健康状態を維持するために、野菜やフルーツから1日分の必要な栄養素を毎日の食事で摂ろうとするとどうしても量が多くなってしまいます。そこでおすすめなのが、自家製ジュースを簡単に作れる『ジューサー』です。
ここの記事ではジューサーの種類や特徴、種類別のメリット・デメリットなどをご説明し、人気のジューサーをランキング形式でご紹介します。
そもそも『ジューサー』とは
『ジューサー』とは野菜やフルーツをカッターですりつぶしたり、おしつぶしたりすることで自家製ジュースを作る調理家電で、スロージューサーと高速ジューサー、手動ジューサーの2種類があります。
ジュースを作る機能がメインではありますが、機種によってはスープや料理まで作ることが可能です。
ジューサーとミキサーの違い
ジューサーとミキサーはどちらも自家製ジュースを作る調理器具として混同されやすいですが、実は製法が違います。
ジューサーは野菜やフルーツから水分だけを分離させて搾り取るジュースです。一方ミキサーは食材をまるごと砕いて混ぜ合わせて作るので、ジュースではなくスムージーといいます。ジューサーで作ったジュースは水分が多くさらりとした飲み心地ですが、スムージーはトロリとした飲み心地が特徴です。
ジューサーで出来ること
ジューサーは食材を入れてスイッチを押すだけで、野菜やフルーツの栄養素を搾ったジュースが簡単に作れ、たくさんの酵素やビタミンなどの栄養素を効率的に摂取し吸収できます。
ジューサーを摂取するおすすめのタイミングとは
朝がおすすめ
朝に胃腸が空っぽの状態で食事をとると、一気に血糖値が上昇してしまいます。食事をする前に野菜ジュースを飲むことで代謝がよくなり血糖値の急上昇を抑えられるので、朝に飲むとよいでしょう。
15時もおすすめ
昼食後の15時頃はお昼に食べた食材が消化されて空腹を感じる時間帯です。その時間帯に野菜ジュースを飲むことで満足感を得られるので、不要な間食をさけられます。
寝る前は控えましょう
就寝直前に野菜ジュースを飲むと太る原因になる場合があります。夜に飲みたい方は就寝の2時間前までに飲んでおくとよいでしょう。
おすすめのジューサーの種類
高速ジューサー
『高速ジューサー』は高速回転するカッターで食材をすりおろすタイプです。完成までの早さが特徴で、食材をジューサーにセットしてボタンを押すとすぐにジュースができあがります。忙しい朝にあまり時間をかけたくない方におすすめです。
ただ高速で食材をすりおろす際にカッターに摩擦熱が生じるため、熱で酵素が壊れてしまう、空気に触れやすく酸化しやすいというデメリットがあります。
スロージューサー
『スロージューサー』は低速でゆっくりと食材をおしつぶすように絞るタイプです。ゆっくり絞るので音が静かで、酵素もそのままの状態でまるごと摂取できるため、自家製ジュースによる体質改善を期待する方や美肌効果を求める方におすすめします。
ただ完成まで時間がかかるのと価格が高いのがデメリットです。また食材から液体分だけを絞って作るので搾りカスが出て、掃除に時間がかかります。
手動式ジューサー
『手動式ジューサー』はレバーなどを手で押すことで汁を搾り取るタイプです。いわゆる手絞りですが、電源不要なので使う場所を選ばない扱いやすさがあります。手動なので静音性に優れる点も魅力です。
食材によってはおしつぶす際に大きな力が必要になるので女性やご年配で腕力に自信がない方は注意しましょう。
おすすめのジューサーの選び方
後片付けを考えて選ぶ
ジューサーを選ぶ際に後片付けが簡単なジューサーを選ぶとよいでしょう。出し入れや後片付けが大変だとジュースを作ること自体が面倒に感じてしまったり、棚に仕舞いっぱなしになって使わなくなってしまったりします。
購入前にジューサーを設置する場所や仕舞う場所を決めて、出し入れが困難にならないようにするとよいでしょう。
使用時の静かさで選ぶ
音もジューサー選びで重要なポイントです。特に高速ジューサーは大きな音がするので、購入前に使用環境を考えましょう。集合住宅や壁の薄いアパートに住んでいる方は、高速ジューサーを使用すると近所迷惑になりかねないので、スロージューサーや手動式ジューサーを選ぶことをおすすめします。
おすすめのジューサーメーカー
HUROM (ヒューロム)
韓国の人気ブランド『HUROM』は、2011年創立の家電メーカーです。メイン商品としてジューサーを扱っているだけにクオリティはかなり定評があります。
HUROM製ジューサーの特徴はやわらかいフルーツ専用のストレーナーが付属していることです。バナナやマンゴーなどの繊維質の果物でもストレーナーがあることで繊維が詰まることはありません。お手入れも簡単で、食材の投入口に水を流してくるっと回転させるとジューサーに残った繊維を除去できます。
Panasonic (パナソニック)
『Panasonic』は国産家電メーカーです。スクリュー部分にステンレス素材を採用していることが特徴で、ステンレスが固い食材にも負けることなく栄養と旨味を絞ります。
付属のフローズンドリンク専用アタッチメントで、ジュースに飽きたらフローズンという楽しみ方もできるでしょう。レシピブックもついているためジュースを作るだけではなく、スープなど様々なメニューにも活かせます。
Kuvings (クビンス)
ミキサーやヨーグルトメーカーなどの調理家電でも人気の『Kuvings』。コールドプレス製法を世界で初めて編み出しました。非常に高品質なので価格が高いのが特徴です。
ジューサーで作るおすすめレシピ
フルーツジュース
りんごとニンジンの健康ジュース。ニンジンは抗がん作用もあるといわれています。
りんご:1個
ニンジン:1本
1.食材は冷蔵庫から出し、常温にしておきます。
2.りんごとニンジンを洗います。
3.りんごはくし形にカット、ニンジンは皮をむいてジューサーにいれます。
4.オレンジ色のきれいなジュースのできあがりです。
野菜ジュース
グリーンベースの野菜ジュースです。健康を考えるとケールも定番ですが、手に入りやすいほうれん草を使います。
ほうれん草:2束
梨:1個
1.ほうれん草を洗います。
2.梨を適度な大きさにカットします。
3.ジューサーに入れます。
4.グリーンジュースのできあがりです。