているタイプもありますが、本体のみのものと価格が違うことが多いので要注意です。
ウォークマンおすすめのシリーズ
Sシリーズ
スペックよりもコストパフォーマンスという方におすすめの『Sシリーズ』。ハイレゾ音源に非対応であるように機能をシンプルにすることで、コンパクトさと低価格を実現しています。
バッテリーは音楽再生約52時間と長持ち。容量は4GBと16GBの2タイプがありますが、microSDに対応していないので容量を増やすことはできません。
Aシリーズ
ハイレゾ音源、microSDに対応していながらも低価格を実現している『Aシリーズ』。容量は16GB、32GB、64GBの3タイプから選べます。ハイレゾ音源でないCD音源などをハイレゾのような音に高音質化することのできる『DSEE HX』機能が搭載。
WM1シリーズ
最高価格と最高品質のウォークマンをお求めの方には『WM1シリーズ』。タッチパネル式のコンパクトなモデル。
バスドラムを打つペダルの質感やギターのピックの硬さまでもが直接伝わってくるような『リアル感』を味わえる最上級のウォークマンです。
ZXシリーズ
WM1シリーズをよりスマートにより低価格にした『ZXシリーズ』。容量は64GBと128GBの2つから選べ、microSDも使用できます。
WM1シリーズは手を出しづらいという方には、ほぼ半額である本シリーズがおすすめです。
Wシリーズ
ワイヤレスでヘッドホンと一体型になっている、端末要らずのウォークマン『Wシリーズ』。ハイレゾ音源非対応、microSD非対応となっており完全にスポーツ用のモデルです。容量は4GB、16GB。
防水性に対応しているのでランニングだけでなくスイミングでもご使用いただけます。