タブレットとノートPCの1台2役を実現させる『2in1タブレット』。持ち運びも便利で仕事に遊びとさまざまなシーンで活躍してくれるので、愛用している方が増えています。
しかしさまざまなメーカーから多種多様な製品が発売されており、どれを購入すればいいのか迷ってしまいます。そこで今回は2in1タブレットのおすすめの選び方と人気商品のランキングをご紹介。自分に合った1台を選びましょう。
2in1タブレットとは
2in1タブレットとはタブレットにもノートPCにも変形ができ、両方の使い勝手を兼ね備えた製品です。動画視聴やアプリを利用したいときにはタブレット形状で、文章を入力したいときにはノートPC形状にするなど使用目的によって変形が可能。
薄型軽量ボディなのが特徴でカバンへの収納もかさばりません。そのため持ち運びが便利というメリットもあります。タッチペンに対応しているのもあるので絵を描いたりメモをとる使い方もできます。
2in1タブレットとタブレットPCの違い
2in1タブレットとタブレットPCは似ている製品ですが、2in1タブレットにはキーボードがついているのでよりPCチックです。そのぶん重量も2in1タブレットの方が重く、タブレットPCの方が軽量な作りになっています。では、それぞれの特徴をみていきましょう。
2in1タブレット
2in1タブレットにはキーボードがついていますが、取り外しが可能でタブレットとしても使用できます。ノートPCに近い製品で仕事に向いている。価格は約4万円~とタブレットPCより高価です。2in1タブレットはノートPCとタブレットをそのときどきで使い分けたい方に向いています。
タブレットPC
タブレットPCは操作をすべて画面内で行うのでスマートフォンの操作性に近いです。キーボードがついていない分軽量で価格も約2万円~と2in1タブレットより安価。2in1タブレットと違い文章入力には向いていないのでパソコンのような使い方はできません。動画視聴やアプリコンテンツの閲覧などに向いているといえます。
2in1タブレットのおすすめポイント
2in1タブレットのおすすめポイントは用途に合わせた使い方ができる、そして低価格で持ち運びのしやすい軽量コンパクトボディという点です。
用途に合わせた使い方ができる
2in1タブレットの大きな特徴はタブレットとしてもノートPCとしても使えるところです。Officeソフトを利用するときはノートPCとして活用。動画視聴やアプリ、ネットサーフィンをするならタブレットとして活用できます。
ディスプレイとキーボードを取り外しできるタイプがあり、タッチパネルに対応しているので用途に合わせた使い方ができるのがおすすめできるポイントです。
低価格で購入可能
ノートPCと比べても低価格で購入可能。性能が高くなればそれだけ価格も高くなりますが、安いものなら約4万円から購入することができ安価な2in1タブレットでも軽作業くらいならスムーズに使うことができます。
持ち運びやすい軽量コンパクトボディ
ほとんどの製品の重量は約1kg前後と軽量です。カバンに入れての持ち運びが便利なため、どこにでも持っていくことができます。持ち運びを優先するなら13インチのタイプがおすすめです。
2in1タブレットのおすすめの選び方
では2in1タブレットの選び方を解説していきます。
タイプで選ぶ
2in1タブレットは『デタッチャブルタイプ』と『コンバーチブルタイプ』にわかれます。
デタッチャブルタイプ
『デタッチャブルタイプ』は液晶とキーボードを完全に分離できるタイプです。外出するときはキーボードを外し、タブレットとして持ち運んだり自宅ではキーボードを装着してノートPCとして使う。さまざまなシーンに適応するので使い勝手に優れています。
キーボードを外せば軽量なので持ち運びが便利なのも大きな特徴です。使用用途がタブレットメインならデタッチャブルタイプがおすすめ。製品のスペックや機能の面では見劣りしてしまいますが、携帯性を考えるならデタッチャブルタイプを選びましょう。
コンバーチブルタイプ
『コンバーチブルタイプ』は液晶とキーボードを分離できないタイプです。画面を回転させればタブレットとして使用できます。テントモードにすれば画面を見るのにベストな角度となるので動画視聴がメインの方におすすめ。
液晶とキーボードが分離できないので重さはデタッチャブルタイプよりありますが、スペックや機能は高いです。製品のスペック重視ならコンバーチブルタイプを選ぶといいでしょう。
CPUで選ぶ
『CPU』とは2in1タブレットにとって中心的な処理装置です。PCの脳としてたとえられることが多く、性能が高ければ高いほど処理速度が速くなります。サクサク動く2in1タブレットを選ぶなら性能の高いCPUを搭載しているものがおすすめです。
CPUの種類は『Core i5』や『Core i7』といった記載で確認することができ、数値が高くなるにつれて処理速度も高くなります。コア数やスレッド数の数値も重要で数が多いほど処理速度が優れたものになります。
メモリで選ぶ
『メモリ』によって作業領域の広さが決まるので、容量の大きな素材を使った作業などを行うなら数値の高いメモリを選びましょう。大容量メモリを選べば動画の編集やマルチタスクも快適に作業できます。
2in1タブレットは後になってメモリの容量を増やすことはできないので、作業の用途に合ったメモリ容量を基準に製品を選ぶのがポイントです。一般的なPCと同じような作業を行うなら16GB以上のメモリを選ぶのがおすすめ。
解像度で選ぶ
タブレットとして使うのがメインで、動画視聴やアプリでのゲームが最優先という方は解像度で選ぶのがおすすめです。解像度は高ければ高いほど色鮮やかできれいな映像を見れます。
主流の解像度は『WXGA』『フルHD』『WUXGA』の3つで、『WXGA』は解像度が低いですがそのぶん安価。『フルHD』と『WUXGA』は『WXGA』よりも価格は高くなりますがそのぶんきれいな映像を楽しめます。
ストレージで選ぶ
『ストレージ』とはデータを長期間保管しておく補助記憶装置のことです。2in1タブレットには『HDD』『SSHD』『SSD』『eMMC』の4種類が利用されており、種類によってデータの読み書きの速度が異なります。
主流なのはスピードも速く電力の消費が少ないSSD。画像や音楽を多く保存したいなら256GB以上、動画を保存編集するなら512GB以上のストレージを選ぶのがおすすめです。作業環境のスムーズさだけを考えるなら128GBで大丈夫でしょう。
端子で選ぶ
2in1タブレットは本体が薄いので側面に接続できる端子が少ないです。そのぶん必要最低限の端子を接続できる製品を選びたいところです。最低でも必要な端子は『USBタイプA端子』と『USBタイプC端子』になります。
USBタイプA端子はマウスやUSBメモリを接続するのに必要。将来的に対応機器が増えるUSBタイプC端子もあると役に立ちます。USBタイプA端子とUSBタイプC端子を搭載しているタイプがおすすめです。
生体認証の有無で選ぶ
『生体認証』付きの2in1タブレットが増えています。セキュリティーの関係からも生体認証があった方が安心ですし、キーボードでパスワードを入力するよりもはるかに便利。
特にタブレットで使用する頻度が多い方は、パスワード入力が面倒だと感じているでしょう。2in1タブレットを選ぶ際には生体認証の有無の確認が大切です。
サイズで選ぶ
2in1タブレットを持ち運ぶ頻度が高いならサイズが重要。13インチ前後のサイズなら軽量なので重さは1kgほどと持ち運びがかなり便利です。カバンに入れてもかさばらないサイズが理想的。
持ち運びは少ないが、作業をメインに行う方は画面の見やすい14インチ以上のサイズを選びましょう。動画視聴やアプリゲームをメインとする方も大きいサイズがおすすめです。
2in1タブレットのおすすめメーカー
では2in1タブレットのおすすめメーカーをご紹介していきます。
Microsoft (マイクロソフト)
『Microsoft』はトップクラスのPCメーカーで、WindowsOSとOfficeの開発元なのが大きな特徴。ハードとソフトを自社で製作しているので、品質が高く高性能な2in1タブレットが多いです。
人気が高いのは『Surface Go』『Surface Pro』『Surface Book』の3機種。価格は高いですがそれに見合った品質を機能を備えているので満足できる2in1タブレットが手に入ります。
ASUS (エイスース)
台湾のメーカーでスマホなどの製造もしている『ASUS』、コスパが高いと評判で安価な2in1タブレットを探している方におすすめです。ラインナップはデタッチャブルタイプの『TransBook』とコンバーチブルタイプの『VivoBook』。
価格で選ぶなら『VivoBook』、性能で選ぶなら『TransBook』がおすすめ。どちらも使い勝手がよくコスパに優れているのが大きな特徴になっています。
HP (ヒューレットパッカード)
『ヒューレットパッカード』は世界でも指折りのPCメーカーで、デザイン性が洗練されており安価な製品が多い特徴のメーカーです。種類も豊富で使用用途や予算に合った製品を選べます。
2in1タブレットは4種類のグレードがあり、全てコンバーチブルタイプになっています。素材にこだわりがある製品なので、質感を重視する方はヒューレットパッカードがおすすめです。