携帯性に優れた『7インチタブレット』は、外出先での使用に向いています。SIMフリーなら契約キャリアの縛りがなく、好きなSIMカードを挿入することで月々の通信料を抑えることが可能です。
今回は『7インチSIMフリータブレット』の特徴や商品の選び方、おすすめ商品についてご紹介します。サイズは同じでも性能に違いがあるため、じっくり比較しながら自分に合ったタブレットを見つけてください。さらに『SIMカード』や『SIMフリー』など、いまさら聞けない用語についてもご説明しています。
SIMフリータブレットとは
SIMカードとは
『SIMカード』とはスマホやタブレットなどに挿入されているICカードのことです。カードには、電話番号や契約者の識別番号などが記録されています。Wi-Fi環境が整っていない場所では、SIMカードがないと電話をしたりインターネットに接続したりすることができません。
かつて3大キャリアのdocomo・au・Softbankが販売するタブレットは自社のSIMカードしか使えませんでしたが、2015年以降SIMロック解除できるようになりました。これに伴い、3大キャリアで購入したタブレットでも自由にSIMカードを選べるようになったのです。
SIMフリーとは
『SIMフリー』とは『SIMロック』がかかっておらず、好きなSIMカードを選択できることを指します。docomoで購入したタブレットには通常docomoのSIMカードを使用しますが、SIMロックを解除してもらえば3大キャリア以外のSIMカードが使えます。3大キャリアよりもSIMフリーのほうが月額通信料が安いので、コストを抑えてタブレットを使用したい人におすすめです。
なおタブレットには『SIMフリーモデル』と『Wi-Fiモデル』があります。SIMフリーモデルはSIMカードを挿入することでインターネット回線が使えますが、Wi-FiモデルはWi-Fiで接続するタイプです。外出先などWi-Fiが整っていない場所で頻繁に使用する人は、SIMフリーモデルのほうがいいでしょう。
格安SIMフリーとは
『格安SIMフリー』とは一般的にSIMフリーの総称として使われることが多いです。3大キャリアの通信設備を使用しており、3大キャリアよりも安い通信料で契約できるため格安と言われています。
格安SIMフリーは契約年数の縛りがないため違約金を気にせず乗り換えでき、月々の通信料金も割安です。ただし店頭の窓口が少なくサポートが不十分、キャリアの回線を借りているため通信速度が遅い、安定していないというデメリットもあります。
7インチタブレットのサイズ感
7インチは文庫本とあまり変わらない大きさで、タブレットのなかでもコンパクトです。女性や子どもでも片手でしっかりと持てます。重量が軽く、長時間持っていても手が疲れにくいでしょう。自宅ではもちろんのこと、外出先での使用におすすめです。
ただし画面が小さくて見にくいため、動画やゲーム、電子書籍を本格的に楽しみたいときは向きません。見やすさや画面の迫力よりも携帯性を重視する人にぴったりのサイズです。
7インチSIMフリータブレットのおすすめの選び方
SIMフリー対応可否で選ぶ
SIMフリータブレットを選ぶときは、タブレットとSIMカードの『互換性』を確認しましょう。例えばauで購入したタブレットにauの回線を使用したSIMカードを装着するのは問題ありませんが、docomoやSoftbankの回線を使ったSIMカードだと通信不可能になるケースがあります。
多くのSIMはdocomoの回線を使用しているので、どれを選べば分からない人はdocomo製品を購入するとSIMの選択肢が広がるでしょう。また海外製タブレットは数多くのSIMに対応しているため、海外製品を選ぶのもおすすめです。
OSで選ぶ
タブレットのOSには『iOS』『Android』『Windows』があります。
iOS
『iOS』はApple社のOSで直感的に操作できる分かりやすいユーザーインターフェースが魅力的。Apple社製品同士でアカウントやアプリの連携ができるため、MacやiPhoneユーザーにおすすめです。
Android
『Android』はGoogle社のOSで価格が安く、ホーム画面やキーボードを自由にアレンジできます。
Windows
『Windows』はMicrosoft社のOSで、WordやExcelをよく使用する人に最適です。ノートパソコンにも使用されているので互換性があり、ビジネスユースできます。
通話機能の有無で選ぶ
通信機能つきのSIMフリータブレットなら、音声通話可能なSIMカードを挿入すると音声通話ができます。タブレット1台で通話ができれば、普段はスマホを使っている人でもいざというときタブレットで着信対応ができるでしょう。
また090や080などスマホと同じ電話番号が使えることも魅力的。110番や119番などの緊急通報や0120で始まるフリーダイヤル、0570のナビダイヤルにも発信可能です。
性能で選ぶ
タブレットを性能で選ぶときは、CPUとメモリ容量に着目しましょう。CPUとはパソコンの頭脳のことです。処理能力の速さを示し、単位が高いほど高性能で処理速度が速いと言われています。
メモリ容量とは情報を一時的に処理する作業領域のことです。値が高いほど処理速度が速く、たくさんのアプリを起動させてもサクサク動きます。CPUとメモリ容量が高いタブレットを選ぶとストレスなく作業できるでしょう。
価格で選ぶ
7インチのタブレットの価格は数千円から数万円と幅が広いので、価格で選ぶと分かりやすいかもしれません。価格の高いものは性能が良くてハイスペックで、低いものは能力こそ劣りますが価格を抑えたい人に人気があります。
とくにタブレットをパソコン代わりに使いたい人は高価格なものを、使用目的がネット検索やSNSなどに限定されている人は低価格なものだと求める性能と価格のバランスが取れます。
防水規格で選ぶ
『防水規格』はIPX0〜8などアルファベットと数字で表記されています。末尾の数字が高くなるほど防水性が高いです。IPX4は生活防水レベルで、手洗い時や雨の水滴に耐えられます。IPX5以上になると完全防水レベルになり、IPX8はお風呂で使えるほどです。
基本的にタブレットなどのデジタル機器は水に弱いですが、お風呂で使用したい、屋外で雨が降ってきても故障しないものがいいという人は防水性能の優れた商品を選びましょう。
7インチSIMフリータブレットのおすすめメーカー
ASUS (エイスース)
台湾に本社を置く『ASUS』はパソコン、スマホ、タブレットメーカーの会社です。高品質でコストパフフォーマンスに優れたデジタル機器を世界に輸出しており、『ZenPad』『ZenBook』『ZenFone』などのシリーズを展開しています。
『Zen』は日本語の『禅』を意味しており、無駄のない美しさを追求したシリーズです。タブレットの『ZenFone』は薄くて軽量で、スタイリッシュなデザインが魅力的。独自の映像テクノロジー搭載で映像美も楽しめます。
HUAWEI (ファーウェイ)
『HUAWEI』は中国を本拠地とする電子通信機器メーカーです。『MediaPad』シリーズは大容量バッテリーで電池の持ちが良く、価格が安いのにも関わらず高解像度ディスプレイを使用しています。
迫力のあるサウンドや性能の高さなども評価されており、重くなりがちな動画視聴やゲームも快適。シンプルで美しい外見は高級感があり、操作性に優れているので子どももお年寄りも簡単に扱えます。
Apple (アップル)
『Apple』は『iPhone』や『Mac』を生み出した大人気メーカーです。『iPad Air』『iPad』『iPad mini』などのタブレットを販売しています。
スタイリッシュなデザインで目を引くタブレットは見た目重視の人におすすめで、薄くて軽いため携帯にも最適です。操作性に優れたユーザーインターフェースは使いやすく、美しい画面を楽しめます。さらに本格的な動画編集ができたり、ペンタブレットとしても使用できたりするので、プライベートユースからビジネスユースにまで対応可能。