自宅でも簡単に音楽や映画を手頃に楽しめる昨今。本格的な音響機器を揃えられる『ホームシアター』が注目を集めています。
この記事ではホームシアターをはじめて購入する方向けに、基礎的な知識や選び方を解説します。さらにおすすめのホームシアターもランキング形式でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ホームシアターの特徴
いろいろなサウンドシステムがある
ホームシアターシステムには主に3種類のサウンドシステムがあります。
サウンドバータイプ
近年は簡単に設置や設定ができ、幅をあまり取らない『サウンドバータイプ』が人気です。サウンドバータイプは、映画などのDVDや動画配信サービスを高い品質の音声で見たい方におすすめです。
セパレートタイプ
『セパレートタイプ』も、コンパクトでスペースをあまり取らないタイプです。スピーカーの追加もできるため、本格的なホームシアターに興味はあるけれど最初に失敗したくないという方は、セパレートタイプからはじめてみましょう。
マルチスピーカータイプ
『マルチスピーカータイプ』は、スピーカーを前方や後方に複数設置して、良質な音を感じられるシステムです。後ろ側にもスピーカーを設置するため、よりダイナミックで立体的な音質を感じられます。
ただし最低でも10畳以上のスペースが必要で、コンセントや動線の位置も考えなくてはなりません。
スピーカーの数が多いほど臨場感UP!
臨場感をより感じたい方はスピーカーの数を増やすのがおすすめです。スピーカーの数を増やすことで音響がより立体的になり、映画館の音に近くなります。
アンプの数は『ch』で表しますが、chの値が多いほど繊細な音響が得られます。
ホームシアターの主な種類
ホームシアターには価格が安いものやシンプルなものから臨場感を味わえるものまで多くの種類があります。ここでは、価格重視の『2.1ch・3.1ch』と臨場感重視の『5.1ch・7.1ch』に大別して解説します。
5.1/7.1chホームシアター
『5.1ch』は低音から高音域を出力するスピーカー5本と重低音もカバーできるサブウーファー1つで構成されています。視聴者の前面だけでなく、後ろにスピーカーを設置することで音の臨場感が格段に上昇します。
Bluetoothに対応するなど機能が充実しており、値段も高くなりがちです。さらに音質をアップしたければ、AVアンプとスピーカーを別に購入すれば、自分だけの音質を楽しめます。
『7.1ch』は2本前後左右にスピーカーを1本ずつ、真ん中に1本、後ろに2本設置します。なお『7.1.2』と表記されていれば、天井にも2本のスピーカーが設置されていることになります。
設置の手間は掛かりますが、5.1chよりもさらに立体的な音響を楽しめます。本格的なホームシアターシステムは『5.1ch・7.1ch』がおすすめです。
2.1/3.1chフロントサラウンドホームシアター
『2.1ch』は前方に左右1本ずつのスピーカーとサブウーファーを設置するだけのシステムです。誰でも簡単に設置ができスペースも取りません。ホームシアターがはじめての方で、値段重視の方におすすめです。
『3.1ch』は、2.1chに1本センタースピーカーを追加したシステムで、2.1chよりも映画などの細かいセリフや音楽のボーカルの声まで聞こえるようになります。
『2.1ch・3.1ch』であっても、一般的なスピーカーと比べてその音響体験は一線を画しています。『5.1ch・7.1ch』ほどこだわる気はないが、質の高い音響空間で映画や音楽を楽しみたいという方におすすめです。
おすすめのホームシアターの選び方
サブウーファーの有無で選ぶ
『メインアンプ』が高音域と中音域をカバーするのに対して、『サブウーファー』は重低音域をカバーします。もし映画などで重厚感のある音を視聴したいのならサブウーファーは外せません。
5.1ch以上のホームシアターにはほとんど確実にサブウーファーが付属していますが、それ以下のchでもサブウーファーを単体で購入することが可能です。自分の好みに応じて自由に選びましょう。
最大出力で選ぶ
迫力ある音を楽しみたい方は最大出力も確認してください。
出力は『db』と表示されています。この数値が高ければ高いほど大きく迫力のある音が楽しめます。
他の機器との接続方法で選ぶ
ホームシアターの性能を活かすためには、他の機器への接続方法も確認する必要があります。
いくら高性能な7.1chのスピーカーがあっても、持っているオーディオ機器やテレビが7.1chに対応していなければ、その性能は活かされません。
テレビに直接つなぐならHDMIケーブルがおすすめ
テレビにホームシアターを直接つなぐなら『HDMIケーブル』がつなげられるか確認します。
家にあるのが安いテレビや海外製のテレビではHDMI端子が足りないことがあります。その場合は追加でHDMIを購入しなければなりません。事前に自宅の端子を確認しておきましょう。
音楽を聴く目的ならBluetooth接続がおすすめ
ホームシアターで音楽を聴きたい場合は、HDMI無線のBluetooth接続がおすすめです。Bluetoothならスマホやパソコンで音楽を視聴できます。