テレビの音声を臨場感のある大音量に早変わりさせてくれる『AVアンプ』。
特に最近ではサブスクリプションサービスの発達によって、家の中で映画を鑑賞する方も増えてきました。映画館さながらの迫力のある音声を自宅で再現したい方にはAVアンプがおすすめです。
この記事ではのAVアンプの特徴や選び方を初心者向けに丁寧に解説していきます。厳選したおすすめ商品もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
AVアンプとは
『AVアンプ』とは音を増幅させる音響機器で、スピーカーからさらに迫力のある綺麗な音を出すために使われます。エレキギターなど楽器の音を出すときにもアンプは使われますが、AVアンプも同じような役割を担っています。
名前だけ聞くと複雑な機器なのかと感じる人も少なくありませんが、単にレコーダーやオーディオプレーヤーなどに接続し、スピーカーから質の高い音を再生できる機器で、使い方もそれほど難しくありません。
AVアンプとAVレシーバーの違い
『AVアンプ』とは音を増幅させるために使用する機器です。一方で『AVレシーバー』とは、AMFMチューナーが内蔵されているAVアンプを意味します。チューナーが搭載されている点以外では、AVアンプとAVレシーバーは同じです。
つまり、AVレシーバーを購入したとしても、AVアンプと何ら変わらず使うことが可能なので、ほとんど同じ製品として考えて問題ありません。
AVアンプを使うメリット
ではAVアンプのメリットについて説明していきます。
まずAVアンプを使用することで、自宅でもまるで映画館にいるような、大迫力のサウンドで映像を楽しむことができます。最近では自宅にシアタールームを設けたりと、こだわった空間で映画などを楽しむ人も少なくありません。
その場合AVアンプは必須であり、映画の雰囲気が大きく変わってきます。ホームシアター作りを検討している方は、ぜひAVアンプを購入し音響にもこだわってみてください。
AVアンプを使うデメリット
一方でAVアンプを使うデメリットですが、当然ですがお金がかかってしまうという点が挙げられます。
AVアンプは安いものでも2万円程度で、性能が上がれば上がるほど値段も鰻登りになり、10万円を優に超える場合も珍しいことではありません。
周辺機器も一緒に揃えるとなれば、さらにコストがかかるので、こだわりをもてばもつほどそれなりにお金が必要であることは認識しておきましょう。
おすすめのAVアンプの選び方
ch (チャンネル)数で選ぶ
AVアンプを使用するうえで重要なのが、搭載されている『ch (チャンネル)数』です。ch (チャンネル)数は『スピーカーの数』を指しており、1本で1chという数え方をします。
ホームシアターでの最小構成は5.1chとなりますが、現在ではそれ以上のモデルとして、7.1chや9.1chなどもあります。
対応フォーマットで選ぶ
AVアンプを購入するにあたり、対応しているフォーマットで選ぶ方法があります。
今回は『Dolby Digital』『DTS』の二種類について詳しく解説していきます。
Dolby Digital
『Dolby Digital』は現在のトレンドとなるフォーマットで、Dolby Laboratories社が開発した、デジタル圧縮・再生の方式です。このフォーマットは主に映画やゲーム機で採用されており、AVアンプを選ぶうえで、まさにチェックしておくべきフォーマットのひとつといえます。
さらに組み方次第で立体的な音を表現できることから、まるで劇場にいるような音の聞こえ方も再現できます。
DTS
『DTS』とは、DTS社が開発した音声のデジタル圧縮や再生の方式で、『Digital Theater Systems』を略したものです。DVDの一部の製品には、オプションとしてDTS音声が収録されています。
基本的には5.1chで使用されることが多いですが、サラウンドセンターを加えて拡張することも可能です。最近では、サラウンドセンターを2つ加えた5.1.2chという構成にすることで、より立体的な音の表現が可能になりました。
HDMI端子の数や映像方式で選ぶ
AVアンプはHDMI端子を使うことで、ブルーレイディスクプレーヤーやゲーム機などに接続できます。いくつかの機器に繋げて切り替えを行いたい場合は、HDMI端子の数を事前に確認しておきましょう。
自宅のテレビが4KやHDRの方もいるかもしれませんが、機種によってはこういった最新映像技術に対応していない場合もありますので、チェックしておくとよいでしょう。
サイズで選ぶ
AVアンプを選ぶ場合性能面だけでなく、機器自体のサイズもきちんと確認しておいてください。自宅ではテレビラックにAVアンプを置かれる人が多くいますが、場合によってはサイズが大きすぎて収まりきらないことも考えられます。
一般的なAVアンプのサイズは、幅が約40cm、高さは約15cmといわれていますが、当然商品によって大きさは異なります。設置場所を確保していたとしても、AVアンプ自体が入らなければ意味がありませんので、不安な方は、薄型のAVアンプを探してみてください。