より迫力のある音でテレビ番組や音楽などを楽しむなら『ミニコンポ』がおすすめです。小型ではありますが高性能で便利な製品が、さまざまなメーカーから製造・販売されています。
本記事ではミニコンポについて、特徴や選び方、おすすめ人気比較ランキングとあわせて紹介していきます。製品タイプや音質など、注目すべき点がいくつかあるので、購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
ミニコンポとは
『ミニコンポ』とはCDやテレビ、スマホなどの音声を再生するためのオーディオ機器です。プレーヤー・スピーカー・アンプを一体型にして、小型化したものを指しています。1970年代に発売され、現在までに高性能化が進みました。
音質はもちろん接続方法なども進化して、より便利で使いやすい製品が増えています。
ミニコンポのおすすめポイント
ミニコンポはCDやスマホの音声を、より迫力のある音で楽しめるオーディオ機器です。スマホや音楽プレーヤーのスピーカーで直接音声を流すよりも、綺麗に聞こえやすくなっています。
部屋にBGMを流したい方には、省スペースなミニコンポがおすすめです。ミニと名前についているだけあって、机の上でも置きやすくなっています。自宅でじっくり音楽を楽しみたい方は、ぜひミニコンポを購入してみてください。
ミニコンポのおすすめの選び方
タイプで選ぶ
セパレート型
ミニコンポには主に2種類あります。一つ目は『セパレート型』です。本体とスピーカーが分かれているため、スピーカーを自由な角度で設置できます。スピーカーは設置する場所や方向で聞こえ方が異なるため、自分がいる位置に向けて設置するのがおすすめです。
普段座る場所が決まっている方は、座る椅子などの高さに合わせてスピーカーを設置しましょう。より音が綺麗に聞こえます。
一体型
本体とスピーカーがセットになっているのが『一体型』です。コンパクトな製品が多い傾向にあります。セパレート型とは異なり移動させやすくなっています。自室だけでなくリビングやキッチンにも設置できて、どこでも楽しめる製品です。
接続方法で選ぶ
ワイヤレス接続
普段スマホで音楽を聞く機会が多い方におすすめなのが、『ワイヤレス接続』対応のミニコンポです。スマホのBluetooth機能を使って接続するため、無線接続できます。線が絡まり断線するリスクがありません。
さらに同じ室内であればスマホを移動させても、音声を再生し続けられます。部屋を移動する機会が多い方には、ワイヤレス接続対応のミニコンポがおすすめです。
USB接続
『USBメモリ』や音楽プレイヤーをUSB接続することで、保存している音声データを再生できるミニコンポです。イヤホンやパソコンのスピーカーだけでは音が物足りない方におすすめします。
AUX接続
無線接続に対応していない音楽プレーヤーを接続したいときは、『AUX接続』に対応しているミニコンポを選びましょう。USB接続と同じく有線接続するタイプの製品です。無線接続がよくわからないという方にもおすすめします。
サウンドで選ぶ
ハイレゾ対応
より高音質で音楽を楽しみたいなら、『ハイレゾ対応』のミニコンポがおすすめです。ハイレゾはCD音源で再生できない音まで再生できる音源を指しています。まるで生演奏を聞いているかのような、ダイナミックな音を再生可能です。
最近ではスマホがハイレゾ音源に対応している傾向にあります。同じような高音質で音楽を楽しみたい方は、ハイレゾ対応のミニコンポを購入しましょう。
スピーカーシステム
スピーカーは音声データを音に変えるための装置です。製品によってスピーカーの数が異なります。一つで高音域から低音域まで再生できるスピーカーを、フルレンジスピーカーといいます。構造がシンプルで鮮明な音を楽しめるスピーカーです。
他にも低音域再生ユニットのウーファーや中音域再生ユニットのミッドレンジを搭載している、2WAYスピーカーがあります。また低音域・中音域、そして高音域再生ユニットのトゥイーターを搭載している3WAYスピーカーもあります。
フルレンジスピーカーは2WAY・3WAYスピーカーに比べると、低音や高音が弱いです。スピーカーはユニット数が多いほど高音質となっています。ただ製品によってはユニットごとに異なる音域を再生するため、バランスが取れていない場合もあります。
ですのでミニコンポを購入するときは、なるべくスピーカーの音を直接確認しましょう。
オプション機能で選ぶ
ミニコンポの中にはラジオ機能やNAS機能を搭載している製品があります。ラジオチューナーが搭載されている製品は、災害時にラジオを受信できるため便利です。災害時にスマホが使えない場合は、ラジオ機能搭載のミニコンポを使用してみましょう。
NASとはネットワーク接続して使用する外づけHDDのことです。直接本体にUSBやスマホなどを接続しなくても、Wi-Fi接続で外づけHDDの音声データを再生できます。興味がある方はミニコンポを購入するときに、ラジオ機能やNAS機能を搭載しているか確認してみましょう。
ミニコンポのおすすめメーカー
Panasonic (パナソニック)
大阪府門真市に拠点を置く大手電機メーカー『Panasonic』。ハイレゾを含めたさまざまな音源に対応しているミニコンポを製造・販売しています。コンパクトながらも高音質なミニコンポを販売しているメーカーです。
SONY (ソニー)
東京都港区に本社を置く、オーディオ・通信機器を中心に取り扱っている企業『SONY』。Bluetooth接続でハイレゾ音源を伝送できる、音声圧縮技術LDACを製品に搭載させています。他のメーカーよりもいち早く、ミニコンポをハイレゾ音源対応化させましたメーカーです。
KENWOOD (JVCケンウッド)
『KENWOOD』は日本ビクターとケンウッドが合併したことで誕生した、映像機器・音響機器・無線機器・音楽映像ソフトメーカーです。合併後も各メーカー名で製品を製造・販売しています。
日本ビクターは木製楽器の美しい音色を再現した、木製のウッドコーンスピーカーが有名です。ケンウッドのには優雅なデザインの製品が多いため、デザイン性を重視したい方におすすめします。
Onkyo (オンキヨー)
大阪府東大阪市に本社を構えている、日本の老舗音響機器メーカー『Onkyo』。ミニコンポはもちろん、スピーカー・アンプ・ポータブルオーディオなども取り扱っています。主にセパレート型で独自のアンプ技術WRATを搭載しているミニコンポを、製造販売しています。
WRATによりダイナミックな音声を再生できる上に、ハイレゾ音源対応の製品も販売しているメーカーです。
Marantz (マランツ)
『Marantz』は1953年にアメリカで創立された老舗オーディオ機器メーカーです。高級感溢れるデザインの製品を中心に製造・販売しています。主にセパレート型のミニコンポを取り揃えているメーカーです。
ワイヤレスオーディオシステムHEOSを搭載したモデルが有名で、音楽配信サービスを利用して音声を再生できます。
Pioneer (パイオニア)
『Pioneer』は東京都文京区に本社を置く、日本の電機メーカーです。木目の家具と相性が抜群なデザインのミニコンポを中心に、製造・販売しています。無線接続はもちろん、ラジオ機能を搭載しているモデルも取り扱っています。