今やPC周辺機器としてメジャーなツールとなった『ペンタブレット』、通称『板タブ』。
写真加工やイラストを描く時にマウスを使っていると、細かい部分の作業を行う時にマウスの操作性に対して、不便や不満を感じたことありませんか。作業を行う時にマウスではなく、ペンタブレットを使うと、その使いやすさに感動するかもしれません。
今回はそんな板タブの種類、のメリット、デメリットなどを徹底解説しながら、板タブ10選をランキング形式でご紹介します。
板タブ (ペンタブレット)
通常ペンタブレットと言うと、『板タブ/板タブレット』を指します。パソコンにUSBなどで接続して使用する入力機器のひとつで、ペン型のマウスと専用のタブレット(板)を使用して、作業をする際には手元を見ず、ディスプレイを見ながら使用します。普通のマウスとの違いは、作業領域を正確に確保する為にペン型マウスの他にタブレット(板)が付属しているところ。
価格帯も数千円から数万円と幅が広い分、コストを抑えて導入できます。パソコンでなくともスマホに接続して使える持ち運びのできるモデルもあるので、自分の使用用途に合わせて選びましょう。
板タブ (ペンタブレット)のおすすめポイント
初心者からプロまで使える
先述の通りペンタブレットは、ペン型のマウスのことです。通常はパソコンに接続して使用する入力機器になります。
通常のマウス操作はもちろん、ペン型マウスの作業に特化した柔軟な操作性は、細かい調整などにも最適です。手で字やイラストを描くのと同じように、筆圧感知という機能がついていれば筆圧を活かした作品づくりも可能になります。
普段ガジェットに触れることのない初心者にとってはペン型での操作は扱いやすく、本格的に機械で絵を描いている上級者にとっては付属機能などで、今まで以上のクオリティを追求できるなど、幅広い層におすすめできる商品です。
イラストにも写真加工にもおすすめ
板タブの本領を発揮するのが、『イラスト』や『写真加工』などの作業です。
写真加工であれば人物や背景の切り取りなど細かい作業が必要な場合、マウスでは思うような選択ができなかったりもしますが、板タブであればストレスを感じる事なく作業できます。
他にも筆圧感知機能のついているモデルであれば、筆圧がそのまま反映されるので線の太さや色塗りの濃淡など、多彩な表現が可能です。通常のマウスを使うよりも操作性の高い板タブを使うことにより、作業にかかる時間の短縮も期待ができるのが非常に魅力的です。
板タブ (ペンタブレット)以外のおすすめタブレットとは
液晶タブレット
『液晶タブレット』は『液タブ』と略されることも多いペンタブレットです。
板タブとは違い、タブレット部分が名前の通り、液晶画面になっています。パソコンにUSBなどで繋いで使用するのは板タブと同じですが、液晶画面で作業を行えるので板タブよりも慣れるのは早いでしょう。
板タブとの一番の違いは、手元で作業ができるということで、板タブは手元を見ずに作業をする分、慣れるのに時間がかかりますが、手元を見ながら作業ができるので初心者にも向いています。
しかし数万~数十万と板タブと比べて非常に高価。購入には予算と相談する必要があるでしょう。
タブレットPC
『お絵かきタブレットPC』と呼ばれているタブレットPCです。液タブと違い、OSが搭載されているのが特徴です。写真加工やイラストなどのソフトをインストールして使用してみましょう。
他のタブレットと違い、『持ち運びができる』のが最大の特徴。プロの方はもちろん、趣味でイラストを描いたりしたい人にもおすすめです。
iPad
日頃よりデザインや写真加工などで仕事をしてる筆者の目線でもiPadは、CPUやメモリに左右されるとは思いますが作業のサブ機としておすすめな機器です。
手で直接作業することもできますが、やはり細かい作業を行うなら『Apple pencil』を活用しましょう。iPadとApple Pencilの組み合わせは液タブの代わりとして完成に近い形といえます。
おすすめの板タブ (ペンタブレット)の選び方
普段のペンの持ち方・描き方で選ぶ
絵を描いたり、写真の加工をする為に液タブやタブレットPCを使うと、ペンをもつ手や腕が画面を隠してしまい見えないということがあります。しかし板タブは手元を見ずにディスプレイを見て作業を行うため、作業している画面とカーソルだけで、邪魔なものが視界を遮ることはありません。
そしてペンタブレットに付属しているペンにもいろいろな種類があります。スリムタイプ、グリップ付きなど自分に合ったペンを選ぶことも大切。付属のペンではなく、オプションで購入することも可能です。
作業を行うタイプには、『手首を動かすタイプ』と『腕を動かすタイプ』の2通りがあります。手首を動かすタイプは10数センチ、腕を動かすタイプは30センチ以上のストロークがありますので、自分はどちらのタイプなのかを考えて、板タブの大きさを選びましょう。
ディスプレイのサイズで選ぶ
板タブのタブレットには『読取可能範囲』が設定されており、実際の作業ができる入力可能な範囲のことを表します。『入力エリア』や『描画領域』と呼ぶこともあります。
大きなディスプレイと読取可能範囲が合わないと、動かす手の距離とディスプレイ画面の中で動くカーソルの距離の感覚の不一致が起こり、違和感を覚えることが多くなるでしょう。
板タブのサイズは主にS・M・Lの3サイズが主流ですが、一般的に『Lサイズ』は25インチ以上、『Mサイズ』は15インチ以上、『Sサイズ』はノートPCなどで使用する目安として考えてください。
筆圧レベルで選ぶ
板タブや液タブ特有の機能がこの『筆圧レベル』という機能です。筆圧レベルとは、筆圧の強弱を感知するレベルを指します。
たとえば『筆圧レベル:2048』は、筆圧を2048の段階に分けて感知、認識するということになります。つまりこの筆圧レベルが高ければ高いほど微細な筆圧を感知してくれるということです。
中には4096や8192という筆圧レベルもありますが、趣味の範囲で使用するのであれば2048でも十分な使用範囲です。本格的な作画作業に使いたい方は、それらの高モデルを視野に入れてもよいかもしれません。