プライベートはもちろん、仕事や大学でのレポートや論文作成などさまざまな場面で必要な『PC』。PCの中にもビジネス用やゲーム用などさまざまな種類が存在し、それぞれ選び方も異なります。
今回はPCを選ぶ際にチェックするポイントをわかりやすく解説。おすすめのPCをランキング形式でご紹介するのでぜひ参考にしてください。
おすすめのPC選びの注目ポイント
OS
現在販売されているPCの『OS』は、『Windows』と『iOS』の2つが主流です。ユニックスやDOSといったような、自分の手でコマンドを入力して動かすタイプも存在します。
Windows
『Windows』は主にネットサーフィンやエクセル、オンラインゲームなどにPCを利用する方におすすめのOSになります。豊富な周辺機器もWindowsの特徴です。
iOS
『iOS』は主にデザインやレコーディングなど、PCを使って芸術系の作業をする方におすすめのOSになります。
CPU
『CPU』は、コンピューターの脳と呼ばれる役割を担っており、CPUの種類によってPCの快適性が大きく変化します。
有名なCPUはインテルのCore iシリーズ、AMDのRyzenシリーズなどです。『Intel』の『Core i』シリーズは、パソコンに詳しくない方でも比較的扱いやすいCPUですので、PC初心者の方にはインテルのCPUをおすすめします。
AMDのRyzenシリーズは、低価格で購入できるということが大きなポイントです。ただし用途が限られるため、使用目的が明確な方やPCに詳しい方に向いています。
メモリ
『メモリ』はPCの快適性に大きく関わってくる指針です。メモリ容量が増えると動作がスムーズになり、より快適にPCを使用できます。仕事でエクセルやワードを使用する方、ネットサーフィンに利用する方には8GB程度のメモリ容量で十分でしょう。
オンラインゲームや動画編集、楽曲制作などにPCを使用する方は、16GBまたは32GBのメモリ容量をもつPCを使うと、作業がスムーズになります。容量が大きいPCほど価格も上がるため、使用用途と予算のバランスをしっかり考えて選びましょう。
ストレージ
ソフトのインストールや写真や動画の保存に使用されるのが『ストレージ』です。『SSD』と『HDD』、『eMMC』の3種類があります。
SSD
『SSD』は高速読み出しができるという特徴があり、スムーズな作業が可能です。
HDD
『HDD』は比較的低価格で大容量のものが購入できるため、コスパを重視する方におすすめします。外付けのものも販売されているため、容量が足りなくなった場合は別で購入しましょう。
eMMC
『eMMC』はちょうどSSDとHDDの真ん中をとったようなストレージになります。SSDよりも価格は安価ですが、その分性能もSSDより低いです。しかしHDDよりはスムーズに作業ができるため、迷った方はeMMCにするとよいでしょう。
重さ
PCの重さは商品によってさまざまです。自分の用途に合った『重さ』のPCを選びましょう。外へ持ち運ぶ機会が多い方には、軽量モデルの商品をおすすめします。家など、ひとつの決まった場所で使用することを想定している場合には重さを気にする必要がないため、メモリやストレージ容量などを重視して選ぶのがおすすめです。
価格
最近のPCは比較的安価なエントリーモデルで4万円代から、販売されています。しかし安価なノートPCは、組み込まれているパーツも安価なため、容量やスムーズな動作には期待できません。逆に高価なPCにはスペックが高いものが多く、ゲーミングPCのようなハイスペックPCも販売されています。
市販のスペックで満足できないといった方は自作でPCを組んでみるのもおすすめです。同じ値段で市販のPCよりもハイスペックなPCを組めることもあります。
インチ数
『インチ数』とは液晶の大きさのことです。画面は大きいほど見やすくなりますが、その分お値段も上がるので自分の考えている予算とのバランスで選びましょう。
頻繁に持ち運んで使用する方には、インチ数が小さくて軽いノートPCがおすすめです。ゲーミング用なら、20インチ程の大きな液晶の商品を選ぶと迫力が感じられます。映画をPCの画面で楽しみたい方は、30インチ程の特大サイズも販売されているので検討してみてください。
おすすめのPCの選び方
使い方で選ぶ
インターネットやメールで使う
ネットサーフィンやメールにのみPCを使用する場合、PCの性能がそれほど高い必要はありません。低価格で持ち運びの楽なPCを選ぶのがおすすめです。
ビジネスで使う
ビジネスでPCを使用する場合、プレゼンテーションや論文発表などの文章作成の機会もあるので、Officeがはじめから付属されているPCがおすすめです。
一度に多くの作業をこなす方は、メモリの大きさも重視して選びましょう。また持ち運びのしやすい重さ、大きさのPCを選ぶことも大切です。
ゲームで使う
PCでゲームをすることを想定されている方には、ハイスペックなPCがおすすめです。最近ではゲーミングPCといった、それぞれのゲームに適したスペックのPCも販売されています。
具体的にどのゲームをするか決まってない方には、CPUがCore i7以上、グラッフィクボードが付属していて、メモリが16GBまたは32GBのPCがおすすめです。
動画編集で使う
動画編集にPCを使用する方は、大容量かつ高性能なCPUが搭載されたノートPCを選びましょう。動画の容量も大きいですが、動画編集ソフト自体もたくさんの容量を取るので、メモリの容量は8GB以上の商品が好ましいです。
また最近では4Kの動画が増えてきています。4Kの動画編集を考えている方は、Core i9のCPU、32GBのメモリが付属しているPCを選ぶとストレスなく作業ができます。
PCのタイプ別で選ぶ
PCのタイプ別の選び方を解説します。
『2in1 PC』、『15インチノートPC』、『ゲームノートPC』、『液晶一体型』の4つのタイプをご説明します。
2in1 PC
『2in1 PC』とは、タブレットにもノートPCにもなるPCを指します。比較的安価な製品が多く、手を出しやすいのが特徴です。
2in1 PCにはキーボードを360°動かせるタイプと、液晶とキーボードを分離できるタイプがあるので、どちらのタイプがよいかも確認しましょう。
15インチノートPC
『15インチノートPC』は、PCをビジネスで使用する方が扱いやすい大きさになっています。5万円前後で販売されている商品も多いため、比較的手を出しやすいです。そこまで高いスペックを求めず、単に快適な作業を目的とする方には15インチノートPCをおすすめします。
ゲームノートPC
『ゲームノートPC』は通常のノートPCとは違い、グラフィックボードや高容量のメモリが搭載されているため3Dゲームでもスムーズにプレイできます。
デスクトップPCとは違い、スペースを取らず配線もきれいにまとまるのが特徴です。
液晶一体型PC
本体と液晶が一体になっているPCを、『液晶一体型PC』と言います。デスクトップPCでありながら省スペースで、配線も電源だけなのがポイントです。またノートPCよりもスピーカーの性能が高いことが多くなっています。
地デジチューナーを搭載したモデルが多いため、スペースが確保しやすくなっていますが、ノートPCと比べるとかなり重いため、持ち運びや収納が難しいという点には注意しましょう。
おすすめのPCメーカー
PCのメーカーとして有名なApple、NEC、富士通、パナソニック、Dynabook、VAIO、Microsoft、DELL、レノボ・ジャパンについてご紹介します。
Apple
『Apple』はiPhoneで有名なメーカーです。デザイナーやクリエイターの方が多く使用しています。MacのPCはAppleから販売されており、iPhoneと連動できるためiPhoneユーザーの方は扱いやすいでしょう。
NEC
古くから続く日本メーカー『NEC』。軽量で高性能なPCからハイエンドPCまで幅広く展開しており、サポートも充実しています。無線ルーターのレンタルなども行なっているため、回線を考えている方にもおすすめです。
富士通
『富士通』は、高い技術力で開発されたPCが多く販売されているメーカーです。世界最軽量のPCと呼ばれるLIFEBOOK UHシリーズなど個性的な製品も多く、幅広いラインナップが揃っています。
コストパフォーマンス、性能面を重視したい方におすすめのメーカーです。
Panasonic (パナソニック)
『Panasonic』はビジネスマンの方におすすめのメーカーです。耐久性が非常に高く、カバンに入れての持ち運びも安心してできる製品が多く販売されています。
Dynabook (ダイナブック)
ノートPCだけを開発、販売しているメーカー『Dynabook』。約30年の歴史があり、元東芝のPC部門でもあります。どのPCでも2年間のメーカー保証が付いているため、初心者の方でも安心です。
VAIO
SONYから日本産業パートナーズへPC事業が譲渡された際、誕生したメーカー『VAIO』。日本の長野県に拠点があります。ラインナップは少なめですが、性能が良いPCが多いのが特徴です。
モバイルノートPCなど法人向けを中心としたメーカーのため、法人で使用する場合におすすめのメーカーになります。
Microsoft (マイクロソフト)
『Microsoft』は、世界中で使用されているWindowsを手掛けているメーカーです。そのためMicrosoftが販売しているPCは、かなり信頼できるメーカーと言えるでしょう。
価格が10万から30万円代と幅広く、ラインナップが充実しています。
DELL
『DELL』は法人向けのPCだけではなく、ゲーミングPCにも力を入れているメーカーです。DELLのゲーミングPCは本体の形状が独特のため、他のゲーミングPCとは違った雰囲気を味わえます。
デザインにこだわったPCを探している方におすすめのメーカーです。
Lenovo (レノボ)
頑丈でキーボードの操作性が高く、価格も比較的手ごろなのが特徴の『Lenovo』。今後目が離せないメーカーと言っても過言ではないでしょう。ただしマニュアルが無いため、PCの知識を持っている方におすすめするです。