早朝から深夜まで掃除できる静かな掃除機を購入したい方は少なくないでしょう。近年は日常会話レベルの音であるモデル、換気扇と同程度の音であるモデルが急増しています。
そこで今回は、『静かな掃除機』の特徴や選び方から価格情報やスペック情報、クチコミやレビューまで徹底的にご紹介。
静かな掃除機を購入したい方、ぜひ参考にしてください。
静かな掃除機選びにおすすめの目安
静かな掃除機の購入をする場合、約60dB以下の掃除機を選ぶことがおすすめ。dBとは騒音の大きさをあらわす音圧レベルのことです。1m離れた場所にいる人との日常会話は約60dB、換気扇の音は約50dBといわれています。近所の方や隣人に迷惑をかけないためには、日常会話レベルといわれる60dB以下の掃除機を選びましょう。
また吸込口にあるブラシが回転すると、掃除機の運転音は大きくなるといわれています。そのため騒音が気になる方はブラシの回転が調整できるモデルを選択してください。
しかし掃除機の吸引力は音に比例するといわれています。騒音を気にするあまり、吸引力が弱すぎる掃除機を選ばないように気をつけましょう。
おすすめの静かな掃除機の選び方
おすすめの静かな掃除機の選び方をご紹介。ぜひ参考にしてください。
掃除機の種類
掃除機の種類は大きくわけて3つあります。1つ目は『スティック型掃除機』、2つ目は『キャニスター型掃除機』、3つ目は『ロボット掃除機』。3つの掃除機の特徴について解説します。
スティック型掃除機
『スティック型掃除機』の特徴は片方の手で操作できること、場所をとらないスリムなタイプであること。スティック型掃除機は近年主流になりつつあるといわれています。
コードレスタイプのモデルが数多く展開されており、掃除できる領域に制限がかからないことも特徴のひとつ。階段やベランダなど、コンセントがない場所の掃除に最適です。
またハンディクリーナーとして使えるタイプのモデルも登場しているので、細かな領域にも対応できます。
キャニスター型掃除機
『キャニスター型掃除機』は重量のあるモーターにタイヤをつけて転がし、手に持つ部分を軽くしているタイプの掃除機です。日本で古くから親しまれています。
キャニスター型掃除機の特徴は、コンセントから給電するタイプの掃除機なので吸引力をキープできること。
近年では軽量化を重視したモデルやごみ処理が楽なモデルなど、多彩なモデルが登場しています。本体がコンパクトではないため保管する場所が必要になる掃除機ですが、古くから親しまれている人気の掃除機です。
ロボット掃除機
『ロボット掃除機』の特徴は、操作をおこなう必要がなく自動で動いてくれること。ロボット掃除機には大きくわけて2つのタイプがあります。1つ目は従来の掃除機のようにごみを吸い込んで掃除をする吸引タイプ、2つ目は拭き掃除をしてくれる拭き掃除タイプ。
掃除をしたい箇所がじゅうたんのときは吸引タイプ、フローリングのときは拭き掃除タイプがおすすめです。ロボット掃除機を購入する場合、2つのタイプがあることに気をつけましょう。
近年では多彩な機能を搭載したロボット掃除機が急増中。段差を乗り越える機能、センサーで感知することにより落下を防ぐ機能、スマートフォンで遠隔から操作できるWi-Fi機能など、便利な機能は増え続けています。
ただし落下を防ぐ機能は黒いフローリングやじゅうたんでは使用できない可能性があります。注意しましょう。
集じん方式の違い
掃除機の集じん方式は大きくわけて2つあります。1つ目はサイクロン式、2つ目は紙パック式です。それぞれの特徴からメリット、デメリットまで、詳しく解説します。
サイクロン式
『サイクロン式掃除機』の特徴は、ごみやホコリをダストボックスにためること。吸込口から空気とともにごみやホコリを吸い込み、遠心分離してごみやホコリのみをダストボックスへ運びます。
サイクロン式掃除機のメリットは、たまったごみが空気の流れを妨げないので吸引力が落ちにくいこと、紙パックを必要としないこと。デメリットはダストボックスに入るごみやホコリの量が少ないため、こまめにごみやホコリを捨てる必要があることです。また使用するときの運転音が大きめであることもデメリットといえます。
しかし静音を意識したサイクロン式掃除機も増えており、有名なメーカーであるダイソンや国内のメーカーでは、運転音が控えめのサイクロン式掃除機が数多く展開されています。
紙パック式
『紙パック式掃除機』の特徴は、ごみやホコリを紙パックにためることです。
メリットはシンプルな構造なのでリーズナブルなアイテムが多いこと、運転音が50dB台のアイテムが数多く展開されていること。反対にデメリットはごみがたまると吸引力が低下しやすい傾向にあること、吸引した空気が紙パックを通過するため掃除機からでる空気の臭いが気になる可能性があること、紙パックを購入しなければならないことです。
掃除機からでる空気の臭いが気になる方は、紙パックをこまめに交換しましょう。紙パックを交換する頻度は、1か月に1回が目安といわれています。
吸込仕事率
掃除機の吸引力をあらわす指標が『吸込仕事率』です。吸込仕事率はワット数であらわされ、掃除機本体に備わる吸引力がわかります。
ただし吸込仕事率はあくまで目安なので、参考程度に確認しましょう。吸込仕事率は200ワットから500ワットが一般的。吸引力を重視したい方は参考にしてください。
さらに吸引力の高い掃除機を選びたい方は、吸込口の構造を確認することもおすすめ。高い吸引力を求めたい方は、モーター式のヘッドを備えたタイプを選びましょう。
モーター式のタイプは、モーターでブラシを回転させてごみやホコリをかきだす仕様です。そのため吸引力が高まるといわれています。
重量と持ち運びやすさ
重量と持ち運びやすさを重視する場合、『スティック型掃除機』を選びましょう。スティック型掃除機の重量は1キログラム程度といわれており、コンパクトなモデルが多いため持ち運びに便利です。
『キャニスター型掃除機』は持ち手の部分が軽量化されているので、長時間快適に掃除できます。ただし全体の重量は2kg〜5kgほどなので、階段の上り下りや移動のときなどに負担を感じる可能性が否めません。
重量と持ち運びやすさを重視する場合、スティック型掃除機がおすすめです。
付属品
掃除機を選ぶ場合、付属品のチェックは欠かせません。隙間用のノズルや布団用のノズルなど、付属品の確認は必ずおこないましょう。
リーズナブルな価格のモデルは、付属品が別売りの可能性があるので注意が必要です。付属品を別途購入する場合、高価になってしまう場合もあります。付属品のチェックは欠かさないようにしてください。
静かな掃除機の人気おすすめメーカー
静かな掃除機の人気おすすめメーカーをご紹介!ぜひ参考にしてください。
MAKITA (マキタ)
『MAKITA』は業務用製品を中心に電子工具の提供をするメーカー。マキタの掃除機はバッテリーが高性能であるため1回の充電で長時間使用できること、吸引力が高いこと、デザインがシンプルであること、充電用の電池を取り外して充電できることなど、多彩な特徴があります。
MAKITAの紙パック式スティック型掃除機は、新幹線の車内清掃にも使われているため知名度が高いアイテムです。
日立
『日立』はヘッドブラシを搭載した自走式のコードレス掃除機が人気のメーカー。老若男女問わず親しまれています。
コードレスにかかわらずキャニスター型掃除機と同じくらいの吸引力があること、前進時に限らず後進時にもごみやホコリの吸引ができること、手軽に扱えること、バッテリー交換を自力で簡単にできることなど、多彩なメリットがあります。
またダストケースやブラシをワンタッチで外せること、丸洗いできることなど、便利なポイントが満載です。性別や年代を問わず多くの方に愛されています。
東芝
『東芝』はトータルバランスがとれた掃除機が多いことで知られているメーカー。吸引力、操作のしやすさ、手入れのしやすさ、運転時間など、総合的な満足度が高いといわれています。また日本の住宅環境を考えた仕様になっていることも特徴のひとつ。バランスのとれたアイテムを手に入れたい方におすすめします。
東芝の掃除機の中でも人気のアイテムがフィルターレスサイクロンクリーナー。強い吸引力が持続すること、効率的にごみやホコリを吸引できること、コンパクトであること、ごみを高速気流で圧縮する仕組みが整っていることなど、多くのポイントがあります。
総合的に満足できる掃除機を探したい方におすすめです。
SHARP (シャープ)
『SHARP』は国内メーカーの中でも早い段階からサイクロン式掃除機を開発したメーカー。掃除機の種類が豊富なことで有名です。スティック型掃除機やキャニスター型掃除機、サイクロン式掃除機、紙パック式掃除機など、豊富なアイテムを提供しています。
数多くのアイテムの中でも人気のアイテムが、スティッククリーナー。スリムでコンパクトであること、吸引力が高いこと、床に限らず高い場所の掃除にも便利であることなど、多くのポイントがあります。
dyson (ダイソン)
『dyson』は吸引力が高いサイクロン式掃除機を提供する有名なメーカー。パワフルなモーターを搭載した掃除機を数多く展開しています。じゅうたんの隙間に入りこんでしまったごみやホコリも吸引するほど圧倒的な吸引力。吸引力で掃除機を選びたい方におすすめします。
それからごみ捨てがワンタッチでできること、アタッチメントを取り替えるとコンパクトなハンディクリーナーとして使えることなども魅力のひとつです。