現在各メーカーやブランドから『スマートウォッチ』が続々と発売されています。スマートウォッチを持っていると、わざわざスマートフォンを取り出す必要もなく、スマートフォンと連動して電話やメール、SNSの通知を受信したり、血圧や心拍数など健康管理が可能になり非常に便利です。
本記事ではその中でも特に、『Android』対応のスマートウォッチの機能や目的別の選び方を解説します。おすすめのスマートウォッチベスト10もご紹介していますので、スマートウォッチ選びでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそもスマートウォッチとは
スマートウォッチはわかりやすく言うと『スマートフォンのような便利機能がついている腕時計』です。スマートウォッチによって搭載されている機能は多少異なりますが、主に脈拍や歩数の計測、iPhoneやAndroid端末と連携して電話、メール、SNSの確認ができます。
健康管理や電子決済機能もついているため、スポーツシーンやビジネスシーンだけでなく普段の生活にも役立つこと間違いなしです。
スマートフォンを取り出さなくても便利な機能が利用でき、最近では数千円で購入できるモデルや電池交換の必要がないモデルが増えてきたため、ますます人気に拍車がかかっています。
スマートバンドやウェアラブル端末との違い
スマートウォッチと混同される言葉に『ウェアラブル端末スマートバンド』や、『スマートバンド』というものがあります。ウェアラブル端末とは主に服や腕など身につけたまま使える健康管理ができる端末のことを指し、スマートウォッチもスマートバンドもウェアラブル端末の一種といえるでしょう。
スマートバンドは健康状態を細かく見れる活動量計の機能で特徴的な商品となっています。
ハイブリッドスマートウォッチとの違い
同じスマートウォッチで『ハイブリッドスマートウォッチ』といった商品もあります。スマートウォッチの時計画面がデジタルなのに対して、ハイブリッドスマートウォッチは時計の針がアナログになっていることが一番の違いです。
スマートウォッチはカジュアルすぎてビジネスシーンでは使えないという方もいるかもしれませんが、針がアナログであればカジュアルさが抑えられるので、ビジネスシーンでも使いやすいというメリットがあります。
Android対応スマートウォッチのおすすめポイント
スマートウォッチは時刻だけが表示されるふつうの腕時計と違い、多くのメリットがあります。
スマートフォンを取り出す手間を省ける
スマートフォンは便利ですが、通知のたびに取り出して見ていては面倒です。必要な通知を確認していても態度が悪いと誤解されることも少なくありません。
その点スマートウォッチは、自分のスマートフォンと連動できるため、ふつうの腕時計を見るのと同じように手元を確認するだけでメッセージアプリや通話機能が使用できます。
手軽に健康管理ができる
ほとんど全てのスマートウォッチにはGPS機能や血圧、脈拍数、睡眠データを測れる機能が搭載されています。GPS機能ではランニング・ウォーキング時の距離や速度を確認できるだけでなく、ルートを見返すことも可能です。
また睡眠管理機能は、睡眠時間のデータを取る簡単なものから、眠りの浅さや深さなど睡眠の質を測るものまで、商品によって差があるので確認してみましょう。
アプリの追加や画面表示のカスタマイズなどができる
スマートウォッチもスマートフォンのようにさまざまなアプリをインストールできます。フィットネスデータを記録したり、天気予報を確認したりと使いやすいように設定して自分だけのスマートウォッチにしましょう。
Android対応スマートウォッチのおすすめ機能
電子決済機能
スマートウォッチには『電子決済機能』がついている製品があります。mobileスイカが使えるモデルだと、ICカードと同じように、改札やコンビニなどでスマートウォッチをかざすだけで、料金決済ができるので便利です。
健康管理機能
スポーツをしている人や健康管理が苦手な人にとって欠かせないのが『健康管理機能』です。心拍数を計測することでトレーニングの質を高めることができます。睡眠時間や睡眠の質を計測してくれる機能がついているモデルもあり健康意識の向上にもつながります。
寝ても疲れが取れないという方は手軽に利用できるスマートウォッチの健康管理機能で、睡眠の質を測ってみるのも良いでしょう。
防水・防滴機能
ランニングや筋トレなどで汗が出るとき、スポーツ後にシャワーを浴びるときなどに腕時計を濡らさないよういちいち外すのは面倒です。
そんな時には『防水・防滴機能』のある商品がおすすめです。スマートウォッチには防水・防滴機能がついていることが大半ですが、念のため防水モデルであるかを確認しておくのがおすすめです。
GPS機能
『GPS機能』があるスマートウォッチには道案内をしてくれるモデルもあり、よく道に迷ってしまうという方には嬉しい機能です。
またGPS機能でルートや速度、距離のデータが取得できるモデルもあるので、頻繁にランニングをされる方もGPS機能がついた製品を選ぶと良いでしょう。
Bluetooth接続機能
スマートフォンとスマートウォッチの連携は『Bluetooth』で行われます。古いモデルのスマートフォンを使用している方は、最新のBluetoothの性能が発揮できないことがありますので、Bluetoothのバージョンを確認しておきましょう。
Android対応スマートウォッチおすすめの選び方
目的から選ぶ
ビジネスシーン
スマートウォッチをビジネスシーンで使いたいなら、アナログ針のついた製品がおすすめです。ハイブリッドスマートウォッチとよばれるものであれば、デジタルではなくアナログ針なのでカジュアルさを抑えられます。またデジタルでも文字盤をアナログに変更できるタイプもあるので、気になる方はそちらもチェックしてみてください。
スポーツやアウトドア
スポーツやアウトドア向けの商品には完全防水以外に高度計、気圧計、電子コンパス、ゴルフのスコアの記録が取れるものなどがあります。どんなスポーツやアウトドア用なのかによっても異なってくるので、自分のしたいスポーツやアウトドアから絞ってスマートウォッチアートウォッチを選ぶのがおすすめです。
子供の安全用
子供向けに安全な製品を選びたい方はGPSだけでなくSOS警報機がついているものを選ぶとよいでしょう。SOS警報機といえばキーホルダー型が多いですが、腕につけられるスマートウォッチなら、もしものときにも助けを求めやすいです。
身体に不安のある方
高齢の方は若い方に比べて、いつでもスマートフォンを肌身離さずもっているということが少ないでしょう。そのため何かが起こったときに、緊急の電話ができるようスマートウォッチを身につけておくことは、危機回避につながります。
健康管理データから、体調に異変があった場合に知らせてくれる機能もありますので、高齢者の方など、体調に不安がある方にもおすすめです。
サイズで選ぶ
機能面のみを見てスマートウォッチを購入してしまうと、サイズが合わず、逆に不便になりかねません。スポーツをする際に利用するのであれば、邪魔にならないようなサイズのものを選ぶのがおすすめです。
スリムでスタイリッシュな商品や、ごつごつした商品まで多様なデザイン・サイズのものが展開されているので、いろいろな商品を見て探してみましょう。
重量で選ぶ
スマートウォッチを選ぶ際にはその重さも重視すべきポイントです。重量のあるものを購入してしまうと、時計は1日ずっと身に着けているものですので疲れてしまいます。重くて付けること自体が面倒になってしまっては意味がありません。付け心地や重さが自分の理想と離れていないかはしっかり確認しておきましょう。
メーカーやブランドから選ぶ
時計メーカーのスマートウォッチ
『Seiko』・『CITIZEN』・『CASIO』・『FOSSIL』などがスマートウォッチを出している時計メーカーになります。
腕時計にこだわりのある方はお気に入りの時計メーカーからスマートウォッチを選ぶのもおすすめです。
ファッションブランドのスマートウォッチ
実はいくつかのファッションブランドからもスマートウォッチは販売されており、どれも洗練されたデザインになっています。
スマートウォッチを売り出している主なファッション系ブランドをいくつか挙げると、 『DIESEL』・『MICHAEL KORS』・『SKAGEN』などがあります。自分の好きなファッションブランドから出ているスマートウォッチを探してみるのも良いでしょう。
デザインで選ぶ
時計型
『ハイブリッド型』とも呼ばれる、『時計型』のスマートウォッチは、デジタル表示とアナログ表示が選択できるので、プライベートでもビジネスでも使いやすいです。着信やメッセージの通知、消費カロリーの記録などをスマートフォンと連動できます。全面が液晶になっている商品よりも消費電力が少ないということも嬉しいポイントです。
リストバンド型
細長い形のスマートウォッチを『リストバンド型』といいます。そのスタイリッシュな形からスマートバンドとも呼ばれるリストバンド型。必要な情報をシンプルに見やすく表示できるのがこのタイプの特徴です。
スリムな形のため邪魔になることがありません。運動の際、活動量を調べるために使用するのもおすすめです。
おすすめのAndroid対応スマートウォッチの設定方法
スマートウォッチの設定を難しそうに思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、複雑な作業ではありません。所要時間は10分未満。説明書を読む必要もありません。早速スマートウォッチの設定の仕方について解説していきます。
最初に『Google Play Store』から無料で『Wear OS by Google スマートウォッチ (Android Wear)』をダウンロード。起動すると画面に出てくる指示に従って設定を進めていくだけです。
まずはスマートウォッチの電源を入れます。次にGoogleアカウントのデータのコピーを選択して設定完了。この簡単な作業をするだけで、もうスマートウォッチは使用可能になります。すぐに持ち歩くことも可能です。
Googleが出しているOS『Wear OS by Google (Android wear)』とは
日本ではスマートフォンのOSとしてAppleが出しているiOSが大きなシェアを持っていますが、世界ではGoogleが出しているAndroidの方が広く使用されています。そのためスマートウォッチでは『Wear OS by Google』に対応したアプリの開発が活発になっています。
Android系の商品は種類が多く、さまざまなデザインから選択することが可能です。スポーツ向き、ビジネス向きなどさまざまなタイプの商品が販売されているので、おしゃれに気をつかう方にもおすすめできます。