たとえば海がみたいと思ったときにケガをしてしまっていて動けなかったり、天気が悪かったり、海がとても遠い地域に住んでいたら、海をみにいくのは難しいですよね。
昨今賑わいをみせるYouTubeにも海の動画はたくさんありますが、なんだか味気ない。
そんなあなたにスマホと使える『VRゴーグル』をおすすめです。現実世界にはかないませんが、パソコンやタブレットでみる動画よりもずっとずっと、あなたにホンモノに近い体験をお届けできます。
まずはあなたがスマホですてきなVR体験をするにあたって、VRゴーグルについておさえておきたいことをご紹介していきますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
VRゴーグルのおすすめポイント
そもそも『VRゴーグル』とは、VR体験をするためのデバイスです。『VR』とは『ヴァーチャルリアリティ』、『仮想現実』のことを指し、2016年頃から話題となっています。
スマートフォンの画面に映る映像をこのVRゴーグルのレンズに反映させ、立体視できるのす。360度見渡すことのできるコンテンツの中に入り込んだような体験ができ、いまやその種類もVRで体験できるコンテンツも豊富になり、子どもはもちろん大人も楽しめる現代ならではの娯楽となりつつあります。
VRゴーグルのおすすめ種類
スマホVRゴーグル
VRゴーグルにはさまざまな種類がありますが、もっとも手軽にはじめられるのは『スマホVR』です。スマホVRならVRゴーグルにお持ちのスマホを取り付けるだけでVR体験できます。
メリットはいろいろな機器を準備する必要がないこと。基本的にはVRゴーグルとスマホだけ準備すれば最低限OKです。
デメリットを挙げるとすれば、使用するスマホの性能にVRのクオリティも制限される点が挙げられるかと思います。VRゴーグルは使用するスマホ以上のクオリティはだすことができないからです。
スマホVRを選ぶうえでは、『自分の持っているスマホに対応する機種かどうか』、『ゴーグルの素材は耐久性があるものかどうか』、『別途コントローラーが必要なものかどうか』を確認しながら選びましょう。
ハイエンドVRゴーグル
がっつり映像の世界に入り込んでVR空間を楽しみたいのであれば、『ハイエンドVRゴーグル』がおすすめです。ハイエンドVRなら、高グラフィックを楽しむだけでなく、パソコンと接続することでVR空間の中で実際に動くことも可能です。
自分が移動すれば対象物との距離も近づき、現実に手を挙げればVRの中に自分もそれに連動して手を挙げます。メリットは、よりリアルな体験をすることが可能な点で、デメリットとしては周辺設備に費用がかかる点です。
パソコンもハイスペックなものが必要で、VRのヘッドセット自体も数万円します。ただし臨場感はほかと比べものにならないほどどうせVR体験をするのなら!という意気込みのある方にはおすすめです。
スタンドアロンVRゴーグル
自由にいろいろな場所でVRゴーグルを楽しみたい場合は、ケーブル不要の『スタンドアロンVRゴーグル』がおすすめです。VRゴーグルのヘッドセットだけあれば基本的にはOKで、室内でなければ使えないという制限もありません。
メリットは屋外のイベントに持って行ったり、友人のと一緒に遊んだり場所に囚われずに使用できる点です。また専用コンテンツが充実していることや、装着感もきちんと設計されている点もスタンドアロンVRゴーグルの優れた点です。
デメリットを挙げるとしたら、スマホVRよりはお値段が張るものの、ハイエンドVRゴーグルほどのクオリティはない、という点でしょうか。いずれにしても個人で楽しむ分には申し分ないスペックですのでご安心ください。
VR初心者は手軽にはじめられるスマホVRゴーグルがおすすめ
ここまで読んでみて、VRゴーグルには種類があるのはわかったけど、自分にむいてるのはどの種類のVRゴーグルなのかわからない、という初心者の方もいるでしょう。
それではここからは初心者の方に向けて、スマホVRゴーグルのことをさらに詳しく説明していきたいと思います。
スマホVRゴーグルは初心者の方でも気軽にVR体験を楽しめるデバイスです。
おすすめのスマホVRゴーグルの選び方
価格でスマホVRゴーグルを選ぶ
スマホVRゴーグルを選ぶ時は、購入の目的を見失わないようにしましょう。単純に価格が安いものはよくない、高いものはいいもの、というわけではないからです。
スマホVRゴーグルはVRゴーグルのなかでは比較的安価で購入できるもので、だいたい1万円前後で購入できます。自分の目的がかなえられるものを選び、複数の中で迷ったときら価格を比較する、といった最終決定に価格という指標は利用しましょう。
たとえば安くても自分のスマホが対応していなかったり、やりたかったゲームができなかったり、では本末転倒です。
視野角でスマホVRゴーグルを選ぶ
スマホVRゴーグルを選ぶ時は、『視野角』がどれくらいなのかもきちんと確認しましょう。数値をチェックするのはもちろんですが、可能なら店頭などで実際に装着させてもらって確認するといいでしょう。
人間の視野は水平方向に120度程度、上下に130度程度といわれています。
一方のVRゴーグルの視野角は90~120度です。人間の視野角より狭いとせっかくのVRゴーグルであっても見にくいですし、視野角が大きいほど見やすいといわれますが、視野角が大きいほどVRゴーグルは高額になります。最大でも120度前後のものを選ぶとよいでしょう。
スマホ対応インチサイズで選ぶ
スマホVRゴーグルを選ぶ時は対応するスマホの大きさも確認しましょう。
たとえばiPhoneならiPhoneXとiPhone8では画面の大きさが違います。VRゴーグル対応の機種であるか確認するとともに、そもそも自分の持っているスマホがはまるゴーグルなのかサイズを確認しましょう。
付属のリモコンでVRゴーグルを選ぶ
『リモコン』が付属しているどうかも、スマホVRゴーグルを選ぶ時に重要な点の1つです。
リモコンがないと一時停止をするのにもいちいちVRゴーグルを外さないとならないので、せっかくのVR体験に集中できないこともあるかもしれません。そんなときは手元にリモコンがあると便利なのでぜひ検討してみてください。
レンズ調節機能の有無でVRゴーグルを選ぶ
普段メガネをしている方は、スマホVRゴーグルが使えないと思っていませんか。VRゴーグルはメガネをつけたままでも使用できるものもあるので、メガネのままプレイしたい方は対応したものを選びましょう。
VRゴーグルにはレンズを調節することで、焦点距離を調節できるものがあるので視力が悪い方でも裸眼のまま楽しめるのです。視力が悪く普段コンタクトを使っていないので裸眼でVRゴーグルをするつもりだ、という方はレンズ調節機能のあるVRゴーグルを選びましょう。
ヘッドホン内蔵かどうかでVRゴーグルを選ぶ
『ヘッドホン内蔵』かどうかも、スマホVRゴーグルを選ぶ時にぜひ確認していただきたい点です。VR体験のクオリティを大きく左右するポイントの1つだからです。
『ヘッドホン内蔵型』は、ヘッドホン設定の手間がないのがメリットですが低音質であることが多く、『ヘッドホン非内蔵型』は自分のヘッドホンを接続し設定する手間がありますが、ヘッドホンのスペックしだいで高音質になります。
手間がなく楽しめるものを選ぶか、手間があっても高音質を選ぶか、この二択となるでしょう。
使用感でVRゴーグルを選ぶ
スマホVRゴーグルを使用していると、ついつい夢中になって長時間たってしまいがちです。そんなときVRゴーグルが重いと首が疲れたり肩が凝ったり、体に不調がでてしまうかもしれません。
特にスマホVRゴーグルはほかのVRゴーグルと比べて、ゴーグルを頭に固定するバンドがほかのものより簡易的なものが多いので、できる限り軽いものを選びたいものです。
重いものを選んでしまうとVRゴーグルの使用中ずっと手を添えていなければならないことになりかねません。映画をみる場合などは特に長時間にわたるので、VRゴーグルの重さには注意しましょう。