時計機能にとどまらず、通知や自身の心拍数の確認など幅広い機能を揃えているのが『スマートウォッチ』です。Apple Watchを思い浮かべる方が多いですが、さまざまなメーカーから発売されています。価格や機能の差があるので、どんなスマートウォッチを選べばいいか迷う方が少なくありません。
今回は電車に乗る方には欠かせない『Suica対応のスマートウォッチ』のおすすめメーカーや商品を紹介します。スマートウォッチに興味がある方はぜひ参考にしてください。
Suica対応のスマートウォッチとは
Suicaとは
『Suica』はJR東日本発行の定期券+電子マネーに対応したICカードです。サービス開始当初はJR東日本の中でも首都圏のみに対応していました。2007年から『PASMO』との相互利用が可能となり、利用可能範囲が大幅に広がっています。モバイルアプリやクレジットカードのオートチャージにも対応しており、利用者が多くいます。知名度の高い交通系ICカードの1つです。
最近ではスマートフォンやiPhoneのアプリから、Suicaを使えるようになりました。
現在はApple Watchのみが対応
スマートウォッチ自体は多くのメーカーが発売していますが、Suicaに対応しているのは残念ながらApple Watchのみになります。厳密に説明すると、国内で販売したApple Watch series2以降が対応している機種です。
またSuicaをApple Watchで使用する際に、Apple Payと連動させます。Apple PayはiPhone専用になるので、実質iPhoneiPhone 7/7 Plus以降のユーザーが使えます。しかしAndroidでもSuicaに対応している、スマートウォッチの発売予定があるといわれています。
Suica対応予定のおすすめのスマートウォッチメーカー
Fossil
『Fossil』はアメリカ生まれのアパレルメーカーで、腕時計も人気のアイテムです。Fossilが発売しているスマートウォッチは、NFC支払いという非接触決済サービスが可能です。海外でGoogle Payに対応していることから、今後Suicaにも対応するか期待できるメーカーになります。
MICHAEL KORS
洗練された大人なアパレルブランドの『MICHAEL KORS』からも、スマートウォッチが発売されています。海外ではGoogle Payに対応しており、機能面でも優れた商品を発売しています。今後Suica対応にも期待ができるでしょう。
SKAGEN
デンマーク発のブランドである『SKAGEN』は、シンプルなデザインの腕時計が人気です。スマートウォッチにも対応しており、海外の一部の国では公共交通機関の利用に対応しています。この流れで日本のSuicaにも対応できるかもしれません。
Huawei
中国のメーカーである『Huawei』は、スマートフォンやタブレットでも知名度が高いです。Huaweiから発売されているスマートウォッチも、Android Pay(現Google Pay)に対応しています。正式な発表はないものの、意欲的なコメントを発表しているので、今後の動向に注目です。
LG
テレビなどの家電からスマートフォンなどを製造・販売している『LG』は、スマートウォッチも取り扱っています。現在はAndroid Pay(現Google Pay)に対応した『LG Watch Sport』などを発売しています。今後Suicaへの対応に期待できそうです。
Suica対応のスマートウォッチに関する補足情報
NFCとは
『NFC』とは日本国内でおなじみの『FeliCa』のように、各種リーダーにかざすことで支払いができる規格のことです。『FeliCa』は『NFC』の一種になり別の規格です。『NFC』の中にも種類があり、Suicaに対応した商品・非対応の商品があります。『NFC』対応=Suicaが使えるわけではないので、覚えておきましょう。
Google Pay (Android Pay) とは
『Google Pay (Android Pay)』とは、Androidのスマートフォン専用の決済アプリです。2018年からAndroid PayとGoogleウォレットが統合し、Google Payという名称に変更されました。
Apple Payは利用時に指紋認証や顔認証を行いますが、Google Payの場合は認証がありません。Google Payを使いたい方は、おサイフケータイ対応のAndroidスマートフォンを使用しなくてはいけません。さまざまなクレジットカードや電子マネーに対応しています。