2~3人で生活している家庭にぴったりの『冷蔵庫』は、300L前後の商品です。300Lの冷蔵庫は、さまざまな種類があるので、いざ購入したくても迷う方が多いでしょう。どんな商品が合っているのか、機能面でも気になります。
今回は『300L冷蔵庫』の選び方や、おすすめのメーカー・商品について紹介します。買い替えを検討している方、おすすめ商品を知りたい方はぜひチェックしてください。
300L冷蔵庫のおすすめの選び方
ドアの開閉方向で選ぶ
右開き
一般的に多いドアの開閉向きが『右開き』です。日本人は右利きが多いため、右開きの冷蔵庫の取り扱いが多くなります。付近のドアや他の家具家電の位置などにより、右開きが適していない場合もあるので、使う方が開きやすい向きで購入するのが1番です。
部屋の構造上特に問題ないのであれば、商品数が多い右開きの冷蔵庫を選ぶといいでしょう。購入前にキッチンでシミュレーションしておく方法もおすすめです。
左開き
『左開き』の冷蔵庫は全体ではそこまで多くないのですが、300L前後の冷蔵庫では比較的多く取り扱いがあります。有名メーカーの商品であれば、左右どちらも取り扱いしていることが多いです。左利きの方はやはり左開きが使いやすいと感じるでしょう。
壁が右側にある際は、左開きの冷蔵庫を選びます。右利きの方でも、部屋の構造上左開きの300L冷蔵庫がよい場合があるので、チェックしておきましょう。
観音開き
最近多く発売されるようになったのが、『観音開き』の冷蔵庫です。スタイリッシュな見た目と、どんな場所にも置ける便利性で人気が高いです。どちらの開閉がよいか分からない方は、観音開きを候補にいれておくといいでしょう。
商品によっては卵ポケットがないので、必要な方は購入前に確認しておくと安心です。またあまりにも壁に近い場所ですと、壁よりのドアが少ししか開けないことがあります。
ドアの数で選ぶ
大きめの冷蔵庫は2~5ドアの商品が多く、300Lの冷蔵庫であれば3ドアが主流です。冷凍食品を大量に購入したり、食材を冷凍保存することが多い場合は、冷凍室が2つある4ドアや、広め設計の2~3ドアがよいでしょう。
特別冷凍室にこだわりがない方は、種類が多い3ドアが一番使いやすいです。1度購入するとなかなか買い替えをしないので、最初しか選べないドアの数は重要になります。
設置場所で選ぶ
冷蔵庫を設置する場所は主にキッチンですが、放熱スペースのことを考えておくことが大切です。家具とぴったり置きたいと考えがちですが、少しゆとりを持たせる必要があります。放熱スペースを確保するために、上部には5~10cm・左右で5cm・背面は2~5cmが開けれる場所に設置しましょう。
また大型家電である冷蔵庫は、家の設置だけでなく置く部屋に運ぶまでの道の幅なども重要です。寸法よりも10cmほどの余裕がないと厳しいので、購入前に確認しましょう。
消費電力で選ぶ
基本的に365日毎日稼働する300Lの冷蔵庫は、やはり消費電力を気にする方が多いです。省エネモデルを使いたい方は、『省エネ基準達成率』を確認するとよいでしょう。〇〇%と表記されており、この数値が高いほど省エネになります。
商品選びの際に目にする年間消費電力のチェックをしておくと安心です。kWh/年で表記され、数字が小さいほど消費電力が少ないということになります。350kWh/年前後の商品が多いです。
使用人数で選ぶ
300Lの冷蔵庫は大体2~3人向けの容量です。選び方の目安として、『人数×70L+常備100L+予備70L』と覚えておきましょう。生活スタイルや家族の食事量によって変化します。
また1人暮らしの方でも料理が好きな方でしたら、ゆとりのある300Lを選んでも問題ありません。お子さんがいる家庭は、年齢にもよります。少し余裕がある容量を選ぶと安心です。
自動製氷機能の有無で選ぶ
冷蔵庫の便利機能の1つである自動製氷機能は、氷をよく使う家庭におすすめです。普段あまり氷を使わない場合は、重要視しなくても問題ない機能です。水筒を家族で持っていく場合や、飲み物に氷を使うことが多いのであれば、自動製氷機能があると手間が省けます。
勝手に水が足される訳ではありませんので、水の残量チェックや、追加が必要です。定期的な清掃を忘れないようにしましょう。
300L冷蔵庫のおすすめメーカー
SHARP (シャープ)
『プラズマクラスター』で知名度が高い『SHARP』は、300Lの冷蔵庫にも搭載しています。また冷凍室は、たくさん収納できる『メガフリーザー』や、見やすい引き出し式ボックス採用モデルもありとても便利です。冷蔵庫内を清潔に保ちたい方は、候補にいれましょう。
Panasonic (パナソニック)
『Panasonic』の300L冷蔵庫は、真ん中を野菜室しているのが特徴です。野菜をよく使う家庭にぴったりなデザインになります。少し低めの商品もあり、使う人のニーズに合わせた商品です。節電機能の『エコナビ』が生活に合わせて節約してくれます。
三菱
お肉やお魚を冷凍保存することが多い方に嬉しい、『氷点下ストッカー』搭載モデルがあるのが『三菱』です。風味を保っておいしく保存できます。お仕事で忙しい方は、週末まとめ買いして冷凍保存することが多いので、チェックしておきたいメーカーです。
日立
『日立』が発売している300L冷蔵庫は、乾燥しにくく食材を長持ちさせる『うるおいチルド』や、『うるおい野菜室』を搭載しています。食材を長持ちさせたい方に人気です。便利な自動製氷機能もあるので、スリムで機能性の高い冷蔵庫になります。
東芝
『東芝』の300L冷蔵庫は、野菜をおいしく長持ちさせる『うるおいラップ野菜室』を搭載しています。庫内にある水分をキープするため、冷凍室としっかり分かれており、湿度の高い環境です。収納力もあるので、まとめ買いしたい方も安心できます。