キャンプや車中泊のお供として、1台持っておくと便利な『ポータブル電源』。
今回はポータブル電源の基本的な知識と選び方を解説します。最後にはポータブル電源のおすすめ10選もランキング形式で紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ポータブル電源とは
ポータブル電源の特徴
『ポータブル電源』とは持ち運びできる大容量バッテリーです。電源の確保が難しい場所でキャンプや車中泊をする際によく利用されます。
ポータブル電源はモバイルバッテリーと比べると本体サイズが大きく、充電口もたくさんあるのが特徴です。最近は災害時の予備電源としても注目されています。
ポータブル電源のメリット
ポータブル電源のメリットは、外出先で家電製品を使える点です。
たとえばキャンプにポータブル電源を持っていけば小型炊飯器でお米を炊いたり、プロジェクターで映画を映したり、寒いときは電気毛布で暖まったりできます。使用方法もポータブル電源と家電製品をコンセントでつなぐだけなので、複雑な配線なども必要ありません。
家庭用コンセントやシガーソケット、USBポートなどさまざまな出力にも対応しています。
ポータブル電源を買う前にチェックすべきポイント
ポータブル電源を購入するときにチェックしておくべきポイントは『バッテリー容量 (Wh)』と『家電の消費電力 (W)』の2つです。
バッテリー容量 (Wh)
ポータブル電源のスペックで一番重要だと言っても過言ではないのが、『バッテリー容量』です。日帰り程度の利用なら200Wh、キャンプなどで長時間使うなら400Wh以上のバッテリー容量がおおよその目安です。
バッテリー容量が大きいほど長時間利用できるものの、その分値段も上がり本体の重量も重くなります。自分に合ったポータブル電源を購入するために、目的に応じて「どのくらいのバッテリー容量が必要なのか」をあらかじめ確認しておきましょう。
消費電力 (W)
電化製品を動かすのに必要な電力量を表す『消費電力 (W)』。ポータブル電源にも「出力できる最大消費電力 (W)」が設定されており、それを上回る電力が必要な家電は使えません。
たとえば卓上IHクッキングヒーターなら1000W、小型炊飯器なら200~300Wほどの電力が必要です。ポータブル電源の出力が400Wの場合、小型炊飯器は使えますが卓上IHクッキングヒーターは使えません。
使いたい製品の消費電力とポータブル電源の出力量を確認してから購入するようにしましょう。
おすすめのポータブル電源の選び方
出力ポートで選ぶ
出力ポートとは『充電口』のことです。そもそもポータブル電源の出力には『家庭用コンセント (AC)』『シガーソケット (DC)』『DC出力ポート』『USBポート』の4種類があり、製品によって出力ポートの数や種類が異なります。
4種類すべての出力に対応している製品もあれば、2~3種類しか対応していないかわりに充電口の数が多い製品もあります。使う目的に合わせて適切なポータブル電源を選びましょう。
充電方法で選ぶ
ポータブル電源の充電方法には『家庭用コンセント』『シガーソケット』『ソーラー』の3種類があります。従来はコンセントやシガーソケットからの充電が主流でしたが、最近ではソーラー充電に対応しているポータブル電源も増えています。
事前の充電が足りていなくても天気さえよければ充電できるため、野外での利用や災害時の備えを目的として購入する場合にはソーラー充電対応の製品も検討してみましょう。
重さで選ぶ
ポータブル電源は容量が大きいため、本体が重いという難点があります。車に積んで移動するのならば問題ありませんが、持って歩き続けるのは少し大変です。
平均的なポータブル電源の重量は4kg程度なので、日帰りのピクニックなど短時間の使用がメインならば、2~3kg程度の軽量なポータブル電源がおすすめです。
ポータブル電源のおすすめのメーカー
ANKER
『ANKER』は高品質で安心なメーカーとして、日本だけでなく米国・欧州でも人気です。
ANKERはGoogle出身の青年が立ち上げた会社で、最新の技術を取り入れたスタイリッシュな商品が魅力です。アフターサービスがしっかりしている点も高評価につながっています。
suaoki
『suaoki』はポータブル電源を主力製品としている中国企業です。他にはジャンプスターターやソーラーチャージャーなどの製品を製造しています。
充電方法や出力形式が異なる豊富な製品ラインナップが特徴で、アジア圏のみならず欧米含む海外にも進出しています。