旅行や出張先で活躍する『スーツケース』。近年はハンドルが自在に伸縮するモデルやキャスターの付いたスーツケースが人気ですが、各商品の違いがわからず選ぶのに苦労している方も多いはず。
今回はそんなスーツケースのタイプや特徴、選び方を解説していきます。厳選したおすすめ商品もランキング形式でご紹介しますので、スーツケースの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
スーツケースの種類
スーツケースには大きく分けて、『ソフトタイプ』と『ハードタイプ』の2種類があります。
ソフトタイプ
『ソフトタイプ』は、重量が軽いのが特徴。ソフトタイプのスーツケースは布素材・クリア素材が中心なので、伸縮性に優れており持ち物を入れやすいところがメリットです。
最近のソフトタイプの中には、リュックやボストンバッグに変形できるモデルもあり、まだまだ進化を遂げています。
ハードタイプ
もっとも一般的なのが『ハードタイプ』です。硬いボディで衝撃にも強いのが特徴。海外の空港ではスーツケースを投げられることがあるので、海外に行く方にはハードタイプをおすすめします。
他にも鍵付きタイプのモデルが多く、安全性を重視したい方にもおすすめできます。
おすすめのスーツケースの選び方
滞在日数でサイズを選ぶ
旅行や出張での滞在期間によって、必要なスーツケースの大きさは変わります。
スーツケースを選ぶときには必要な容量に注意しましょう。
Sサイズ (1泊~3泊)
仕事の出張や2泊3日程度の短い旅行におすすめなのが『Sサイズ』です。
機内持ち込みが可能なスーツケースのサイズは、3辺の合計が100cmから115cm以内で、10kg以下と規定されており、Sサイズのスーツケースはほとんどの場合機内に持ち込めます。
Mサイズ (3泊~5泊)
3泊以上5泊以内であれば『Mサイズ』がおすすめです。
Mサイズは一般的に3~5泊が多いですが、メーカーによっては5泊~7泊まで対応できるスーツケースもあります。
機内には基本的に持ち込めませんが、近年は軽量化・大容量化が進んでいます。短期間であれば家族全員の服や荷物を数泊分入れられるほどの容量があります。
Lサイズ (5泊~10泊)
他のサイズと比べるとかなり大きく感じるのが『Lサイズ』です。
旅先や出張先でたくさんの荷物が必要な人に向いています。5泊から10泊を目安に考えてください。
LLサイズ(10泊以上)
『LLサイズ』は10泊以上の海外旅行・出張に対応しています。
LLサイズを1つ購入しておくだけで、どんな季節でもたくさんの荷物を収納できます。ただし重量は他のサイズと比べてもかなり重いので、持ち運ぶには注意しましょう。
重視するポイントで選ぶ
軽量重視タイプ
軽くて持ち運びを重視しているのであれば、『ソフトケース』がおすすめです。
ハードケースは樹脂製ですが、ソフトケースは布製で作られているので、重量にかなり差があります。
強度重視タイプ
衝撃に強い強度重視タイプを希望するのであれば、『ハードタイプ』のスーツケースがおすすめ。
表面が樹脂製でつくられているので、頑丈なのが特徴です。海外の空港で放り投げられた場合でも安心です。
機能重視タイプ
スーツケースには『TSAロック』や『ハンドルの長さ調節』などの機能がデフォルトで搭載されているモデルも多いです。
『TSAロック』とは空港で荷物チェックを行う職員が特殊なツールで鍵を開けられる機能のこと。アメリカの空港を利用する時はカギをかけてはいけないというルールがあるので、TSAロックがあれば便利です。
スーツケース機内持ち込みの際の注意点
スーツケースを機内に持ち込もうと考えている方は、機内持ち込み可能なサイズのスーツケースを購入しましょう。サイズが大きいと持ち込みができない可能性があります。また利用する航空会社によって機内持ち込みできるスーツケースのサイズが異なるため、会社ごとに確認しましょう。
ANA・JALの場合
国内線、国際線問わず、H55×W40×D25cm以内、3辺合計が115cm以下、合計重量10kg以下の荷物であれば機内持ち込みができます。ただし座席数が100席未満の飛行機に限っては、H45×W35×D20cm以内、3辺合計100cm以下、合計重量10kg以下と機内持ち込みができるサイズが変わるので注意してください。
格安航空会社の場合
格安航空の場合には各航空会社によって機内に持ち込める荷物のサイズが変わってきます。自分が利用する航空会社がどのくらいのサイズを機内持ち込み可能としているのか、事前に確認が必要です。
その他の海外航空会社の場合
海外の航空会社には重量制限がない会社や、逆に日本より機内持ち込み可能なサイズが小さく規定されている会社もあります。事前に規定されているサイズを調べておきましょう。H45×W35×D20cm以内、3辺の合計が100cm以内、合計重量7kg以内のスーツケースであれば、機内持ち込みができる航空会社が多くなっています。目安にしてください。