パン派の方の朝食には欠かせない『トースター』。トースターは価格帯の広い製品ですので、モデルによってもちろんできることや特徴もそれぞれ違います。中にはパン以外の食品も手軽に焼けるモデルも。
そんな多種多様のラインナップを誇るトースターは、商品数が豊富な分、たった一つに絞るのも一苦労。そうお悩みの方のためにトースターの選び方を解説していきます。おすすめの商品ランキングもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
トースターの特徴
メリット
オーブンより気軽に使える
トースターはオーブンより気軽に使えます。オーブンでパンを焼くのは大掛かりで時間かかることも。
その点庫内温度を上げやすいのがトースターの特徴です。そのためオーブンとは違い余熱が必要なく、すぐ焼きはじめて問題ありません。
使いどころがたくさん
トースターは使いどころがたくさんあります。パン以外にもから揚げなどの表面をカリッと仕上げるのに便利です。
たしかにオーブンレンジなども、さまざまな料理で使えますが、レンジ機能ではカリッと仕上げられません。またオーブン機能を使うには余熱が必要です。
色々な場面で活用できるオーブントースターは頼もしいですね。
デメリット
工夫しないとすぐ焦げる
アルミホイルを敷くなどの工夫がなければ、トースターはすぐに焦がしてしまいます。温度が上がりやすいトースターだからこその注意です。
焦がさないためにはアルミホイルの使い方がポイント。食品の上をアルミホイルでしっかり覆うと焦げません。程よくカリッとさせたいなら最後の1,2分だけ外せば丁度よいです。
発火に注意が必要
加熱前にヒーターに物が触れてないかチェックしてください。アルミホイルも覆い方によっては、ヒーターにくっついて危険です。
使用したまま席を離れるのは避けるなど、調理の時に気が抜けないのは難点でしょう。
おすすめのトースターの選び方
トースタータイプで選ぶ
トースターには『オーブントースター』と『ポップアップトースター』の2つのタイプがあります。
オーブントースター
『オーブントースター』はさまざまな用途に使えて万能です。トレーに乗せて焼くので食パン専用ではありません。ロールパンやクロワッサンなど高さのあるパンでも使えます。
またコロッケやから揚げの表面をカリッと焼くのも得意です。電子レンジを使えばたしかに中までアツアツにですが、表面の食感をよくするならオーブントースターがぴったり。
いろんな料理にも使えてオーブントースターは便利です。
ポップアップトースター
『ポップアップトースター』はデザインがよくオシャレです。どこかレトロな雰囲気に憧れる方も多いのでは?オーブントースターと違って食パン専用です。
パンを縦に入れるので省スペース。できあがるとポンっと跳ね上がるのがどこか可愛いですよね。分厚すぎるパンや具をのせたパンは焼けない欠点があります。それでもオシャレなトースターで焼くパンは雰囲気も含めておいしいです。
消費電力で選ぶ
消費電力もひとつの目安になります。消費電力の数値が大きいとパワフルで時短に向いてます。ササっと食事の用意ができると嬉しいですよね。家族分の朝食なんかは時間との戦いになります。
1,000Wを目安にすれば問題ありません。使い方によっては1,000Wより低くても大丈夫です。時短するなら消費電力の大きさもチェックしてみてください。
加熱方法で選ぶ
電熱式
『電熱式』は定番の温め方です。トースターといえばまずこれといっていいほど。商品ラインナップが豊富で好みのものを探しやすいでしょう。
石英管というものを使って温めます。庫内の温度を石英管で上げて焼くという流れ。水にぬれても割れたり漏電しないので石英管は安心できます。
スチーム式
『スチーム式』で焼いたパンは食感が楽しめます。ヒーターと熱した水蒸気で加熱する仕組みで、定番フレーズの『外はカリッ中はモチッ』を体験できるのです。
通常の熱くするだけだと水分も蒸発するだけなので、そうしてカサカサしたりカチカチになったりという失敗は多くあります。その一方スチーム式なら、水蒸気を使った加熱なら水分を逃さず仕上げられます。食感を楽しみたい方におすすめです。
遠赤外線式
『赤外線式』は温度を上げるのが早く時短調理にぴったり。方法としては電熱式と似ていますが、特に食品の表面を加熱するのに適しています。
グラファイト管を採用しているとさらにスピーディな加熱に。食品内部の温めが得意な近赤外線ヒーターと組み合わせることもあります。素早い調理には遠赤外線式の加熱がうってつけ。
コンベクション式
『コンベクション式』はムラのない仕上がりが特徴です。ファンで熱風を対流させて焼きますので、単に温度を上げるだけとは違う方法です。
食品全体を熱風で包み込むのでムラなく加熱できます。さらに油を使わないノンフライ料理も作れので、ヘルシー調理に興味を持っている方におすすめできます。
高温調理なのにムラを作らないのがコンベクション式の魅力でしょう。
ディンプル加工
『ディンプル加工』はオーブン内の壁面を凹凸をつけることで熱を均一に反射し、食材をムラなく均等に温める加工です。ミラーガラスのドアにも熱を反射させる効果があります。均一に加熱をしたい方は検討してみましょう。
機能で選ぶ
温度調整機能
トースターは庫内の温度がすぐ高くなるという利点があります。ですがそれもコントロールしにくいとすぐ焦げる原因にも。そこで『温度調節機能』が役立ちます。
温度調整機能で好みの仕上がりに焼けるので、1回で丁度いい焼き加減になってくれると楽です。
メニュー機能
『メニュー機能』を使えば、食パン以外も調理可能です。メニュー機能はかしこく加熱してくれるので、温度調整や焼き時間をトースターにおまかせして簡単にできあがります。
メニューの内容はメーカーや機種によりますが、肉、魚、フライ、スイーツといったものが作れます。気になる方は選ぶとき作りたいメニューがあるかチェックしておきましょう。
何枚焼けるかで選ぶ
サイズの大きいトースターだと一度に4枚のパンが焼けるものも。家族の人数分一度に焼けると手間が掛かりません。ピザを焼くときも庫内サイズが大きいと楽です。
そのかわり置き場所をしっかり確保する必要があります。一度に多く焼きたいか、少なくて問題なしかは使い方によるところ。使い方と置き場所を考えるとサイズ選びしやすいでしょう。