自宅でヘアセットするときに欠かせない『ヘアアイロン』。ひとくちにヘアアイロンと言っても、2Wayタイプやスチーム機能付きなどさまざまな種類があります。中には美容師も愛用するプロ仕様も。自分の髪質やなりたいヘアスタイルに合わせて選びましょう。
今回はおすすめのヘアアイロン10選を紹介します。合わせてヘアアイロンの種類や選び方のポイントも解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてください。
ヘアアイロンのおすすめの選び方
種類で選ぶ
ストレートアイロン
髪をストレートにしたい人におすすめのヘアアイロンです。平らなプレートで髪を挟み込みながら、上から下におろすだけ。熱を加えることで、頑固なくせ毛もストレートにできます。難しいテクニックはいらず、誰でも簡単に扱えるのが魅力です。
また手首を上手に使って、毛先だけをワンカールさせたり、緩やかなウェーブを作ったりもできます。ロングヘアはもちろん、ショートヘアや前髪にも使えます。
カールアイロン
『カールアイロン』はくるんとした巻き髪を作れるヘアアイロンです。別名『コテ』とも言われます。熱したアイロン部分に髪を巻きつけ数秒固定することで、簡単に巻き髪を作れるのが特徴。アイロンのサイズによって、作れるウェーブの大きさが異なります。
毛先のワンカールはもちろん、髪を巻く方向を交互にすれば、ふんわり感の強いミックス巻きも。ナチュラルな緩いウェーブも作れます。少しテクニックは必要ですが、華やかなスタイリングを楽しみたい人におすすめです。
2WAYタイプアイロン
ストレートアイロンとカールアイロンの2役をこなすヘアアイロンです。カールアイロンの形をしていて、ストレート用のプレートが付属している商品と、ストレートアイロンの本体側面が丸みを帯びていて、髪を巻きつけられる商品の2種類があります。
単機能の商品に比べて、使い方にコツがいるのがデメリット。ヘアアイロン初心者には向いていない場合もあるので注意が必要です。ヘアアイロン2台の置き場所に困る人や、より手軽にさまざまなスタイリングを楽しみたい人にはおすすめです。
ヘアスタイルにあったサイズで選ぶ
ショートヘア〜ボブヘア
ショートヘアやボブヘアなど、髪が短い人がヘアアイロンを選ぶときは、アイロン部分が細い設計の商品が良いでしょう。プレートが大きいと扱いにくいだけでなく、火傷の危険も高まります。
ストレートアイロンであれば20~30mmがおすすめ。ストレスなく使えるのはもちろん、毛先のワンカールを強めにかけられます。カールアイロンは26mmを選ぶと良いでしょう。くるんとした綺麗なカールに仕上がります。
ミディアム〜ロング
比較的髪の長いミディアムヘアやロングヘアの人は、アイロン部分のサイズが大きい商品を選ぶのがおすすめです。小さすぎるとスタイリングに時間がかかってしまい、ストレスになりかねません。ストレートアイロンであれば、30mm以上を選ぶのがおすすめ。一度に多くの髪を挟めるので、短時間で効率良く仕上がります。
カールアイロンなら、どのようなスタイリングをしたいかで決めると良いでしょう。32~38mmの比較的太めを選べば、ふんわりとした巻き髪に仕上がります。細めのカールアイロンを使うと、ウェーブ感を強く出せるのが特徴です。
ストレート・ワンカール
ストレートヘアを作るときはストレートアイロンが必要ですが、毛先のワンカールなら、ストレートアイロン・カールアイロンのどちらでも作れます。はっきりとしたワンカールなら26mm程度の細めアイロン、ふんわりとしたワンカールなら32~38mmを選ぶと良いでしょう。
しかしアイロン初心者がストレートアイロンでワンカールを作ると、カクっとした段が出来てしまうことも。アイロンの扱いに慣れないうちは、カールアイロンで仕上げるのがおすすめです。
巻き髪・ウェーブ
カールアイロンはアイロン部分の直径によって、作れるウェーブの大きさが異なります。はっきりとした細かなウェーブを作りたい人は、26mmのカールアイロンがおすすめ。緩やかな優しい雰囲気の巻き髪をしたい人は、32~38mmを選びましょう。
太い髪質の人は、太いカールアイロンだと熱の浸透に時間がかかってしまうので注意が必要。また髪のハリが強いため、緩いウェーブはすぐに取れる危険もあります。ストレスにならないためにも、強いウェーブをかけられる細めのアイロンを選ぶと良いです。
温度で選ぶ
ヘアアイロンを選ぶときは、設定温度も確認しましょう。一般的に設定温度が高いほうが、カールアイロンであればより強い癖を付けやすく、ストレートアイロンであればまっすぐ綺麗に伸ばせます。140度以上のものを選ぶと、素早くスタイリング可能です。
しかしあまりに高温で使用すると、髪を痛めてしまう危険も。切れ毛や枝毛の原因になりかねないので注意が必要です。自分の髪質に合った温度で使用するためにも、温度調整ができるものを選びましょう。
プレートの素材で選ぶ
テフロン
テフロン加工がされたプレートは、滑らかにするすると滑るのが特徴。髪とプレートの間に摩擦が起こりにくく、髪へのダメージや引っ掛かりを減らせます。頻繁にスタイリングをする人や、髪が細くて絡まりやすい人におすすめです。
しかしテフロン加工は剥がれやすいというデメリットがあります。テフロンが剥がれたプレートを使用すると、髪を痛めやすいので注意が必要。一定の期間使用したら、新しいものに買い換えるのをおすすめします。
チタン
髪へのダメージが少ないのが特徴のチタン製のプレートです。プレートが削れにくく、耐久性の高さもポイント。高性能なヘアアイロンで採用されることが多く、テフロン加工に比べて価格が少々高いのがデメリットです。
中には『チタニウムコーティング』と記載のあるプレートも。これはプレートの表面だけがチタン加工されているものなので、一定期間使えば剥がれてしまうことがあります。滑りが悪くなったと感じたら、早めに買い替えましょう。
セラミック
熱の伝導率が高く、すぐに温まるのが特徴のセラミック製のプレート。比較的多くの商品に使用されている素材です。電源をつけてから使えるまでの待機時間が短いので、忙しい朝もストレスなく使えます。熱むらが少なく、スタイリングが決まりやすいのもポイント。
また髪の引っ掛かりが少ないので、プレートに髪が絡みにくいというメリットもあります。髪のダメージが気になる人はもちろん、枝毛や切れ毛に悩む人にもおすすめです。
機能で選ぶ
スチーム機能
髪に蒸気を当てながら効率的にスタイリングできる、スチーム機能付きのヘアアイロンです。スチームの効果で髪に潤いを与えられます。自動でスチームが出るものや、ボタンやタンクを押して水を出すものなど、さまざまな種類があるのが特徴。好みに合わせて選びましょう。
スチーム機能のついたヘアアイロンは、水タンクに水を入れて使うので、本体の重量が重いのがデメリット。旅行などで持ち運ぶときには少々注意が必要です。
イオン機能
ヘアアイロンにはイオン発生機能が付いた商品もあります。ヘアアイロンの熱で毎日スタイリングをするとキューティクルの傷み・はがれが出てきます。ですがイオンを当てることでパサつきを抑え、枝毛や切れ毛を予防。髪の手触りを良くしたい人にもおすすめです。
本体の価格が一般的なヘアアイロンに比べて高いのがデメリット。使用頻度や髪のダメージを考慮して選びましょう。
温まるまでの時間で選ぶ
スタイリングになるべく時間をかけたくない人は、早く温まるヘアアイロンを選ぶと良いです。プレートの起動時間は早いもので30秒、遅いもので2~5分程度。中でもセラミック製のプレートは熱伝導率が良く、立ち上がりが早いのでおすすめです。忙しい朝のスタイリングにもストレスなく使えます。
プレートがチタン製のものやイオン噴射機能などが付いているものは、比較的立ち上がりに時間がかかるので注意が必要です。
重さで選ぶ
ヘアアイロンの重さは使いやすさに直結します。重すぎるヘアアイロンを長時間使用すると腕が疲れてしまい、ストレスになりかねません。特にヘアアイロン初心者には、軽くて扱いやすいものが最適です。
一般的にスチーム機能やイオン発散機能が付いているような高機能なヘアアイロンは、本体の重量が重い傾向があります。このようなタイプは少々重くても高度なスタイリングを楽しみたい人におすすめです。
持ち運びやすさで選ぶ
市販のヘアアイロンの中には、持ち運びのしやすさに優れている商品もあります。コンパクトで軽いのはもちろん、プレートの開閉ロック機能が付いたものがおすすめ。2つのプレートが合わさることで、収納スペースが取られません。
また専用の耐熱ポーチが付いているものであれば、冷め切っていなくても持ち運びができるので安全と言えます。持ち運び中にコードが絡まってしまうのも防げるので一石二鳥。旅行や出張などで、持ち運びが多い人におすすめです。
操作性で選ぶ
ヘアアイロンは操作のしやすさにも着目して選びましょう。設定温度に達するまでかかる時間はもちろん、細かいボタンの押しやすさも重要です。フラットなボタンより凹凸のあるボタンの方が押しやすく、押し間違いが少ないのでおすすめ。
また設定温度がディズプレイ画面に表示される商品であれば、現在何度に設定されているのがが一目で分かります。高度なスタイリングを行う人や、設定温度にこだわりたい人にもおすすめです。
安全設計で選ぶ
自動電源オフ機能
ヘアアイロンの電源を切り忘れると、最悪の場合火災の原因となることもあります。そのためよく電源を切り忘れる人には、自動電源オフ機能が付いたヘアアイロンがおすすめです。自動で電源が切れる時間は、商品によってさまざま。一般的に30分や60分のものが多いです。
時間を置いて複数人で使いたい人などは、あまり早く電源が切れてしまうと、再度温め直す手間がかかるので注意が必要。用途に合わせて選びましょう。
開閉ロック
開閉ロックとはヘアアイロンの2つのプレートを合わさった状態で固定できる機能です。一般的にストレートアイロンによく見られます。本体の側面や下部に付いていることが多く、ボタンやスイッチなどの操作で開閉します。
開閉ロックのメリットはコンパクトに収納できること。カバンの中でも邪魔になりにくいので、旅行や出張などでヘアアイロンを持ち運ぶ機会が多い人にもおすすめです。
海外対応かで選ぶ
旅行や出張で海外に行く機会が多い人には、海外でも使える仕様のヘアアイロンがおすすめです。海外は日本とは電圧が異なり、国によって100~240ボルトとさまざま。せっかく持って行っても使えなければ意味がありません。
海外でも使えるヘアアイロンは電圧が100~240ボルトと幅広いのが特徴。コンセントの形が日本とは異なる国では、変換用のプラグが必要となる場合があるので注意が必要です。
ヘアアイロンのおすすめメーカー
パナソニック
『パナソニック』は言わずと知れた日本の大手電機メーカー。ブランドの信頼性が高く、どの商品も安心して使えるのが特徴です。ヘアアイロンは2Wayタイプやコンパクトタイプ、海外対応タイプなど、幅広い商品を販売しています。
テスコム
『テスコム』は小型家電を多数取り扱う日本のメーカーです。中でも業務用の理美容機器ブランド『Nobby』のヘアアイロンは、高い性能が注目されています。美容のプロはもちろん、一般の人からも人気が高いです。
クレイツ
ヘアアイロンやドライヤーなどの美容機器を多く取り扱いがあります。ヘアアイロンは携帯用や折りたたみタイプ、ブラシタイプなど、種類が豊富。使いやすさと高い品質が魅力で、美容院やサロンでも選ばれています。
ヴィダルサスーン
ヘアサロンの技術と発想が集約した美容家電を販売しています。シンプルなデザインの『ベーシックシリーズ』や、華やかなデザインの『ピンクシリーズ』が人気です。自動でカールを作れる最先端のヘアアイロンも注目されています。
アレティ
ヘアケア商品から電動洗顔器、電動歯ブラシまで、さまざまな家庭用機器を販売する日本のメーカー。『アレティ』のヘアアイロンは、安全性の高さと使いやすさが特徴です。髪質や用途に合わせて、多くの種類の中から選べます。